
流麗なプロポーションで見る者の視線を釘付けにするハーレーダビッドソンFXSBブレイクアウト。ロー&ロングスタイルに、大径ホイールをフロントへ、ワイドタイヤをリヤに履くのが最大の見せ場となっているが、フォレストウイング(名古屋市)ではそのイチオシポイントをより主張し、ブラッシュアップした。
●文:ウィズハーレー編集部 ●写真:ミヤシーノ宮下豊史 ●外部リンク:フォレストウイング
息を呑む流麗なフォルム&塗装!
パフォーマンスマシンのロイスホイールは、前輪が23インチ、260mmの極太タイヤを装着した後輪は18インチと、大胆なまでに大径化。美しいシルエットを決定づける前後フェンダーやストレッチされたフューエルタンク、ダウンチューブをすっぽりと覆うスポイラーはカスタムファクトリーノイズ製で、これらエクステリアはセンタールーツによって手の込んだペイントが施されている。
その姿は、きらびやかでエレガントでありながらも迫力に満ちていて、凄みを感じさせるもの。ジミードープのソロシートにも、質感の高いシート表皮にリーフ柄が彫り込まれ、見事なまでの調和を見せているから舌を巻く。プルバックハンドルや刻美のロゴが彫り込まれたグリップはトライジャ製で、ミニマムで目立たないサンダーバイク製のウインカーが、フロントエンドをより端正なスタイルにしていることも付け加えておこう。
吸排気系については、エアファンネルをセレクテッド、マフラーをバッサーニのターンアウトフルエキゾーストとし、言うまでもなくフォレストウイングが得意とするインジェクションチューンで空燃比を最適化。鑑賞するための芸術作品ではなく、走って愉しむ。同社奥藤代表の真髄が宿るカスタムとなった。
名古屋で開催された「ジョインツカスタムバイクショー2002」ではアワードを受賞。圧巻の1台である!
フォージドキャストホイールはパフォーマンスマシン(Performance Machine)のロイス(Royce)。16~26インチまでがラインナップされるが、走りやシルエットとのバランスも考慮し、23インチをチョイス。タイヤはエイボン(AVON)コブラクロームがセット。幅が広がらず、グリップを乗り手側に引き寄せるプルバックハンドルは、職人の手作業により製作されるトライジャ(TRIJYA)製。
外装はブレイクアウト用を数多く手がけるカスタムファクトリーノイズ製で、アルミ製ストレッチタンクのコンソールにはメーターが埋め込まれた。容量は19リットルを確保。前後フェンダーやオイルタンクなどとともに、センタールーツによって美しいペイントが施されている。
2本出しのフルエキゾーストマフラーは、バッサーニプロストリート(Bassani Pro Street)ターンアウト。エキゾーストパイプの材質がずっしりと重く分厚いため、迫力のある重低音を奏で、チューニングを施すことによって荒々しいパワーフィールが得られる。
動画レポートはコチラ↓
※本記事は“ウィズハーレー”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
パンアメリカ用のパーツをいち早く開発 ドイツに本社を構えるツアラテックは、アドベンチャーバイク界で世界的に著名で実績を持つパーツメーカー。エンジンガードや、大容量かつ頑丈なアルミ製ケース。さらに大陸横[…]
インジェクションチューニングでハーレーがもっと楽しい!! かなえ:ココがセッティングルームということで。いったいナニをする場所? 尾羽:まず、駆動輪(リヤタイヤ)をローラー上に乗せて、実際の走行をこの[…]
大排気量空冷Vツインのためのハーレー専用エンジンオイル! かなえ:ハーレーのためだけに開発した専用のエンジンオイルがあるんですって? 奥藤: よくぞ聞いてくれました! その名も「モトブラッド」。"モト[…]
気軽にどこにでも行ける相棒。ストレスフリーなハーレーライフを楽しむ Iさんの愛車は、ひと世代前のソフテイルデラックス。ビンテージハーレーがリヤサスペンションを持たないハードテイルだった時代のシルエット[…]
フォーティエイトカスタムのお手本にしたい! '21 XL1200Xをベースにした車両でディーラーカスタムコンテストにて日本一の座に輝いたハーレーダビッドソン静岡が、最新作を発表した! トライジャのトリ[…]
人気記事ランキング(全体)
悪質な交通違反の一つ、「無免許運転」 今回は無免許運転をして捕まってしまったときに、軽微な違反とはどのような違いがあるのか紹介していきます。 ■違反内容により異なる処理無免許運転の人が違反で捕まった場[…]
6999ドルで入手したバイク「VOGER」、ハーレーよりでっかい箱で到着! タンクの中が明るいぞ! 彼女を乗せたらどこに足を置けばいいんだ? ヘッドカバーがプラスチック?! アメリカの人気YouTub[…]
充実してきた普通二輪クラスの輸入モデル この記事で取り上げるのは、日本に本格上陸を果たす注目の輸入ネオクラシックモデルばかりだ。それが、中国のVツインクルーザー「ベンダ ナポレオンボブ250」、英国老[…]
進化した単気筒TRエンジンは5%パワーアップの42psを発揮! トライアンフは、2026年モデルとして400シリーズの最新作×2を発表した。すでにインドで先行発表されていたカフェレーサースタイルの「ス[…]
バッテリーで発熱する「着るコタツ」で冬を快適に ワークマンの「ヒーターウエア」シリーズは、ウエア内に電熱ヒーターを内蔵した防寒アイテム。スイッチひとつで温まることから「着るコタツ」として人気が拡大し、[…]
最新の記事
- 【限定】ホンダ新型「スーパーカブ110」登場! コンビブレーキと新色採用、さらに特別装備の「富士山エディション」も!【海外】
- 「空冷2ストのハーレー?!」のちに水冷化された2ストレーサー「RR250」は普通にディーラーで買えた
- ヤマハ新型オフロード「WR125R」ついに国内登場! 縦目2灯フェイスで2色ラインナップ、1月30日発売
- 【国産名車】ヤマハ(YAMAHA)SR400/SR500カラー大図鑑:王道のブラック系を年式ごとに紹介
- 125ccバイクおすすめ15選! 小型限定普通二輪で乗れるMT/ATモデルのメリット・デメリット総まとめ【2025年12月版】
- 1
- 2




























