ワールドインポートツールズ横浜は、有名ブランドツールはもちろん、知らぬ間に慣れてしまった不便さにあらためて気づき、快適なメンテ作業や環境を改善するアイテムを数多く取り揃えている。「こんなものだろう」を脱却するアイテムを実際に確かめて手に入れたいものだ。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ワールドインポートツールズ横浜
小ねじカッター:テコの原理でズバッと切断でき、バリ取りなしで使えるのが画期的
ESCOの小ねじカッターは、本体先端部分のピボットやテコの原理を活用した3枚合わせの本体構造など、オリジナリティに富む設計によって、M3〜M6サイズのボルトやナットを裁断するようにカットできる。
切断面にバリが発生しないため後処理が不要で、切断後すぐに組み付けられるのが大きな特長。価格以上の能力を実感できる製品だ。
スケールファンネル:ジョウゴ先端のコックで中身を断続して、液体注入時のオーバーフローを防止
容量約1Lのカップ先端のコックを回すことで、オイルやロングライフクーラントなどの液体を途中で止めることができる、一度使えば利便性の高さに納得できる高機能ジョウゴだ。
コックの先端に差し込める約200mmの専用ホースは、使用後にカップ側面のホルダーにセットしておけば紛失予防となる。
フューエルフィルター:サビ/ゴミ/水が混入していてもガソリンだけを濾過する高性能ジョウゴ
次に紹介するのは、特殊なフィルターによりサビが混ざったガソリンや、水や泥や汚れが混入したガソリンから不純物を分離できるアメリカ製ジョウゴ。
本体とフィルターのサイズに応じて4タイプの濾過能力があり、この製品は1分間あたり13Lのガソリンを濾過できる。キャブのオーバーフロー防止のため、怪しいガソリンは濾過しておきたい。
ピックツールセット:工具箱で邪魔にならない差し替え式。ハンドル底部の磁石も便利
Oリングやワッシャーを拾い上げたり、狭い隙間をこじ開けるきっかけとして使うこともあるピックツール。SIGNETのこの製品は4種類のピック部分をアルミ製ハンドルにねじ込んで使用するのが特長。
クロムバナジウム鋼をメッキ処理したピックは剛性が高く、簡単に曲がらず長く愛用できる。
アングルオープンソケットレンチ:L字のレンチはスルーホール設計。スタッドボルトも余裕でクリア
L字型ボックスレンチの短軸側が貫通しているオープンソケットは、ヨーロッパの一部工具メーカーで有名。WITでは曲げ角度を約100度とし、短軸側のソケットを12ポイント、長軸側を6ポイントとして使い勝手を向上。
ラインナップは使用頻度の高い8/10/12/13/14/17mmの6サイズ。
コンビネーションレンチ:メガネ部とグリップとの段差で障害物をクリア
メガネ部分とハンドルに段差を付けることで、ボルト/ナット周辺との干渉を避けられるオフセットレンチ。ヨーロッパ系工具にはメガネ部分からの角度が大きなタイプが多く、フランスのファコムは70度を採用。オフセットタイプはメガネレンチに多いが、これはコンビネーションレンチでオフセットを採用しているのが珍しい。
ヒルブラシ:イギリス最大の老舗ブラシメーカーの厳選アイテム
作業場が散らかっていても「まあいいか」で済ませると、状況は悪化するばかり。掃除道具は100均ショップでも買えるが、ブランド品で気分を新たにするのも良いだろう。
ヒルブラシ(hillbrush)は100年以上の歴史を持つ英国老舗ブラシメーカー。スタイリッシュなブラシで掃除が楽しくなるのは間違いない。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
金属加工で培ったワンオフパーツ製作や溶接技術を生かし、マニアも納得の“サンキュッパフレーム”を製作 初期型/前期モノと呼ばれるモデルが尊重される多くの絶版車と異なり、後期型が好まれているのがホンダCB[…]
オーバーホール完了後の初期型用純正キャブレターを車体に装着。初期シリーズはツインキャブ!! 不動状態で近所のバイク屋から引き上げてきたGB250クラブマンですが、走行距離の少なさとその素性の良さを信じ[…]
キャブレターボディ内部の汚れは漬け込みタイプのクリーナーが効果的 キャブレターやガソリンタンク内に長期間溜まったガソリンは、時間の経過とともに劣化、変質します。どの程度の期間で劣化するかは保管状況など[…]
フレームを塗装する際にパウダーコートがおすすめな理由 外装部品をどれだけ磨き上げていても、フレームや足まわりが錆びたり塗装がヤレていると、バイク全体の印象は悪くなる。逆に外装がくたびれていても、黒いパ[…]
ハンドルとソケットが一直線になる丸形ヘッドのスイベルラチェット 丸型ヘッドの中心に支点を置くことで、ハンドルを180度振れるスイベルラチェット。ハンドルと差込部を90度にすれば通常のラチェットと同様に[…]
最新の関連記事(工具)
この記事に訪問してくれたあなた、キックペダルの分解に興味があるということでしょうか? それとも今まさにその危機に直面しているのでしょうか? もしくはただの冷やかし?? それでもオッケー。少しでも参考に[…]
ハンドルとソケットが一直線になる丸形ヘッドのスイベルラチェット 丸型ヘッドの中心に支点を置くことで、ハンドルを180度振れるスイベルラチェット。ハンドルと差込部を90度にすれば通常のラチェットと同様に[…]
ダブルフレックスヘックスレンチ:L形ヘックスにはできない微妙な角度調整で使い勝手アップ 一般的な六角棒レンチは、ビット部分が5mmなら軸部も5mmの六角で、手に食い込んで痛いこともある。だがこのレンチ[…]
私は長い間タイヤ交換が苦手でした。 実はワタシ、長い間タイヤ交換が苦手でした。 レバーを使ってタイヤを外したり、組み付けたりはできるのですが、全体的に手間取るというか、スムーズにいかないというか、なか[…]
唱えてますか?「ネンオシャチエブクトウバシメ」 突然ですが、愛車の点検していますか? 「車検パスしてるから問題なし」「普通にエンジンかかって走っているから大丈夫」・・・と思っている、そんな貴方にこそぜ[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
金属加工で培ったワンオフパーツ製作や溶接技術を生かし、マニアも納得の“サンキュッパフレーム”を製作 初期型/前期モノと呼ばれるモデルが尊重される多くの絶版車と異なり、後期型が好まれているのがホンダCB[…]
オーバーホール完了後の初期型用純正キャブレターを車体に装着。初期シリーズはツインキャブ!! 不動状態で近所のバイク屋から引き上げてきたGB250クラブマンですが、走行距離の少なさとその素性の良さを信じ[…]
この記事に訪問してくれたあなた、キックペダルの分解に興味があるということでしょうか? それとも今まさにその危機に直面しているのでしょうか? もしくはただの冷やかし?? それでもオッケー。少しでも参考に[…]
キャブレターボディ内部の汚れは漬け込みタイプのクリーナーが効果的 キャブレターやガソリンタンク内に長期間溜まったガソリンは、時間の経過とともに劣化、変質します。どの程度の期間で劣化するかは保管状況など[…]
フレームを塗装する際にパウダーコートがおすすめな理由 外装部品をどれだけ磨き上げていても、フレームや足まわりが錆びたり塗装がヤレていると、バイク全体の印象は悪くなる。逆に外装がくたびれていても、黒いパ[…]
人気記事ランキング(全体)
海外向けのNT1100白バイ仕様だっ!! ホンダが2輪メディア向けの編集長ミーティングで白バイ仕様のNT1100海外向けモデル、「NT1100 POLICE」を世界初公開したぞ! ホンダはこれまでにも[…]
BIG-1後継機は“エフ”スタイルで来る?! まさかまさかの新情報だ。ホンダが開発中のヘリテイジネイキッド・仮称「CB1000」が、ホンダ往年の名車“エフ(CB750F/CB900F/CB1100F)[…]
行こうよ。はっぴーでい。 ホンダは、1974年に誕生したサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」の50周年を記念し、特別デザインを施した「スーパーカブ50・HELLO KITTY」および「スーパーカ[…]
勝てるはずのないマシンで勝つマルケス、彼がファクトリー入りする前にタイトルを獲りたい2人 MotoGPのタイトル争いに関してコラムを書こうとしたら、最終戦の舞台であるスペイン・バレンシアが集中豪雨によ[…]
コンパクトな車体に味わいのエンジンを搭載 カワサキの新型モデル「W230」と「メグロS1」がついに正式発表! ジャパンモビリティショー2023に参考出品されてから約1年、W230は白と青の2色、メグロ[…]
最新の投稿記事(全体)
2ストメーカーだったスズキが4バルブで一気に追い抜く算段の400は、ツインの急先鋒に賭けていた スズキは、1975年まで生産車すべてが2ストロークで、4ストバイクは皆無。GT380やGT750の3気筒[…]
ハーレー女子に聞きました Q1.これまでのバイク歴/ハーレー歴など教えてくださいQ2.いま乗っている愛車を選んだ理由は?Q3.お気に入りのポイント?Q4.高年式モデルにない魅力とは?Q5.同じ趣味を持[…]
半ヘルで普通自動二輪車を運転すると交通違反? 「126cc以上のバイクを半ヘルで運転するのは違反」という話をよく耳にしますが、じつを言えばそれは正しくありません。乗車用ヘルメットについて記載された道路[…]
1980年代の“ミッドナイトスペシャル”を黒ボディと金ホイールで再現?! ヤマハは欧州と北米で、ミラノショーを前に2025年モデルを発表。まずは新色“ミッドナイトブラック”をまとったXSR900だ。 […]
小ねじカッター:テコの原理でズバッと切断でき、バリ取りなしで使えるのが画期的 ESCOの小ねじカッターは、本体先端部分のピボットやテコの原理を活用した3枚合わせの本体構造など、オリジナリティに富む設計[…]
- 1
- 2