
フェラーリの最新モデル、12Cilindri(チリンドリ)が「CAR DESIGN AWARD 2025」の「Production Cars」部門を受賞した。授賞式はミラノ・デザイン・ウィーク中の4月8日に開催され、フェラーリのチーフ・デザイン・オフィサー、フラヴィオ・マンツォーニ氏が出席した。
●文:ヤングマシン編集部
V12モデルのエッセンスを凝縮、伝統と未来を結びつけるデザイン
「CAR DESIGN AWARD」は、自動車デザインの進化に貢献したプロジェクトを表彰する賞であり、1984年に創設された。審査は自動車専門メディアの代表者による、専門家審査員が行う。
審査員は、12Cilindriのデザインを「1950~60年代のフェラーリV12モデルの歴史的エッセンスを凝縮しつつ、現代では直感ではなく科学となっている空力要件を取り入れた、伝統と未来を結びつけるデザイン」と評価した。
スポーティーさとエレガンスの融合も、高く評価されている。
フェラーリV12モデルらしさを継承しつつ、現代的に消化させたという評価の12Cilindri。
フェラーリ12Cilindriは「V12フロントエンジン2シーターの最新進化形」
12Cilindriは、1950~1960年代のフェラーリ・グランツーリスモにインスパイアされた最新モデル。エレガンスさと、多用途性、さらにはパフォーマンスも兼ね備えた車両として開発。
フェラーリの「V12フロントエンジン2シーター」の最新進化形として、パフォーマンス/快適性/デザインの新たな基準を目指し誕生した。
シンプルで調和のとれたラインに、アクティブ・エアロダイナミクスなどの技術を取り入れつつ、リバース開閉式ボンネットや、V12型モデルらしい2対のエキゾーストパイプも、特徴である。
2対のエキゾーストパイプなども特徴のリヤビュー。
過去にもCAR DESIGN AWARDを4モデルが受賞
フェラーリが「Production Cars」部門で「CAR DESIGN AWARD」を受賞したのは、今回で5台目となる。
過去には1985年のTestarossa/2020年のRoma/2022年の296 GTB/2023年のPurosangueが同賞を受賞している。
CAR DESIGN AWARD2025を受賞した12Cilindri。
12Cilindri
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