2017年モデルで懐かしの並列2気筒アメリカンのレブル(250)が、500&250の2バリエーションで復活。王道のVツインではないものの、シンプルで個性的なスタイルがウケてヒットモデルとなった。そしてこれに1000cc版の登場もウワサされているのだ。 ※ヤングマシン2018年6月号(4月24日発売)より
革新と伝統の調和が味わい深い世界を生む
ヒットモデルとなったCRF1000Lアフリカツイン。その要因の一つが、鼓動感とトラクションに優れる専用設計の270度クランク並列パラツインだろう。情報筋によると、「評価の高いアフリカツインのエンジンを多機種展開すべく新プロジェクトが始動した」と言う。候補としてクルーザーやカフェレーサーが挙がっている模様だ。この情報を元にマシンを作製してみた。まずは「レブル1000」。発売中のレブル500は並列ツインを搭載するが、その最上級版となる。セミオートマのDCT仕様も用意され、気軽に流せる新世代クルーザーになるハズ。「GB1000TT」はロケットカウルの本格カフェ。コイツも面白そうだ。
【レブル1000】DCTも選べる異色クルーザー
’17年にデビューしたレブル500/250は、立ち上がったタンクとくびれのある車体が新鮮なボバー。同様なフォルムのボディに、アフリカツインの並列ツインを載せるのだ。実現すれば、当然MTとDCT版が用意されるハズ。500/250は共通フレームだが、サスガに1000㏄エンジンの搭載はムズそう。
【GB1000TT】カフェレーサー案はGBと予想
一方のカフェレーサーは、昨秋のミラノショーで披露されたコンセプト車「CB4インターセプター」が元ネタとなる可能性も。展示車は直4のCB1000Rがベースだったが、コッチもアリだろう。リッター級パラツインカフェには、トライアンフのスラクストン1200/Rが存在するが、なかなか希少価値が高い。
【追加情報】レブル1000のヘッドライトはLEDか
ヤングマシン6月号発売後、レブル用と思しきLEDヘッドライトの特許が5月17日に公開された。レブル500/250はシンプルな装備で価格を抑えたモデルで、ヘッドライトも両車同じ電球仕様だった。また、ヘッドライトだけでなく、レブル500/250は500ccの2気筒と250ccの単気筒という2種類のエンジンを同じフレームやボディに搭載するという新しいコンセプトで生み出されており、エンジン以外は基本同じと言っていい。しかし、レブル1000となると重さや出力の違いからその手法は適用できなくなると予想される。レブル1000のみ専用フレームやボディを使用するなら、下記のLEDヘッドライトを採用することも考えられるだろう。
ニュース提供:ヤングマシン2018年6月号(4月24日発売)