年越しの前に、我々ヤングマシン(略称ヤンマシ)にはやらなきゃならないことがある。それは、2018年に展開してきたスクープの総決算。大当たりも大懺悔もあらためて振り返ります。
2018年もご声援ありがとうございました
空気嫁だの、コンプライアンスだの、世間の風当たりが一段と厳しくなる中、ヤングマシンは今年もスクープに邁進してきた。というワケで毎年恒例となった年末のスクープ総決算をお届けしよう。
「妄想CG」「バイク界の○スポ」「東○ポに失礼」と励ましの言葉を頂戴しても、本誌読者諸兄なら、なかなか核心に近い情報をスクープをしてきたことをわかってもらえているハズだ。
が、’18年は戦々恐々としていたのが本音。’16〜’17年はユーロ4や日本の新排ガス規制もあり、本誌が長年スクープで追いかけてきたマシンが数多く日の目を見たものである。ところが’18年は、’20年から欧州で適用されるユーロ5との端境期であり、ネタがないのでは……と心配していたのだ。
その結果を総括しよう。判断は皆々様に委ねたいところだが、結構なアタリ年だったと言えるのではなかろうか? 中でもカタナ、YZF-R25は全開で追いかけただけあり、喜びもひとしおである。とはいえ、中にはハズしたモデルも……。じっくりご笑覧あれ!
『禁断の全方位スクープ』人気車ゆえに撃ち尽くし:新型カタナ
「’20年のスズキ100周年にぜひ!」などと以前から、本誌はカタナの復活を熱望してきた。それが’17年秋のミラノで突如KATANA3.0が公開。以降はあらゆる可能性を想定して案を作成(ヘタな鉄砲も……)。中でもYMの本命はKATANA3.0そのまんま案だったのだが、これが的中! インターモトで38年ぶりにケルンの衝撃が舞い降りた。
【SUZUKI KATANA(’18年12月号)】’18年10月2日、インターモトで正式発表。デザインはノーズが尖ったものの、ほぼ3.0そのまま。ベース車も同様にGSX-Sだ。賛否両論が巻き起こり、現在に至る。
2018年10月2日、ドイツで開催されたモーターショー=インターモトで、ファン待望の新型KATANA(カタナ)が発表された。WEBヤングマシンでは'17年のミラノショーに突如として登場したカスタムモデ[…]
【EICMA 2017】消えたカタナ3.0を追え!
’17ミラノでは、こんな一幕も。カタナ3.0は、スズキの出品車ではないものの、ショー初日のプレスデーでスズキブースに展示。その後、モトチクリスモのブースに移動された。これには様々な事情があった模様。この1年後、まさか正式ビューするとは……。