トライアンフモーターサイクルズジャパンは、世界限定モデルのスラクストンTFC(THRUXTON TFC)、ボンネビルT120エース(BONNEVILLE T120 ACE)、ボンネビルT120ダイヤモンドエディション(BONNEVILLE T120 DIAMOND EDITION)を発表。価格と発売時期を明らかにした。先行予約注文の受付はすでに開始されている。
スラクストンTFC/THRUXTON TFC[世界限定750台]
トライアンフ・ファクトリー・カスタム=TFCとは、車両メーカーであるトライアンフ自身が最高峰のカスタムモデルを体現したもので、2014年発売のトライアンフTFCボバーと、TFCスクランブラーから始まった。だが、世界中のライダーが買える量産モデル(750台限定ではあるが)としてラインナップされるのは、このスラクストンTFCが初めてとなる。
ベースとなるスラクストンRからは5kgの軽量化を果たし、最高出力は10ps向上。スタイル、パワー、パフォーマンスを高い次元で追求したスラクストンTFCは、トライアンフのモダンクラシックスポーツとして知られるスラクストンシリーズの最上級モデルという位置付けになる。特徴的なワンピース構造のコックピットフェアリング、フロントマッドガード、ヒールガード、サイレンサーエンドキャップはカーボンファイバーを用いて製作されており、美しいボディワークをつくり上げた。また、アルミ削り出しのトップブリッジやブラシ仕上げのニッケル合金ミラーセンター、ティントスクリーン、ステッチディテールを施した本革シート、アルミ削り出しオイルフィルターキャップなども装備する。
全てのスラクストンTFCオーナーには、トライアンフCEOのニック・ブルーア氏によるサインが入ったシリアルナンバーレター、個別のカスタムビルドブック、専用バイクカバー、そして各車両固有のTFCハンドオーバーパックも提供されるという。
ボンネビルT120エース/BONNEVILLE T120 ACE[世界限定1400台]
オリジナルカフェレーサーと、クラシックなブリティッシュバイクの憩いの場である、ロンドンの伝説的なAce Cafeを祝福するために誕生したのがボンネビルT120エースだ。当時のティーンエイジャーのライダーたちが持っていた“Head Down, Hold On(突き進む、走破する)”という信念を燃料タンクに反映し、ボンネビルT120ブラックの特別バージョンとして発売される。オーナーとなったライダーは、トライアンフCEOであるニック・ブルーア氏とエースカフェロンドンのオーナーであるマーク・ウィルスモア氏のサインが入った証明書を車両とともに受け取ることになる。
ボンネビルT120ダイヤモンドエディション/BONNEVILLE T120 DIAMOND EDITION[世界限定900台]
ボンネビルT120をベースとしているボンネビルT120ダイヤモンドエディションは、歴史の中で最も著名な英国バイク(ボンネビル)の誕生60周年を記念したモデル。1959年に誕生したボンネビルT120は、最高速度を競う場であったボンネビル・ソルトフラットにあやかってその名を付けられた。当時のバイクのスタイル、性能、ハンドリングのベンチマークとなり、その伝説を現代のバイクが引き継ぎ、より高いレベルに引き上げる。
特別仕様として設定されるのは、スノードニアと呼ばれるスペシャルカラー、クローム仕上げのエンジンカバーやチェーンガードなど。
関連する記事/リンク
2019年1月22日、トライアンフがプレミアムなカスタムモデルを限定発売する新たなラインナップ、TFC=TRIUMPH FACTORY CUSTOM(トライアンフ ファクトリー カスタム)の1台として[…]
トライアンフのモダンクラシックシリーズの中で、ベーシックモデルと位置付けられる2台が、初のモデルチェンジを敢行。基本的な素性は従来型を引き継いでいるものの、堅実な熟成が行われた'19年型ストリートツイ[…]
トライアンフのモダンクラシックシリーズの中で、ベーシックモデルと位置付けられる2台が、初のモデルチェンジを敢行。堅実な熟成が行われた'19年型ストリートツインとストリートスクランブラーは、ベースは共通[…]