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ハーレーを手に入れるということは、人生においてのハイライトだ。ハーレーと共に歩む日常は、それまでとは大きく違う世界になるだろう。そんな記念すべき瞬間に立ち会うことができた。ハーレーダビッドソン春日部店頭での納車式の様子を紹介する。
●文/写真:ウィズハーレー編集部(森下光紹) ●外部リンク:ハーレーダビッドソン春日部
ドキドキしながら夏空の下から、さあ出発!
Fさんが選んだモデルはストリートボブ。以前ビッグスクーターに乗った経験があるものの、バイクを所有するのは約10年ぶり。大型二輪の免許自体はバイク購入以前に取得されている。
「ハーレーには昔から憧れがありました。でも重いし大きいし、乗れるイメージになかなかならなかったですね。大型二輪免許取得後にも様々な友人に相談しましたが、ほぼ全員に反対されました。皆心配してくれることが嬉しかったですけど、やっぱり諦められない夢って、あるのだと思います」
ハーレーダビッドソン春日部には、ヘルメットを物色するために訪問したというFさんだったが、そこでこのストリートボブに出会う。跨ってみると、ノーマルの状態でも両足が地に付き、乗車姿勢も楽だった。クラッチの操作も、想像よりは軽く、自分のイメージしていたハーレーとは少し違う印象を持った。
「これなら乗れるかもしれないなぁ」
身長は153cmで小柄なFさんだが、一気に夢は膨らんできた。営業スタッフに相談すると、クラッチをさらに軽くできるキットが組み込めることや、リヤサスペンションのローダウン化、便利なサドルバッグの装着や、もしもの立ちゴケから車体を守るクラッシュバーの取り付け等、納車と同時にカスタムすることでさらに乗りやすいハーレーになることを伝授される。
1週間悩み熟考した上で、購入することを決めた。
納車の日、約束の時間ぴったりにお店を訪問。まず、書類の確認とサービスマニュアルの手渡し、そして車両の操作説明へと手続きを進めていく。実際に跨ってみて、ライディングポジションの確認や、各操作系パーツのセット位置も確認。その後にスタッフ全員が集合して、記念撮影をして、いよいよお店の外に出た。
「まずは敷地内で発信停止の練習をしましょう。スタッフがサポートします」
バイクを転回させるのはスタッフが行なって、無理のないスクーリングの後、彼女は満面の笑顔で公道デビューしたのだった。
Fさんはキャンプが趣味の行動的な女性である。きっとハーレーにはすぐに乗り慣れて、その行動範囲を広げることだろう。バイクで行くキャンプツーリングはとても楽しいはずである。そしてハーレーダビッドソン春日部は、彼女のハーレーライフをずっとサポートしていくことだろう。
ピカピカに磨き上げられたストリートボブは、彼女の体格に合わせてセッティング済み。書類の受け渡しから車両説明、記念写真の撮影、そして敷地内での試乗まで、ゆっくりと時間をかけた納車セレモニーが行われた。Fさんは慎重に発信停止の練習をして、笑顔で旅立っていった。
※本記事は“ウィズハーレー”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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