ヘリテイジ系と真逆の現代的かつ過激なルックスを持ち、SS由来の強心臓を搭載するモデルも多数――。「ストリートファイター」や「スーパーNK」と呼ばれるマシンが居並ぶ。外国車は排気量やエンジン型式も個性豊かだが、中でも「ウイング」を備えた新型ブルターレに視線が集中している。
WEBヤングマシンで全33回にわたってお送りした新車アルバムをまとめたのがこのページ。カテゴリー別に分け、さらには排気量区分によりライバル車を直接比較しやすいように各ページにまとめてある。記事があるも[…]
- 1 2、3、4気筒が揃い、走りの思想も自由な外国車勢
- 2 MVアグスタ ブルターレ1000セリエ・オロ:レース技術導入のモンスターモデル
- 3 BMW S1000R:先代S1000RRをネイキッドに
- 4 BMW R1250R:ボクサーツインは新世代バージョン
- 5 KTM 1290スーパーデュークR:ビッグVツインのどう猛なビースト
- 6 ドゥカティ モンスター1200/S/R:刺激を詰め込んだモンスターの旗艦
- 7 トライアンフ スピードトリプル S/R/RS:異色ネイキッドのパイオニア的存在
- 8 アプリリア トゥオーノ V4 1100RR/ファクトリー:旗艦モデルのネイキッド版
- 9 KTM 790デューク:力強さと軽さをハイレベルに融合
- 10 ドゥカティ モンスター821/ステルス:ステルス新登場のスタンダード系
- 11 トライアンフ ストリートトリプル S/RS/R LOW:高次元バランスのミドルトリプル
- 12 ドゥカティ モンスター797/797+:空冷エンジンのエントリーモデル
- 13 MVアグスタ ブルターレ800RR アメリカ:伝説のアメリカを現行3気筒で構築
- 14 MVアグスタ ドラッグスター800RR アメリカ:アメリカ最新作は世界限定200台
- 15 アプリリア シヴァー750:基本性能に優れるナナハンスポーツ
- 16 ハーレーダビッドソン ライブワイヤー:ファン性能も追求した新時代電動モデル
- 17 オートバイの写真をまとめて見る
2、3、4気筒が揃い、走りの思想も自由な外国車勢
MotoGPやスーパーバイクの最先端マシンが装備するウイングレットを、公道用市販車、それも1000ccネイキッドに装着してしまったのがイタリア・MVアグスタのブルターレ1000セリエ・オロだ。ラジエターサイドに装着されたウイングは、ネイキッドモデルとしては異例の208psを発揮するエンジンパワーでフロントが浮き上がるのを抑えるため。そのスタイリングは、ミラノショーことEICMA 2018で「最も美しいモーターサイクル」に選出されている。
ほかにもドイツのBMWやオーストリアKTM、イギリスのトライアンフなどが各車各様の個性を主張し、イタリアンのドゥカティやアプリリアが華やかさをもたらす。日本車と同様に、高性能高価格帯のリッター&リッターオーバークラスと、程好い排気量で走りが楽しいアッパーミドルクラスという構成になっている。
ハーレーダビッドソンが投入予定の電動スポーツネイキッドにも注目したいところだ。
MVアグスタ ブルターレ1000セリエ・オロ:レース技術導入のモンスターモデル
スーパーバイク世界選手権で培われた技術を惜しみなく注ぎ込んで開発され、’19年に全世界300台限定発売。センターカムチェーン方式やラジアルバルブ配置といったMVアグスタ4気筒の伝統を守りながら、わずかなパーツを残して設計を根本的に見直したエンジンを搭載。新開発ECUとフルマルチマップのライドバイワイヤ機構、IMU(慣性計測装置)で電子デバイスを制御する。前後サスはオーリンズ製のセミアクティブタイプ。ラジエターサイドのウイングが、ダウンフォースを高める。
スーパーバイク世界選手権で培ったレーシングテクノロジーを全て注ぎ込んだ唯一無二のネイキッドスーパースポーツ『BRUTALE 1000 Serie Oro(ブルターレ1000セリエオロ)』が誕生した。す[…]
BMW S1000R:先代S1000RRをネイキッドに
ベースモデルは’19年型で刷新されたが、ハイパーネイキッドのS1000Rはカラー チェンジのみ。黒が新登場して、白×青×赤はHPモータースポーツ仕様の位置づけとなった。日本仕様はプレミアムラインで、ABSプロやライディングモードプロ、セミアクティブサスのDDCが標準装備される。
BMW R1250R:ボクサーツインは新世代バージョン
R1200Rの後継として、’19年型で導入されるロードスター。排気量が従来型より84cc拡大され、新たに可変吸気バルブタイミング&リフト機構を備えた、最新のボクサーツインエンジンを搭載。外装類のデザインが刷新され、6.5インチフルカラーTFTメーターの採用なども施されている。
2018年10月のインターモトショーから11月のミラノショーにかけて、世界のニューモデルが一気に登場したことは記憶に新しいだろう。WEBヤングマシンでは新車情報を逐一お届けしてきたが、本特集「2019[…]
KTM 1290スーパーデュークR:ビッグVツインのどう猛なビースト
KTMが得意とするトレリス構造の鋼管フレームに、大排気量の水冷Vツインエンジンを搭載。WP製の前後サスとブレンボ製ブレーキで武装する。コーナリングABSは、後輪のみ解除のスーパーモトモードも選択可。’19年型は、よりアグレッシブな印象を与えるニューグラフィックをまとう。
2018年10月のインターモトショーから11月のミラノショーにかけて、世界のニューモデルが一気に登場したことは記憶に新しいだろう。WEBヤングマシンでは新車情報を逐一お届けしてきたが、本特集「2019[…]
ドゥカティ モンスター1200/S/R:刺激を詰め込んだモンスターの旗艦
’17 年型で大幅刷新が施された、モンスターシリーズの頂点が1200。テスタストレッタ11°DSエンジンを、鋼管製トレリスフレームと組み合わせる。上級版のSは、オーリンズ製の前後サスなどを採用。最強仕様のRは、軽量シートレールやアルミ鍛造ホイールを装備し、最高出力5馬力増だ。
2018年10月のインターモトショーから11月のミラノショーにかけて、世界のニューモデルが一気に登場したことは記憶に新しいだろう。WEBヤングマシンでは新車情報を逐一お届けしてきたが、本特集「2019[…]
トライアンフ スピードトリプル S/R/RS:異色ネイキッドのパイオニア的存在
初代登場は’94年にまでさかのぼる。現行シリーズは’16年型から。並列3気筒エンジンをアルミ製フレームに搭載し、標準仕様のS、オーリンズ製の前後サスなどで武装したR、10馬力アップのパワーユニットを持ちコーナリングABS&トラコンなどの電子制御機構を備える最強のRSが選べる。
2018年10月のインターモトショーから11月のミラノショーにかけて、世界のニューモデルが一気に登場したことは記憶に新しいだろう。WEBヤングマシンでは新車情報を逐一お届けしてきたが、本特集「2019[…]
アプリリア トゥオーノ V4 1100RR/ファクトリー:旗艦モデルのネイキッド版
フラッグシップスーパースポーツのRSV4をネイキッド化する手法で設計されているが、公道走行に適したスポーツ性を実現するため、排気量はベースモデルより拡大されている。’19年型は、RRが車体色変更を受け、上級版のファクトリーはオーリンズ製セミアクティブサスが新搭載された。
ミラノショー(EICMA 2018)で発表されたアプリリアのコンセプトRS660は、そのエンジン形式と排気量の選定や、高い技術力によって極限までシンプル化されたフレームワーク、そしてRSV4を超えると[…]
KTM 790デューク:力強さと軽さをハイレベルに融合
’18 年型で新登場。KTM初となるパラレルツインレイアウトのエンジンは、75度位相と435度の爆発間隔により、同社の旗艦モデルが使うVツインに近いフィーリングに味つけ。鋼管製フレームは、同社を象徴するトレリス構造ではなくダイヤモンド型で、車体の小型軽量化につなげている。
KTMが誇るネイキッドのデュークシリーズにブランニューの790DUKEが国内に登場。これに合わせて2018年4月12日、筑波サーキットのコース1000でサーキット試乗会が開催された。本誌メインテスター[…]
ドゥカティ モンスター821/ステルス:ステルス新登場のスタンダード系
車体基本設計を1200と共有しながら、両持ち式スイングアームやベーシックな前後サスを使い、フレキシブルなミドルネイキッドにまとめてある。’19年型で新登場したステルスは、フルアジャスタブルの前サス、マイクロビキニカウルやクイックシフターを装備し、専用カラーリングをまとう。
2018年11月4日(日本では5日)、ドゥカティがミラノショーに先駆けてプレスカンファレンスを実施し、パニガーレV4R(PANIGALE V4R)などの2019年モデルを初公開した。 大幅刷新したディ[…]
トライアンフ ストリートトリプル S/RS/R LOW:高次元バランスのミドルトリプル
アルミ製ツインスパーフレームに、トルク特性に優れるミドルクラスの3気筒エンジンを搭載。ベーシックなS、ハイグレードな前後サスやブレーキを搭載してライディングモードが5種類から選べるRS(’19年型で新色の黒が追加)、専用のサスとシートでシート高を低減したRローがある。
MotoGP・Moto2クラスの独占エンジンサプライヤーとなることを発表したトライアンフ。現在のホンダエンジン(CBR600RRベース)によるレースは2018年までで、2019年以降のMoto2クラス[…]
ドゥカティ モンスター797/797+:空冷エンジンのエントリーモデル
鋼管トレリスフレームに空冷のデスモデュエエンジンを搭載し、ドゥカティ全体のエントリーモデルともなっているスタイリッシュなベーシックネイキッド。プラスはメーターバイザーとシングルシートカバーを標準装備。’19年型では、カラーまたはグラフィックに変更を受けている。
2017年モデルで空冷のモンスターが復活。’93年の初代モンスター900の古き良きデザインを踏襲した伝統のモデルを岡崎静夏選手と丸山浩さんがテストした。 ※ヤングマシン2017年9月号より 優雅にテイ[…]
MVアグスタ ブルターレ800RR アメリカ:伝説のアメリカを現行3気筒で構築
ブルターレ800RRがベース。’70年代名車の750Sアメリカをオマージュしたモデルで、星条旗をイメージさせるカラーリングが与えたスペシャル仕様だ。ベースモデルは、3種類のエンジンマップや8段階のトラコンなどの電子制御を採用。メインフレームは鋼管トレリス構造となっている。
MVアグスタ ドラッグスター800RR アメリカ:アメリカ最新作は世界限定200台
日本では’19年2月に発売開始。ブルターレ800の派生型となるドラッグスターシリーズのうち、美しいスポークホイールなどを専用装備した800RRに、’70年代名車にインスパイアされた星条旗がモチーフのカラーリングを与えている。トップブリッジにはシリアルナンバーなどが刻印される。
数々のロードレース世界選手権を制した輝かしい歴史を有するイタリアの名門バイクブランド・MVアグスタ。1997に復活を遂げて以降、精力的に活動を展開している同社が、同じくイタリアの名門タイヤブランド・ピ[…]
アプリリア シヴァー750:基本性能に優れるナナハンスポーツ
トレリス構造の鋼管部とアルミ製サイドパネルを組み合わせたメインフレームに、同社で初めてライドバイワイヤを採用した水冷90度Vツインエンジンを搭載。車体右側オフセット配置のリヤサスや、アップタイプのマフラーも特徴とするネイキッドだ。エンジンマップを3種類から選べる。
「バイク界の〇スポ」と栄誉ある称号をいただいているヤングマシン(略称ヤンマシ)は、妄想とガチスクープを虚実織り交ぜてお送りしているバイク雑誌。今年も多くのスクープで誌面を賑わせて(お騒がせして?)きた[…]
ハーレーダビッドソン ライブワイヤー:ファン性能も追求した新時代電動モデル
アメリカ本国では今年8月に発売が予定されている電動モデル。0-60マイル(約96km/h)が3.5秒以下という、リッタースポーツに迫る加速性能を持ち、フル充電で110マイル(約177km)の航続距離を達成していることが、すでに発表されている。コネクテッド機能により、バッテリーの残量や充電に要する時間をスマートフォンで確認したり、最寄りの充電スタンドを探したり、車体内蔵のGPSで盗難時に追跡ができる。IMU(慣性計測装置)を、コーナリングABSやトラコンの制御に活用する。
ハーレー・ダビッドソンの電動モーターサイクル「ライブワイヤー」が米ラスベガスの家電見本市・CES2019に登場、スペックなど詳細のほか、アメリカ国内での価格が2万9799ドル(約321万円)からと発表[…]
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