輸出仕様の試乗記事などがすでに出回っており、ファンをやきもきさせていたスズキ 新型カタナだが、ついに国内仕様が正式発表された。発売は5月30日だ!
新たなるストリートバイクの伝説を鍛造する!
刀鍛冶が鋼を叩いて鍛え上げるように、燃料タンクから車体先端まで研ぎ澄まされた刀のようにシャープで流れるようなラインをあしらい、角型のLEDヘッドランプや刀の切っ先をイメージした造形のLEDポジションランプなどにより、伝説的なGSX1100S KATANAの特徴的な顔つきを再現。スズキ初となるターンシグナル付きスイングアームマウントリヤフェンダーを採用し、車体後部のシート下をすっきりとさせた外観に仕上げた。
車体は軽量アルミフレームにGSX-R1000ゆずりの998cc直列4気筒エンジンを搭載。このエンジンはR1000の中でも名車と呼ばれるK5(2005年型)がベースとされている。また、車体全体ではGSX-S1000がベースではあるものの、エルゴノミクスやエンジンの出力特性まで調律され、あらたなストリートバイクとして生まれ変わったものだ。ワンプッシュでエンジン始動が可能なスズキイージースタートシステムや、スムーズな発進を補助するローRPMアシスト機能を採用するなど、街乗りでの扱いやすさにも配慮がなされた。
【SUZUKI KATANA】主要諸元■全長2130 全幅835 全高1110 軸距1460 シート高825(各mm) 装備重量215kg)■水冷4ストローク並列4気筒 DOHC4バルブ 998cc 148ps/10000rpm 10.9kg-m/9500rpm 変速機6段 燃料タンク容量12L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●価格:151万2000円 色:銀、黒 ●発売日:5月30日
伝説の元ネタとなったのはこちら
1980年、ドイツで開催されたケルン インターモトショーにプロトタイプが出品された「GSX1100S KATANA」は、ハンス・ムート率いるターゲットデザインによるデザインで、ケルンの衝撃と呼ばれるほどのインパクトを世界中に与えた。翌1981年には欧州で発売、1982年には国内仕様としてGSX750Sが発売された。以降、途中に休止期間を挟みつつ1991年にGSX250S,1992年にGSX400S、1994年にはついに国内でもGSX1100Sが発売され、その1100Sは20世紀の終わりまで約20年にわたって基本デザインを変えないまま販売された。
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