![[バイクメンテツール] Ko-ken(コーケン)のインパクトレンチ用ソケットでメンテ活動がさらに充実](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ガレージがあれば、バイクの台数を増やせるだけでなく、道具や工具の置き場所ができるから、これまで以上にそのラインナップを充実させることができる。また、ハンドツール以外の設備や環境改善アイテムも視野に入ってくる。本記事では、ガレージユーザーならではの視点で、電動/エアインパクトレンチに装着したい、Ko-ken(コーケン)製のソケット類を紹介しよう。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:山下工業研究所
エアーコンプレッサーを設置したら、インパクトレンチとソケットをセットで持っておきたい
ガレージにコンプレッサーを置いたら、絶対欲しいインパクトレンチ。作業効率が格段に向上する。メッキ仕様が多いハンドツール用のソケットに対して、強い衝撃が加わるインパクトソケットは黒染め仕上げが一般的。
Ko-kenの製品は差込角3/8インチなので、バイクメンテで快適に使える。
【Ko-ken RS13401M/9 インパクトソケットセット】●税抜価格:1万2100円
黒染めにはメッキ被膜破損の心配がないだけでなく、インパクト用はソケット自体の強度もハンドツール用とは異なる。ただし分厚くするだけでは使い勝手が悪いので、コーケンでは薄肉タイプもラインナップ。外れ止めのCリングも付属。
狭い場所でも扱いやすさ抜群。差込角3/8インチのスリムさが特徴
ヘッド部分のボリュームが小さく、狭い場所に使われることが多いキャップボルト。キャリパーマウントなど、高トルクで締められたボルトを緩める際、L字型レンチが手に食い込み痛い思いをするが、そんな時もインパクトを使えば、一発で緩めることができる。
【Ko-ken RS3012M/8-L52 ヘックスビットインパクトソケットセット】●税抜価格:1万5400円
セット内容は4/5/6/7/8/10/12/14mmの8個組み。ワンピースタイプのソケットには十分な強度があり、レンチと結合する四角穴も面接触を採用。L字型やT字型レンチで徐々に力を加えるより、インパクトで一気に回す方が六角穴へのダメージは少ない。
高強度ながらスリムな開口部。バイクのメンテで重宝する差込角1/2ソケット
標準/ショート/ディープなど、コーケンのインパクトソケットのバリエーションはじつに豊富。レンチの差込角が1/2インチなら、エンジンから足まわりまで、幅広い作業に重宝するこのセットがオススメ。
六角部を薄く仕上げた薄肉タイプなのが特徴。
【Ko-ken RS14401M/10 インパクトソケットセット】●税抜価格:1万5000円
インパクトレンチの最大トルクが大きくなる分、ゴツくなりがちな1/2ソケット。10〜19mmの標準タイプは、開口部から四角差込部にかけてテーパー形状だが、薄肉タイプはスリムな円筒状に成形されているため、ボルトやナット周辺との干渉を避けやすい。
ソケット部内蔵のマグネットで、逆さ使いにも対応するソケットビット
量産ラインの組立用動力工具向けに開発されたインダストリアルソケットシリーズの一種で、六角軸の対辺が1/4インチ(6.35mm)なので、電動インパクトレンチでも使える。
このソケットは、ボルトやナットの落下防止のため、底部に磁石が組み込まれているのが特徴。
【Ko-ken 115W-50ナットセッター(マグネット付)】8/10/12/13/14mm ●税抜価格:680円/720円/900円/1200円/1250円
コーケンでは「ナットセッター」と呼ばれるソケットには、磁石の有無や軸長の違いなどさまざまなバリエーションがある。これは全長50mmだが、最長250mmまで用意されている。
スリムなソケット部とロングシャンクで、ディープソケットとしても活躍
上と同じナットセッターだが、こちらはソケット底部に磁石がない。全長は50/75/100/150/200/250mmと細かく設定され、エクステンションバー+標準ソケットのような使い方もできる。電動ドライバーで駆動するため、六角部サイズは14mmが最大。
【Ko-ken 113-75 ロングナットセッター】8/10/12/13/14mm ●税抜価格:1660円/1800円/1800円2310円/2310円
電動インパクトのトルクを優しく分散。絶版車メンテ向けのサーフェイスドライブ
このソケットビットは、そもそもオートモーティブ用ではなく建築工具用に開発された製品で、ハイパワー化された電動工具に対応するため、軸部の耐久性を高めて表面処理も変更。
六角部は従来のフラットドライブより、さらに面接触化を進めたサーフェイスドライブを採用している。
【Ko-ken BD014XN-SF セミディープサーフェイスリードソケット】10SF(10mm)/12SF(12mm)/13SF(13mm)/14SF(14mm)/17SF(17mm) ●税抜価格:1790円/1810円/1810円/1880円/1880円
ボルトやナットの各辺の中心近くで接触するため、角部が傷んでいても対応可能で、通常の六角開口ソケットよりはめやすいのがサーフェイスドライブの特徴。取り違えを防ぐサイズの色帯も建築工具ならでは。
[要チェック!]ソケットビット購入時は駆動工具の差込寸法を確認しよう
ビットソケットを固定する溝の深さは、国内メーカーの工具で主流の14mmと、海外製電動ドライバーやエアーツールで一般的な9.5mmの2種類がある。深さ9.5mmの工具に14mm溝のビットを差し込んでもロックしないので、注意しよう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
ドロ汚れだけではなく油汚れにも効果てきめん。分解前には周囲の汚れ落としが基本 台風被害による河川越水時にエンジン腰下まで水没したカワサキW1‐SA。その後、放置期間がしばらく続いたが、嫁ぎ先が決まった[…]
ガソリンタンク内部は処方前に現状把握から 今回登場するカワサキエリミネーター250は、モトメカニック編集部の友人が所有する車両だ。ガソリンがオーバーフローするため、その相談で編集部ガレージに持ち込まれ[…]
ユニバーサルソケット:手が届かないボルトやナットもナットグリップ機構でホールド スチールボールによるフリクションでボルトやナットをホールドするコーケン独自のナットグリップソケットと、ユニバーサルジョイ[…]
現状のラインナップになくても新規開発の可能性もあり!! プラスチック製カバーの下は味も素っ気もないと言われることも多い原付スクーター。確かに50ccスクーターのラインナップが豊富だった2000年ぐらい[…]
構成要素のすべてに技術的な裏付けがあるSP2シリーズ そもそも山口県のバイクショップからスタートしたASウオタニ。SP2フルパワーキット/SP2パワーコイルキット/SP2ハイパワーコイルセットといった[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
軽量で取り扱いやすく、初心者にもピッタリ 「UNIT スイングアームリフトスタンド」は、片手でも扱いやすい約767gという軽さが魅力です。使用後は折りたたんでコンパクトに収納できるため、ガレージのスペ[…]
ドロ汚れだけではなく油汚れにも効果てきめん。分解前には周囲の汚れ落としが基本 台風被害による河川越水時にエンジン腰下まで水没したカワサキW1‐SA。その後、放置期間がしばらく続いたが、嫁ぎ先が決まった[…]
ガソリンタンク内部は処方前に現状把握から 今回登場するカワサキエリミネーター250は、モトメカニック編集部の友人が所有する車両だ。ガソリンがオーバーフローするため、その相談で編集部ガレージに持ち込まれ[…]
ユニバーサルソケット:手が届かないボルトやナットもナットグリップ機構でホールド スチールボールによるフリクションでボルトやナットをホールドするコーケン独自のナットグリップソケットと、ユニバーサルジョイ[…]
論より証拠! 試して実感、その効果!! みなさんは“ガソリン添加剤”を使用したことがありますか? 「メリットあるの?」、「効果はわかるものなの?」などの疑問から、手を出したことがないという方も多いので[…]
最新の関連記事(工具)
ユニバーサルソケット:手が届かないボルトやナットもナットグリップ機構でホールド スチールボールによるフリクションでボルトやナットをホールドするコーケン独自のナットグリップソケットと、ユニバーサルジョイ[…]
ある日チョークが折れてた エンジン始動でチョークを引っ張ったらいきなり「スポッ」と抜けた。何事かと思ったら・・・折れてたんですよ、チョークケーブルのアウターが。 アクセルやクラッチ、スロットルやチョー[…]
レストアでのつまづきはそこかしこに 古いバイクをレストアしていると意外なところでつまずいたりするものですが、今回引っかかったのが8インチのチューブタイヤの「リムバンド」。 こちらのホイール、別にリムバ[…]
ヤフオクで入手したバイクのフレーム。ネジ穴に折れたボルトが詰まってた!? ヤフーオークションでとあるバイクのフレームを買ったところから話が始まります。 フレーム曲がりや大きな傷もなく、塗装面も小傷があ[…]
エンジンオイルにとって過酷な時期 オイル交換のタイミングって、地味に悩みますよね。「走行距離3000km~5000kmで交換が目安」とか「半年ごとに交換を!」なんて、よく聞くけれど、あくまでそれは“目[…]
人気記事ランキング(全体)
「ワインディングの覇者を目指すならCB-1」のキャッチコピーだったら評価は変わった!? カウルを装着したレーサーレプリカが出現する以前、1970年代までのスーパースポーツはカウルのないフォルムが一般的[…]
ニューカラーにスマートフォン接続機能が進化 2026年モデルでパッと目を引くのは、やはりカラー&グラフィックの変更だ。「Ninja ZX-4R SE」は、パールロボティックホワイト×メタリックスパーク[…]
みんながCBを待っている! CB1000Fに続く400ccはあるのかないのか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「[…]
水に濡らすだけでひんやり感バツグン このクーリングタオル、まず特筆すべきはその使いやすさだ。使い方はいたってシンプルで、タオルを濡らすだけ。水さえあればどこでもクールダウンが可能で、ツーリング中に立ち[…]
スマホ連携TFTやスマートキー装備のDX ホンダがミラノショーで発表した2025年モデルのPCX125(日本名:PCX)。2023年には欧州のスクーターセグメントでベストセラーになった同車だが、日本で[…]
最新の投稿記事(全体)
ブランド名は「南北戦争」に由来 1991年、成功を収めた弁護士、マシュー・チェンバースが興したバイクメーカー、コンフェデレート。 和訳すると「南軍」を意味する社名は、創業地がルイジアナ州バトンルージュ[…]
最長45kmの渋滞も起こり得る2025年のお盆 2025年の渋滞予測期間は、2025年8月7日(木)から8月17日(日)までの11日間となっている。この期間中、10km以上の交通集中による渋滞は、上下[…]
2つの優勝がRKの進む道を決めた 創業から30年後、Bold’or24時間耐久レースと鈴鹿8時間耐久レースの勝利によって、RKはレースという場に自らのアイデンティティを見出し、それ以降、企業として、チ[…]
軽量で取り扱いやすく、初心者にもピッタリ 「UNIT スイングアームリフトスタンド」は、片手でも扱いやすい約767gという軽さが魅力です。使用後は折りたたんでコンパクトに収納できるため、ガレージのスペ[…]
高剛性高精度なアルミビレットパーツ続々登場! 高強度アルミニウム合金素材A6061-T6を高精度切削加工し、鮮やかな発色を維持する独自のアルマイト処理を施すことで変色や腐食を防ぎ、優れた耐摩耗性を発揮[…]
- 1
- 2