
いま話題の空力デバイスを搭載し、最高速度は314 km/hということでも大きな話題となっているBMW M1000RR。待望の日本国内初お披露目が、3月24日(金)〜26日(日)に開催される東京モーターサイクルショーで行われることが決定。4月7日(金)~9日(日)に開催される名古屋モーターサイクルショーでも同モデルが展示される予定だ!
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:BMWモトラッド
M コンペティションは新たなウイングを生やし、カーボン率アップ!
『たぐい稀なピュアレーシングの遺伝子』と謳われているBMW M1000RR。ウイングレットを装備し、スーパーバイク世界選手権(WSBK)で勝つためのマシンとして2020年に華々しくデビュー。
212ps/14500rpmというパワーや先進的なデザインも大きな話題になった。また今年6月にはMシリーズの50周年を記念してM1000RR 50Years M(日本限定50台、受付は終了)が発売となり、BMWが創出するスーパースポーツのニューモデルは常に注目を集めてきた。
そして満を持して、New M1000RRが登場。コンマ1秒へのあくなき挑戦を続けるライダーの期待に応えるため、数えきれないほどの風洞とロードテストを繰り返して開発された。
注目はフロントカウルに装備されたウイングレットだろう。約10kgのダウンフォースを発生するウイングレットは、加速時のウィリーを抑制することでトラクションコントロールの介入を最小限にとどめ、エンジンパワーをロスなく加速に繋げる。
さらにブレーキング時に車体を安定させるメリット発揮し、旋回中もダウンフォースをアップ。それにより最高速は前モデルの306km/hから314km/hに向上している。
ブラックボディにBMWのモータースポーツカラーをあしらったデザインが新鮮なM1000RR M コンペティション。
【’23 BMW M1000RR M コンペティション】主要諸元■全長2085 全幅899(ミラー含む) 軸距1456 シート高832(各mm) 車重193kg(装備) ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 212hp/14500rpm 11.52kg-m/11000rpm 変速機6段 燃料タンク容量16.5L ■タイヤF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ●カラー:ブラックストーム メタリック ●価格:433万5000円
2023年ニューモデルをはじめとするBMWの最新ラインナップを展示
新型 M1000RRが本邦初公開されるだけでなく、BMW モトラッド創立100周年記念モデル・R nineT 100Yearsや注目の新型モデル・M1000Rをはじめ、今年モデルチェンジを迎えたS1000RR、R1250R、R1250RS、そして主力モデルであるR1250 GS Adventure、R 18など、BMWが誇る最新のラインアップを一挙に展示する。
ディテールなどもじっくりとチェックできる機会を、お見逃しなく!
東京モーターサイクルショー
【開催日時】 2023年3月24日(金)~26日(日)3日間
【会場】 東京ビッグサイト
名古屋モーターサイクルショー
【開催日時】 2023年4月7日(金)~9日(日)3日間
【会場】 Aichi Sky Expo 愛知県常滑市セントレア5丁目
新しく採用されたウイングレットはかなり幅であることがよくわかる。前モデルからスクリーンも高くなり、最高速もアップしている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
エンジン出力はそのままにスピードアップ! さらにバンク時のダウンフォースを増加! 『たぐい稀なピュアレーシングの遺伝子』と謳われているBMW M1000RR。ウイングレットを装備し、スーパーバイク世界[…]
‘22 BMW S1000RR【進化したS1000RRをスペインにて体感】 スペイン・アルメリアサーキットのパドックに整然と並べられたマシンにはブリヂストン製スリックタイヤが装着され、タイヤウォーマー[…]
100年の歴史を記念したエクスクルーシブなモデル 航空機の製造からスタートしたBMWが設立したのは1916年のこと。しかし1919年のベルサイユ条約によって航空機および航空機用エンジンの製造が禁止され[…]
着実にアップデートするBMWのスーパースポーツ スーパースポーツといえば国産車の独壇場だった2009年にBMW S1000RRは登場。それ以来、着実に各部をアップデートし、進化を続けている。 2023[…]
BMW Mモータースポーツ・ファミリーの一員にジョイン WGP & MotoGPで9度の世界タイトルを獲得しているヴァレンティーノ・ロッシ。2021年シーズンを最後にMotoGPを引退したが、[…]
最新の関連記事(ミリオーレ)
孤高のパニガーレV4Sと友好的なパニガーレV2S パニガーレV4Sでサーキットを3本ほど走ると、強烈な疲労感が僕の身体を襲う。汗は止まらず、足腰に力が入らなくなる。試乗直後は格闘技を終えたような感じだ[…]
ファッションからスポーツまで。現代のバイクライフにフィット このバイクは只者じゃない−−。僕はマヨルカ島のリゾートホテルのエントランスに鎮座するトライアンフの「スピードツイン1200RS」に初対面した[…]
ライダーを様々な驚きで包み込む、パニガーレV4S 5速、270km/hからフルブレーキングしながら2速までシフトダウン。驚くほどの減速率でNEWパニガーレV4Sは、クリッピングポイントへと向かっていく[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間[…]
最新の関連記事(BMWモトラッド)
バイクを愛するすべての人へ 去る6月7日(土)、東京のお台場に位置するBMW GROUP Tokyo Bayにて、BMWモトラッドが主催する『NIGHT RIDER MEETING TOKYO 202[…]
Barcelona(バルセロナ)GTXジャケット 耐摩耗性に優れた表面素材と、GORE-TEX(R) Proによる高い防水透湿性を備えたジャケット。シンプルなデザインでふだん着の上に着用でき、雨の日の[…]
意外な従順さを見せるBMWのスーパーマシン サーキットでのパフォーマンスを第一に考えられたマシンではあるものの、意外と一般公道を転がすような速度域でも扱いにくさは感じない。 エンジン特性がしっかり調教[…]
Paceプロジャケット 豊富な安全装備と快適な着心地を高次元でバランスした、ワインディングやロングツーリングに最適なライディングジャケット。腕と肩のトリムには、スチールとプラスチックを組み合わせたコン[…]
朝6時台には伊豆に到着? バイクならではの伊豆巡りを 週末の伊豆半島といえば“渋滞”。そんなイメージだろう。実際、東名高速下り線は朝の6時台には渋滞が始まり、伊豆に入っても沼津市街/東伊豆/下田といっ[…]
人気記事ランキング(全体)
懐かしの四角ライトに極太のブロックタイヤ 1987年に発売されたやまは「TW200」は、フロントに130/80-18、リヤには180/80-14という極太タイヤを履いたファットなオフロードスタイルで人[…]
1位:直4ネオクラシックZ400RS最新情報/予測 最強400ccモデルであるニンジャZX-4Rをベースとした直列4気筒のヘリテイジネイキッド「Z400RS」(仮称)が開発されているという噂。77ps[…]
ライディングポジション変更のおかげで操縦性も大幅アップ! 私が参戦する全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスは、5月下旬にシーズン初戦を迎え、私自身も今季のさらなる走りの進化に期待しているのですが[…]
日本でも人気、コンパクトな車体と味わい深いエンジンの軽二輪モデル カワサキは欧州において、日本でいう軽二輪のレトロバイク「W230」と「メグロS1」の2026年モデルを発表した。注目はW230のニュー[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
最新の投稿記事(全体)
日本でも人気、コンパクトな車体と味わい深いエンジンの軽二輪モデル カワサキは欧州において、日本でいう軽二輪のレトロバイク「W230」と「メグロS1」の2026年モデルを発表した。注目はW230のニュー[…]
ヤングマシン電子版2025年9月号[Vol.634] 【海外超速報】◆ついに本気のネオクラ来た!! スズキGSX-8T/TT◆待望のゴリラ125登場? ホンダGORILLA125(MONKEY125 […]
1位:直4ネオクラシックZ400RS最新情報/予測 最強400ccモデルであるニンジャZX-4Rをベースとした直列4気筒のヘリテイジネイキッド「Z400RS」(仮称)が開発されているという噂。77ps[…]
スズキ バンディット400:GSX-Rのエンジン流用ネイキッド 59psというクラス最強のパワーを持ち、1984年に華々しく登場したGSX-R。 レーシーに設定されたこのマシンの心臓部の実用域を強化し[…]
トリックスター初となるハーレー用マフラー トリックスター初となるハーレー用マフラーが、X350向けにリリースされた。今回、初の試みとして“ツインタイプ”のサイレンサーが採用されている。 X350の特徴[…]
- 1
- 2