世界の新車総図鑑(アプリリア&KTM)

2018年10月のインターモトショーから11月のミラノショーにかけて、世界のニューモデルが一気に登場したことは記憶に新しいだろう。WEBヤングマシンでは新車情報を逐一お届けしてきたが、本特集「2019世界の新車総図鑑」にてここまで判明しているラインナップをあらためて整理しておきたい。本稿ではアプリリア(イタリア)とKTM(オーストリア)の2019年モデル情報についてまとめた。

[新型]アプリリア RSV4 1100ファクトリー:排気量拡大で16psアップ、ダクトウイングも装備

アプリリアのスーパースポーツRSV4 1000FACTORYが’19モデルで排気量をアップし、1100 FACTORYへと生まれ変わった。そのパワーは従来の201psから16ps増しの217psへとアップ。その一方で新型チタンマフラーやボッシュ製リチウムバッテリーなどの採用により、車重は1000RRより5kg軽い199kgとなった。ほかにも車体各部が寸法含め見直されている。オーリンズ前後サスやブレンボの最新Stylemaキャリパーなど装備も豪華だが、極め付けは新採用のウイングレット。ドゥカティのパニガーレV4Rと並び、今後はスーパースポーツでもダクトウイングが欠かせないトレンドとなりそうだ。

RSV4 1100 FACTORY

主要諸元 ■全長2052 全幅735 全高未発表 軸距1439 シート高851(各mm) 車重199kg ■ 水冷4ストV型4気筒DOHC4 バルブ 1078 cc 217ps/13200rpm12.4kg-m/11000rpm 燃料タンク容量18.5L ■ブレーキ F=Wディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=120/70ZR17 R=200/55ZR17(写真色:マットブラック)

[コンセプト]アプリリア RS660 コンセプト

小排気量からステップアップする若い世代が、公道やサーキットでもっと手軽に本格スポーツを楽しめるようにとアプリリアが考えたコンセプトモデルだ。新設計のコンパクトな660cc並列2気筒エンジンを核とし、軽量化とコンパクト化を優先してピボットレスとしたアルミフレームを採用。空力特性に優れたデザインの外装でまとめあげるという構成となっている。これは欧米だけでなく、アジアの入門ミドルクラス市場も見据えての戦略とされる。

RS660 CONCEPT

主要諸元 ■全長・全幅・全高未発表 軸距・シート高未発表 車重未発表 ■水冷4スト並列2気筒 660cc 馬力・トルク未発表■ブレーキ F=Wディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=120/70ZR17R=180/60ZR17

[新色]アプリリア RSV4 1000 RR

RSV4シリーズの最上位版であるFACTORYは1100となったが、STDにあたるRRは1000のままで’19モデルが販売される。カラーリングはブラック×ダークグレーとブラック×シルバーグレーの2色が用意され、ともに赤いホイールで足元を引き締めている。前後オーリンズサスの1100 FACTORYに対して、RRはザックス製のショックユニットを採用。ブレンボ製のフロントブレーキキャリパーもStylemaより1世代前のM50となり、ウイングレットも未装備だ。

RSV4 1000RR

主要諸元 ■全長2055 全幅735 全高未発表 軸距1441.6 シート高853(各mm) 車重204kg ■水冷4ストV型4気筒DOHC4 バルブ 999.6cc 201ps/13000rpm 11.7kg-m/10500rpm 燃料タンク容量18.5L ■ブレーキ F=Wディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=120/70ZR17 R=200/55ZR17(写真色:リヴァッツァグレー)

[新色]アプリリア トゥオーノ V4 1100RR/ファクトリー

RSV4譲りのV4エンジンを持つハイパーネイキッドで、こちらが先に1100cc化を果たしていた。ただ、公道向けにチューンされているため最高出力は175psとなっており、低中速域のトルクバンドを重視したものとなっている。機械調整式のザックス製サスを持つRRのほかに上級版のFACTORYがあり、こちらはオーリンズ製スマートEC2.0のセミアクティブサスだ。’19モデルでは諸元変わらず、RRには2つのニューカラーが設定されている。

Tuono V4 1100RR FACTORY

主要諸元 ■全長2070 全幅810 全高未発表 軸距1450 シート高825(各mm) 車重209kg ■水冷4ストV型4気筒DOHC4 バルブ 1077cc 175ps/11000rpm 12.3kg-m/9000rpm 燃料タンク容量18.5L ■ブレーキ F=Wディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=120/70ZR17 R=200/55ZR17

[モデルチェンジ]アプリリア SX50

欧州の入門クラス用にアプリリアではこれまで2スト50モタードのSX50/FACTORYがラインナップされていたが、’19ではもっと手軽に乗れるようにとローシート版のSX50を設定。フレームやサスペンションをリファインしてシート高を55mmダウンの815mmとした。これにグリーンのアクセントが映える車体色を設定。赤い車体色のFACTORYと差別化している。パワースペックは未発表だが、ユーロ4にもしっかり対応しているモデルだ。

SX50

主要諸元 ■全長2020 全幅830 全高未発表 軸距1365 シート高815(各mm) 車重104kg ■水冷2スト単気筒 50cc 馬力・トルク未発表 燃料タンク容量7L ■ブレーキ F=ディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=100/80-17 R=130/70-17(写真色:グリーンエナジー)

[新型]KTM 790 アドベンチャー

790DUKEをベースに開発されたアドベンチャーモデル。新世代LC8cツインエンジンを搭載し、コーナリングABSやオフロードABS、トラクションコントロールを標準装備する。また、重心を低めに設定することで操作性の向上とライダーの動きやすさの確保を図っている。

790 ADVENTURE

主要諸元 ■シート高830/850(各mm) 車重189kg(乾燥)■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 799cc 95ps 8.97kg-m 20L ■タイヤサイズ F=90/90-21 R=150/70-18

[新型]KTM 790 アドベンチャー R

KTMのレースのDNAに由来する本格的なアドベンチャーモデル。長距離の移動では、2つのバランサーシャフトが振動を最小限に抑える。フルカラーTFTディスプレイは走行に必要なメーターが表示されるほか、ABSのオン・オフ、ライドモードの選択ができる。

790 ADVENTURE R

主要諸元 ■シート高880mm 車重189kg(乾燥)■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 799cc 95ps 8.97kg-m 20L ■タイヤサイズ F=90/90-21 R=150/70-18

[新型]KTM SX-E 5

「純粋な初心者でも乗りやすいマシン」をコンセプトに作られた電動モトクロッサー。5kWのピーク性能を備えたモーターは防塵防水構造のためメンテナンスフリーだ。ライドモードは6つからパワー特性ごとに選ぶことができ、初心者であれば2時間以上、最速でも25分ほど走ることができる。また、シート高は698mmと653mmの2段階に調整できる。

SX-E 5

主要諸元 ■未発表(Photo by Mitterbauer H.)

[モデルチェンジ]KTM 690 SMC R

スーパーモトトラックで開発されたシャーシに、最新の690LC4エンジンを新たに搭載。電子機器も一新されライドモードを「ストリート」「スポーツ」から選べるほか、クイックシフターやライド・バイ・ワイヤスロットル、スリッパークラッチを標準装備している。

890 SMC R

主要諸元 ■シート高890mm 車重147kg( 乾燥) ■水冷4スト単気筒OHC4バルブ 690cc 74ps 7.49kg-m 13.5L ■タイヤサイズ F=120/70ZR17 R=160/60ZR17

[モデルチェンジ]KTM 1290 スーパーデューク GT

’19年モデルは従来モデルの長距離走行性能を保持しながら、快適な旅を実現する機能面を充実。タイヤ空気圧監視システムを搭載するほか、クイックシフターはアップに加えダウンもクラッチなしで行えるようになった。また、6.5インチのTFTディスプレイも標準装備される。

1290 SUPER DUKE GT

主要諸元 ■シート高835mm 車重209kg(乾燥)■水冷4ストV 型2気筒DOHC4バルブ 1301cc 175ps 14.3kg-m 23L ■タイヤサイズ F=120/70ZR17 R=190/55ZR17

※ヤングマシン2019年1月号掲載記事をベースに再構成

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kas いわゆる"Web担"的黒子

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研二くんのゼッツーに憧れるも手が届かずZ400GPで卒輪(そつりん)した"自二車は中型二輪に限る"世代。あれから30余年を経てまさか再び二輪の世界に触れることになろうとは人生何が起こるかわからんもんだ(笑)

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