トルクフルなエンジンと俊敏なハンドリングにより人気を博しているヤマハのロードスポーツモデル・MTシリーズ。そのフラッグシップにしてYZF-R1をベース車とした「MT-10」と、後のナイケン等に展開される並列3気筒エンジンを搭載した「MT-09」の2019年モデルは、ライトグレーにバーミリオン(朱色)のホイールが鮮やかな新色を纏って登場する。
MT-10:”The King of MT”はYZF-R1直系
MTシリーズの最高峰 “The King of MT”とされるMT-10。搭載されるクロスプレーン型クランクシャフトを備えた水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ997ccエンジンと車体は、ヤマハスポーツモデルの最高峰YZF-R1を踏襲。”Ultimate Synchronized Performance Bike”として、意のままに操れるストリート最強のスポーツ性能と、多用途で楽しめる機能を両立させている。
’19MT-10の新色の中でもひときわ目を引くアグレッシブな外観を有するのは、質感あるマットライトグレーを基調にホイールやグラフィックにバーミリオン(朱色)のアクセントカラーを加えた「マットライトグレーメタリック4」。さらに、ブルーとブラックの組み合わせが精悍なイメージを与える「ディープパープリッシュブルーメタリックC」、ダークグレーとブラックを使い分けてシンプルで大人っぽい雰囲気の「マットダークグレーメタリック6」の3色展開となる。
なお、オーリンズ製電子制御サスペンション(F/R)等を備えた上級仕様のMT-10 SP ABS(ブルーイッシュホワイトメタリック2)については、継続して販売される。
MT-09:”Synchronized Performance Bike” 乗り手の意思とシンクロ
一方のMT-09は、水冷4ストローク直列3気筒DOHC4バルブ845ccを搭載。日常の速度域で乗り手の意思とシンクロし、意のままに操れる悦びを提唱するモデルとして開発され、ネイキッドとスーパーモタードの”異種混合”スタイルと優れた走行性を兼ね備えている。
’19MT-09も、MT-10と同じ「マットライトグレーメタリック4」が新色として追加されるほか、従来色として展開済みの「ディープパープリッシュブルーメタリックC」「マットダークグレーメタリック6」と合わせ、MT-10と同じ3色展開となる。
また、こちらの上級仕様・MT-09 SP ABS(ブラックメタリックX)についても、継続して販売される。
ヤマハMT-10 ABS(税込車両本体価格167万4000円)とMT-09 ABS(同100万4400円)は、2019 年4月1日に発売される。上級仕様のMT-10 SP ABS(同199万8000円)とMT-09 SP ABS(同111万2400円)は継続販売中だ。
※情報提供:ヤマハ発動機、ヤマハ発動機販売
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