ヤラセなしのガチ人気投稿がヤングマシンの“モティ”
「マシン・オブ・ザ・イヤー」(MOTY=モティ)は、その年販売されたバイクから人気ナンバー1をヤングマシン読者が決める投票企画。今年で第45回を誇る伝統のイベントだ。中でも総合部門は、全排気量帯、ジャンルを通じての無差別級で「全市販車の頂点」と言える。ちなみに、本誌の場合は今年注目の新車だからとか、実はタイアップですとか、そういったありがちな編集部都合のセレクトは一切なし。ガッチガチの人気投票なため、実力ありきの結果となる。
ホンダ&スズキの猛追をかわしR1/R1Mが頂点に!
今回から初のネット投票を開始し、前年トップのH2と同2位のYZF-R1が争う展開。これに’17でフルチェンジしたCBR1000RR、GSX-R1000のスーパースポーツ勢が絡み、接戦が繰り広げられた。結果、R1が頭一つ抜け出し、栄冠を奪取。実に’98年の初代R1以来、19年ぶりの戴冠で、ヤマハとして総合部門を制するのも2度目となる。
こうした受賞パターンはなかなか珍しい。例年、デビュー時かフルチェンジした年に受賞する例が多いが、現行R1が登場したのは’15年。登場3年目という珍しいタイミングでの受賞となった。だが、’15年3位、’16年2位とワンランクずつアップしており、その実力がジワジワ浸透した証とも言えるだろう。事実、読者からは「実力ナンバー1」「8耐3連覇」「乗りやすく速い」「デザインがカッコイイ」などの声が多数寄せられた。また、総合部門に加え、R1/R1Mは海外モデル部門でもブッチギリの1位となっている。
続く総合部門2位は、クラス最軽量を達成した新型CBR1000RRシリーズ。R1には惜しくも届かなかったが、昨年9位から大きく躍進した。
3位にはスーパーチャージドマシンのニンジャH2が入賞。ネット投票で伸び悩むも、ハガキでの得票率が高かったのが特徴的だった。
2017 MACHINE OF THE YEAR総合部門結果
2017 MACHINE OF THE YEAR総合部門 TOP-10
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