
軽快な走りが自慢のスポーツスターの中でも、XL1200Rは「ロードスター」のネーミングが与えられ、フロントブレーキをダブルディスク仕様にするなどスポーツ志向がひときわ強い。そんなRモデルをブルズアイ(愛知県)がカスタム。足まわりをいっそう強化し、クラブスタイルのテイストも盛り込んだ欲張りな1台がコチラ!
●文:ウィズハーレー編集部 ●写真:ミヤシーノ宮下豊史 ●外部リンク:ブルズアイ
随所に散りばめられた走りへのこだわり
品質とデザインにこだわった9本スポークのアルミ鍛造ホイールはグライド(GLIDE)9S。剛性アップはもちろんのこと、ノーマルと比較してフロント2.6kg/リヤ2.9kgもの重量減を果たし、運動性能を飛躍的に向上するバネ下の軽量化に貢献している。
ブレーキは前輪にキャスト対向4ピストン、リヤに2ピストンのブレンボキャリパーにグレードアップされ、RCSラジアルマスターシリンダーもセットすることで繊細な操作性と強力なストッピングパワーを獲得。リヤサスペンションはピギーバック式リザーバータンク付きのオーリンズに換装され、隙がない。
純正ビキニカウルとのマッチングもいいハンドルは、ブラックパレードのライザーで大胆に持ち上げられ、ワイルドなライディングポジションを形成。高いバックサポートがライダーをしっかりとホールドするシートはサドルマン製で、前後座面にはクラシカルな格子柄のステッチが施されている。
息を呑むアーティスティックなペイントはフレークス(FLAKES/愛知県愛知郡)によるもので、M&Kカスタムサインズ(愛知県岡崎市)がピンストライプを担当した。
スラッシンサプライの2in1集合マフラーが備わり、パワービジョン+ブルズアイのチューンでエンジンもパワフルだ!
軽さを武器にするスポーツスターのホイールなどバネ下重量を軽くすることで、さらに軽快な走りを実現。ハイクオリティかつスタイリッシュなアルミ鍛造ホイール・グライド9Sは、1ヶ所ずつ丁寧に削りを入れるボールエンド加工により個性が際立っている。フロント19インチはそのままにリヤを18インチ化していることも見逃せない。キャリパーだけでなく、ミスミエンジニアリングのブレンボRCSブレーキマスターキットでブレーキも徹底強化。
グロスブラックのライザーはブラックパレード(Black Parade)、ライザークランプはビッグアルス(Big Al’s Cycles)。純正ビキニカウルをはじめ、バンキン(BungKing)製スライダーやサドルメン(Saddlemen)のステップアップシートといったクラブスタイルの要素も盛り込んでいる。スピードメーターはコーソー(KOSO)、エアクリーナーはS&S、北米プーリーでリヤホイールも軽快。ダイノジェット(Dynojet)パワービジョン+ブルズスペシャルチューニングが施された。
動画レポートはコチラ↓
※本記事は“ウィズハーレー”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
パンアメリカ用のパーツをいち早く開発 ドイツに本社を構えるツアラテックは、アドベンチャーバイク界で世界的に著名で実績を持つパーツメーカー。エンジンガードや、大容量かつ頑丈なアルミ製ケース。さらに大陸横[…]
インジェクションチューニングでハーレーがもっと楽しい!! かなえ:ココがセッティングルームということで。いったいナニをする場所? 尾羽:まず、駆動輪(リヤタイヤ)をローラー上に乗せて、実際の走行をこの[…]
大排気量空冷Vツインのためのハーレー専用エンジンオイル! かなえ:ハーレーのためだけに開発した専用のエンジンオイルがあるんですって? 奥藤: よくぞ聞いてくれました! その名も「モトブラッド」。"モト[…]
気軽にどこにでも行ける相棒。ストレスフリーなハーレーライフを楽しむ Iさんの愛車は、ひと世代前のソフテイルデラックス。ビンテージハーレーがリヤサスペンションを持たないハードテイルだった時代のシルエット[…]
フォーティエイトカスタムのお手本にしたい! '21 XL1200Xをベースにした車両でディーラーカスタムコンテストにて日本一の座に輝いたハーレーダビッドソン静岡が、最新作を発表した! トライジャのトリ[…]
人気記事ランキング(全体)
シェルパの名を復活させたブランニューモデル カワサキが、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やSMは2~5年ぶり)に復活させたのは、2024年[…]
新5色ラインナップとなった2022年モデル 2022年モデルが発売されたのは、2022年6月23日のこと。2021年のフルモデルチェンジの際には、新設計の水冷エンジンが4バルブの「eSP+(イーエスピ[…]
まず車間が変わることを理解しておこう! ツーリングでキャリアのある、上手なライダーの後ろをついてゆくのが上達への近道。ビギナーはひとりだと、カーブでどのくらい減速をすれば良いかなど判断ができない。そう[…]
ナンバー登録して公道を走れる2スト! 日本では20年以上前に絶滅してしまった公道用2ストローク車。それが令和の今でも新車で買える…と聞けば、ゾワゾワするマニアの方も多いのではないか。その名は「ランゲン[…]
15番手からスタートして8位でフィニッシュした小椋藍 モナコでロリス(カピロッシ)と食事をしていたら、小椋藍くんの話題になりました。「彼は本当にすごいライダーだね!」と、ロリスは大絶賛。「ダイジロウ・[…]
最新の記事
- 【限定50台】スペンサーカラーをメッキ仕上げで!! レガーレ「Z125 モンキーFS 5thリミテッドエディション」登場【東京MCショー】
- ホンダ「CBR250RR」歴代モデル図鑑【2022年モデル:艶やかなブラック登場】
- 「一緒に走り続けよう!」ハーレーダビッドソンジャパン新社長が販売店へ熱き言葉! 東京モーターサイクルショー2025〈動画あり〉
- トップガン マーヴェリックがもっと楽しめる! 知ってびっくりな「GPZ900R」劇中車のこだわり
- とっつきやすさは一緒だけど違いあり! 2025カワサキ「KLX230シェルパ/S」ライディングポジション/ディテール比較
- 1
- 2