カワサキが誇る歴史的名車・Z1/Z2。Z1は世界で累計10数万台以上を販売、Z2は国内で累計2万台以上を販売し、ともにカワサキのモーターサイクルを象徴する歴史的なモデルとなったのはご存知の通りだ。
発売から約半世紀が経ち、旧車と呼ばれて久しいZ1/Z2だが、現在でも世界中のライダーから憧憬をもって愛され、レストアにより実際の走行が可能な美しい車両が数多く現存している。そこでカワサキは、両モデルのオーナーのニーズに応えて、モーターサイクルライフスタイルをサポートするために、シリンダーヘッドを再生産することを決定した。
今回再生産するシリンダーヘッドは、当時の図面に規定された仕様を、現代の製造技術・製造法により実現するというコンセプトに基づいて新たに開発。初回生産個数は1,000個で、注文の状況に応じて増産も検討される。
また、シリンダーヘッド以外の部品、Z1/Z2以外の歴史的なモデルの部品については、今回の再生産に対するオーナーの声などにより検討するとのこと。
Z1/Z2のシリンダーヘッドは、2019年秋に開設予定の販売専用サイトにて受注を開始、2020年より販売を開始する予定(価格は未定)。
※情報提供:川崎重工業