2019世界の新車総図鑑#02

ヤマハYZF-R/MTシリーズの2019年モデルをチェック

2019世界の新車総図鑑(ヤマハ)

2018年10月のインターモトショーから11月のミラノショーにかけて、世界のニューモデルが一気に登場したことは記憶に新しいだろう。WEBヤングマシンでは新車情報を逐一お届けしてきたが、本特集「2019世界の新車総図鑑」にてここまで判明しているラインナップをあらためて整理しておきたい。本稿ではヤマハのYZF-RシリーズとMTシリーズの2019年モデル情報についてまとめた。

[新型]YZF-R1 GYTR

YZF-R1生誕20周年を記念した特別カラーを身にまとい、’18鈴鹿8時間耐久レースを見事に制したワークスマシンをモチーフに、ヤマハ純正となるGYTR=Genuine YAMAHA Technology Racingのパフォーマンスパーツを組み込んだサーキット用コンプリートマシン。ヤマハヨーロッパが20台を特別製作して発売となる。ミラノショーに展示されたのは、これのプロトタイプで、12月中旬に最終仕様やスペックおよび価格を確定。その後、オンラインで購入予約を受け付けるかたちだ。

YZF-R1 GYTR(2019)

主要諸元 ■未発表

[モデルチェンジ]YZF-R3:Rらしい顔と倒立フォークをゲット

シャープになったカウルは空力性能を増して最高速を8km/hアップ。φ37mmのKYB製倒立フロントフォークをゲットし、セパレートハンドルもトップブリッジ下にクランプするなどスポーティさを増してモデルチェンジした。そのハンドルバーは22mmダウンし、形状変更した燃料タンクと相まってライポジもこれまでより戦闘的なものとなっている。ヘッドライトはLEDとなり、メーターも1パネルLCDに進化した。なお、カウルセンターのダクトはラムエア用ではないがラジエターに送風する機能を持っている。欧州では’19年1月から。北米では’18年12月から発売予定だ。

YZF-R3(2019)

主要諸元 ■全長2090 全幅720 全高1135 軸距1380 シート高780(各mm) 車重169kg ■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 321cc 42ps/10750rpm 3.0kg-m/9000rpm 燃料タンク容量14L ■ブレーキ F=ディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=110/70-17 R=140/70-17(写真上:ディープパープリッシュブルーメタリックC、下左:ホワイトメタリック6、下右:マットブラック2)

[モデルチェンジ]YZF-R125:兄貴分も顔負けの豪華装備が自慢

YZF-Rシリーズの末弟が、’17にインドネシアで発売されたR15の外観やメカニズムに準じてフルチェンジ。LEDヘッドライトやVVA(バリアブル・バルブ・アクション=可変バルブ機構)にアシスト&スリッパークラッチ装備の新エンジンを手に入れた。デルタボックスフレームやφ41mm倒立フォーク、軽量スイングアームといった装備は兄貴分のR3/25より豪華な面も。フロントブレーキもラジアルマウントの対向4ポットキャリパーが奢られている。メーターはR15よりも質感の高い反転液晶を採用し、ブレーキレバープロテクター標準装備も125だけ。最高出力は15psを発揮だ。

YZF-R125(2019)

主要諸元 ■全長1955 全幅680 全高1065 軸距1355 シート高825(各mm) 車重142kg ■水冷4スト単気筒SOHC4バルブ 124.7cc 15ps/9000rpm 1.25kg-m/8000rpm 燃料タンク容量11.5L ■ブレーキ F=ディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=100/80-17 R=130/70-17(写真上:コンペティションホワイト、下左:ヤマハブルー、下右:テックブラック)

[モデルチェンジ]YZF-R25

欧州&北米でのR3 発表と同時にインドネシアでは新型R25が発表。R3と同じくLEDヘッドライトの新外装や倒立フォークとなっている。エンジンやフレームは’18でユーロ4に対応した従来型を継続だ。車体色も車名ロゴ以外は欧州仕様のR3に準じており、日本仕様の発売は’19年春以降とアナウンスされている。インドネシアでの価格は約1万円高に抑えられているのも期待大だ。なお、それとは別にインドネシアでは写真のモビスターカラーも設定。こちらの日本展開については未定だ。

YZF-R25(2019)

主要諸元 ■全長2090 全幅720 全高1135 軸距1380 シート高780(各mm) 車重166kg ■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 249cc 36ps/12000rpm 2.4kg-m/10000rpm 燃料タンク容量14L ■ブレーキ F=ディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=110/70-17R=140/70-17(諸元はインドネシア)(写真色:ヤマハモビスターリィヴァリー)

[新色]YZF-R1/M

位相クランクのクロスプレーンシャフトによって独特のエンジン音を奏でるYZF-R1は’18モデルのスペックを踏襲し、カラーチェンジとなる。欧州・北米ともにグラフィックを変更したブルーを設定。さらに欧州にはダークグレー、北米にはレッドの車体色がそれぞれ設定されて各2色ずつのラインナップとなっている。なお、’18でスマートECサスが2.0に進化した上級版のMは、2018年10月末からオンラインアプリケーションシステムへの対応が始められた。

YZF-R1/M(2019)

主要諸元 ■全長2055 全幅690 全高1150 軸距1405 シート高855(各mm) 車重200kg ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 200ps/13500rpm 11.5kg-m/11500rpm 燃料タンク容量17L ■ブレーキ F=Wディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=120/70ZR17 R=190/55ZR17(写真上:ラピッドレッド、下左:チームヤマハブルー、下右:カーボンファイバー/リキッドメタル)

[新色]YZF-R6

6段階トラコンや、R1と共通のKYB製φ43mm倒立フォークなどを持つYZF-Rシリーズの次鋒。’19モデルは諸元そのままにカラーチェンジが行われ、グラフィックも含めてR1と同じテイストのブルーを欧州と北米の各仕様に設定。それ以外に欧州仕様には白いストライプの入ったダークグレーが、北米仕様にはマットブラックとホワイトがそれぞれ設定されている。日本では欧州と同じカラーの南アフリカ仕様2色と’18継続のホワイトに加え、マットブラック(豪州仕様)も入荷が決定。

YZF-R6(2019)

主要諸元 ■全長2040 全幅695 全高1150 軸距1375 シート高850(各mm) 車重190kg ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 599cc 118.4ps/14500rpm 6.3kg-m/10500rpm 燃料タンク容量17L ■ブレーキ F=Wディスク R= ディスク■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17(写真色:チームヤマハブルー)

[新色]MT-10/SP/ツアラーエディション

MTシリーズのフラッグシップでR1譲りのエンジンと車体を持つ。’17で追加されたSPは、オーリンズ製電子制御サスを持つ上級版だ。他にも欧州には日本で設定されていないツアラーエディションが存在し、こちらはサイドケースとハイスクリーンを備えたバージョンとなる。’19は黄色いホイールが鮮烈だった従来の”ナイトフルオ”に代わり”アイスフルオ”と呼ばれる新車体色をSTDとツアラーエディションに設定。アイスフルオのホイールはレッドになる。

MT-10(2019)

主要諸元 ■全長2095 全幅800 全高1110 軸距1400 シート高825(各mm) 車重210kg ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998 cc 160.4ps/11500rpm 11.3kg-m/9000rpm 燃料タンク容量17L ■ブレーキ F=Wディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=120/70ZR17 R=190/55ZR17(写真上:アイスフルオ[STD]、下:ヤマハブルー[Tour Edition])

[新色]MT-09/SP

NIKENにも使われる並列3気筒エンジンを積んだMTシリーズの元祖。’17で初の大掛かりなモデルチェンジを受けて4眼LEDの新顔でスタイルを刷新。アシスト&スリッパークラッチやクイックシフターも導入された。さらに’18でフルアジャスタブルのフロント倒立フォークとオーリンズ製リヤショックで足まわりを強化した上級版のSPが追加されている。’19は諸元は変わらず、MT-10と同じく新色のアイスフルオをSTDに設定。SPは継続色となる。

MT-09(2019)

主要諸元 ■全長2075 全幅815 全高1120 軸距1440 シート高820(各mm) 車重193kg ■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 847cc 115ps/10000rpm 8.9kg-m/8500rpm 燃料タンク容量14L ■ブレーキ F=Wディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=120/70ZR17 R=180/55ZR17(写真色:アイスフルオ)

[新色]MT-07

’18でサスペンションセッティングを改良。スタイルも旧MT-09のヘッドライトと新外装で刷新された。エンジンもユーロ4対応となり、’19はこの’18の諸元をそのまま引き継いでいる。やはり、MT-10や09と同じく新色のアイスフルオを’19では設定。ホワイトグレーのボディに鮮烈な赤いホイールが映えるカラーリングを手にしている。このほかに継続色となるブルーとダークグレーの2色を欧州モデルではラインナップしている。

MT-07(2019)

主要諸元 ■全長2085 全幅745 全高1090 軸距1400 シート高805(各mm) 車重182kg ■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 689cc 74.8ps/9000rpm 6.9kg-m/6500rpm 燃料タンク容量14L ■ブレーキ F=Wディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=120/70ZR17 R=180/55ZR17(写真色:アイスフルオ)

[新色]MT-03

YZF-R3とエンジンや車体を共通とするネイキッドバージョンがMT-03。さらに日本では排気量を249ccとしたMT-25もラインナップされている。既にユーロ4対応は終えており、新型YZF-R3もエンジンやフレームに手を加えていないことから分かるとおり、’19モデルのMT-03は’18から諸元変わらずカラーチェンジのみ。こちらもアイスフルオが新たなメインカラーとなった。1パネルLCDメーターとなったR3に対し、こちらはアナログタコ+液晶の組み合わせだ。

MT-03(2019)

主要諸元 ■全長2090 全幅745 全高1035 軸距1380 シート高780(各mm) 車重168kg ■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 321cc 42ps/10750rpm 3.0kg-m/9000rpm 燃料タンク容量14L ■ブレーキ F= ディスク R= ディスク ■タイヤサイズ F=110/70-17 R=140/70-17(写真色:アイスフルオ)

[新色]MT-125

MTシリーズの末弟となる海外向けモデルで、日本では未発売。デルタボックスフレームや倒立フロントフォーク、フルデジタルのメーターパネルといった豪華装備を誇るフルサイズ125だ。YZF-R125と同じSOHC単気筒エンジンは15ps/9000rpm、1.25kg-m/8000rpmとスペックも共通。車重はこちらが2kg軽くなっている。’19 では諸元変わらず、兄貴分たちと同じくアイスフルオを新色としてラインナップされることとなった。定番のブルーも健在。

MT-125(2019)

主要諸元 ■全長1955 全幅740 全高1040 軸距1355 シート高810(各mm) 車重140kg ■水冷4スト単気筒SOHC4 バルブ 124.7cc 15ps/9000rpm 1.25kg-m/8000rpm 燃料タンク容量11.5L ■ブレーキ F=ディスク R=ディスク ■タイヤサイズ F=100/80-17 R=130/70-17(写真色:アイスフルオ)

※ヤングマシン2019年1月号掲載記事をベースに再構成

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kas いわゆる"Web担"的黒子

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研二くんのゼッツーに憧れるも手が届かずZ400GPで卒輪(そつりん)した"自二車は中型二輪に限る"世代。あれから30余年を経てまさか再び二輪の世界に触れることになろうとは人生何が起こるかわからんもんだ(笑)

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