パワフルな853cc並列2気筒を積んだアドベンチャーモデルとして2018年に登場したBMW F850GS。2019年モデルではこの850に本格オフロード仕様の「F850GS アドベンチャー」が追加された。23Lの大容量燃料タンクと低燃費性能により航続距離550kmを実現するとともに、路面状況に応じた快適性・安全性を実現するライディング・モードを採用。スポーティなツーリング性能とオフロード性能を兼ね備えた一台だ。
F850GSシリーズの853cc水冷並列2気筒エンジンは、最高出力95ps/8,250rpm、最大トルク9.4kg-m/6,250rpmという余裕あるパワーを発揮。BMWならではの感情に訴えかけるエキゾーストサウンドを奏でる。このパワフルなエンジンには、Rain/Road/Dynamic/Enduro/Enduro Proの5つの走行モードと、BMW Motorrad ABSおよびDTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)が組み合わされる。低燃費性能×大容量23L燃料タンクにより最大航続距離が550km(欧州仕様・理論値)に達するというのも大きな利点だ。
また、長距離かつ悪路でのライディングを想定し、ねじれ剛性と堅牢性を高めた新しいスチール製ブリッジ・フレーム、新しい倒立式テレスコピック・フォーク、センター・スプリング・ストラット付きの両持ち式アルミニウム製スイングアームが、ハードな走りを実現するマシンの背骨をしっかりと支えている。
装備面の特徴としては、R1250シリーズと同様の6.5インチTFTカラーディスプレイを標準装備。ナビゲーション機能に加え、スマホBluetooth接続によるConnectivity(コネクティビティ)機能も簡単に操作できる。その他にも、LED ヘッドライト、大型ウィンドスクリーン、ハンドプロテクター、ワイド・エンデューロー・フットレスト、調整式シフト・レバー/フット・ブレーキ・レバー、エンジン・プロテクション・バー、ステンレス・スチール製ラゲッジ・ラック等の標準装備が、オフロードおよびツーリング性能を強力にサポートする。
カラーリングは、基本色アイス・グレー、ルパン・ブルー・メタリック、グラニット・グレー・メタリックの3色展開。
BMW F850GSアドベンチャー(税込車両本体価格212万2000円)は、2019年2月13日(水)より販売が開始されている。
※情報提供:BMW Japan Corp/BMW Motorrad
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