
2023年からスタートした『ロイヤルエンフィールドミートin HSR九州』が、2024年も5月5日に開催された。このイベントは『鉄馬フェスティバルwithベータチタニウム(以下、鉄馬)』に参戦するロイヤルエンフィールドのコンチネンタルGT650とハンター350を応援しながらファンとの交流を楽しむもので、たくさんのロイヤルエンフィールドユーザーが集まった。
●文:小川勤 ●写真:ロイヤルエンフィールド ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド
イベントに合わせてショットガン650と水冷ヒマラヤが九州初上陸!
2023年、ロイヤルエンフィールドのコンチネンタルGT650が鉄馬に参戦。それを機に、ファンミーティングとして『ロイヤルエンフィールドミートin HSR九州』を開催した。2024年は2回目の開催となる。ロイヤルエンフィールドは、インドやアメリカでコンチネンタルGT650を使ったワンメイクレースを開催しており、そんな活動を昨年から日本でも実施。ロイヤルエンフィールドが持つスローガンのひとつである『ライドピュア』を実際にファンの皆さんに観て、感じてもらおうという試みである。
鉄馬は、HSR九州で開催されるイベントレース。かつては鋼管ダブルクレードルフレームに並列4気筒エンジンを搭載した、国産旧車のレースだったが、現在は気筒数などでクラス分けを行い、鉄フレームを採用する新旧さまざまなバイクの参戦が可能。ロイヤルエンフィールドはACT18クラスにコンチネンタルGT650で筆者(小川勤)が、ネオクラシック350クラスに女子大生ライダーの中山恵莉菜さんが参戦!中山恵莉菜さんのはじめての鉄馬参戦記は>>こちら
鉄馬の決勝が行われる5月5日(日)の朝、専用の駐車スペースに続々とロイヤルエンフィールドが集まってくる。車種や年齢層はさまざまで、世代やキャリアを問わず多くの方がロイヤルエンフィールドを楽しんでいるのがわかる。話を聞くとほとんどの方がサーキットに来るのも初めて。当然だと思う。
この日はパドックの1コーナー側にロイヤルエンフィールドのテントを貼り、さまざまなマシンを展示。発売間近となっているショットガン650と水冷ヒマラヤは九州初上陸となった。また、アパレルの販売も行いながら、ホスピタリティスペースとしても活用。参加者にはパドック内の飲食エリアで使えるランチチケットが配られ、希望者はお昼休みにコースを走るパレードランに参加することもできた。
パレード後はレース観戦。ネオクラシッククラス350クラスに参戦するハンター350と、ACT18(エアクールドツイン18=空冷ツインの18インチ)クラスに参戦するコンチネンタルGT650を応援。サーキットのいろいろなところでロイヤルエンフィールドの旗が振られていたのが印象的だった。
オーセンティックなバイク作りを貫くロイヤルエンフィールドとサーキット走行やレースは、なかなか結びつかないかもしれない。しかし、ロイヤルエンフィールドは市販車にハリスパフォーマンス製のシャーシを採用するなど、ハンドリングをしっかり追求している。そして、実際にレースを見たオーナーさん達は、他のバイクと奮闘したり、快音を轟かすレーサーの迫力に興奮。目を輝かせながら『ライドピュア』を体感していた。
パレードに参加してくれたさまざまなロイヤルエンフィールドを見てみよう!
ハンター350
2024年の「鉄馬フェスティバルwithベータチタニウム」参戦の模様を動画でも公開!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ミリオーレの最新記事
孤高のパニガーレV4Sと友好的なパニガーレV2S パニガーレV4Sでサーキットを3本ほど走ると、強烈な疲労感が僕の身体を襲う。汗は止まらず、足腰に力が入らなくなる。試乗直後は格闘技を終えたような感じだ[…]
ファッションからスポーツまで。現代のバイクライフにフィット このバイクは只者じゃない−−。僕はマヨルカ島のリゾートホテルのエントランスに鎮座するトライアンフの「スピードツイン1200RS」に初対面した[…]
ライダーを様々な驚きで包み込む、パニガーレV4S 5速、270km/hからフルブレーキングしながら2速までシフトダウン。驚くほどの減速率でNEWパニガーレV4Sは、クリッピングポイントへと向かっていく[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
最新の関連記事(ロイヤルエンフィールド)
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
快適性向上、簡易ナビ/USB-Cを標準装備! ロイヤルエンフィールドから新型「ハンター350{HUNTER 350)」が登場! 日本で総輸入発売元を務めるピーシーアイが新型を発表するとともに、価格や発[…]
イベントレース『鉄馬』に併せて開催 ゴールデンウィークの5月4日、火の国熊本のHSR九州サーキットコースに於いて、5度目の開催となる鉄フレームのイベントレース『2025 鉄馬with βTITANIU[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
重厚感とユーザー寄りのデザインと扱いやすさが魅力本物のクラシックテイストがロイヤルエンフィールドの特長 1901年にイギリスで創業したロイヤルエンフィールドは、世界最古のバイクブランドとして長い歴史の[…]
人気記事ランキング(全体)
ネットで注文できる1サイズ&1プライスガレージ。完成状態で運搬されてクレーンで据え置きされる サンデーメカニックなら誰もが知る工具ショップ・アストロプロダクツのホームページ上に「BIKE小屋」という商[…]
バイクライフを変えるスマートナビ「AIO-6シリーズ」 「AIO-6シリーズ」は、従来のバイク用ナビゲーションシステムが「道案内」や「車載モニター」に限定されていたのに対し、4G通信技術を搭載している[…]
昔の日本で大型輸入車に乗れるのは非常に限られた人だけ 現在の日本では様々な輸入車が当たり前のように走っているけど、昔は世界で1番厳しいとされた認証型式の取得や車検制度という高い壁があり、日本を走る外車[…]
完全に消える? それとも復活する? ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し、唯一無二[…]
バイクは性能だけじゃない。大胆に温故知新を貫いた 1馬力でも高く、0.1秒でも速く…。1980年代後半、そんな熱狂にライダーは身を焦がしていた。レースでの勝利を至上命題にしたレーサーレプリカが世に溢れ[…]
最新の投稿記事(全体)
KRTもグラフィック変更され、オールニューカラー化 ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツがニンジャ400シリーズだ。φ41m[…]
佇まいも走りも魅惑的。相棒のようなキャラクター ゼファーはまさに何にでも使える相棒のようなキャラだった。街乗りに旅によし、タンデムもよし、眺めても磨いてもよし。そして、意外にも走りが抜群に楽しかった。[…]
ホンダCB400スーパーフォア試乗レビュー 姿は変わらずとも進化を続けた直4ネイキッド 教習車として多くのライダーを路上に送り出してきたエントリーモデルであるのと同時に、普通二輪免許で手にできるフラッ[…]
※写真はMotoAmerica Mission King of the Baggers ハーレーダビッドソン「ロードグライド」のワンメイクレース! ツーリング装備をサイドバッグに絞った仕様の“バガー”[…]
昔の日本で大型輸入車に乗れるのは非常に限られた人だけ 現在の日本では様々な輸入車が当たり前のように走っているけど、昔は世界で1番厳しいとされた認証型式の取得や車検制度という高い壁があり、日本を走る外車[…]
- 1
- 2