チャンピオンを決めたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が、最終戦でも圧倒的な速さを披露。全日本ロード選手権でこの牙城を崩すライダーは現れるのだろうか?
●文/写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
トップ中須賀克行、2番手:渡辺一樹、3番手:亀井雄大
大会2日目ART合同走行。トップ3に亀井雄大が入ってきた。トップは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)2番手渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、3番手に亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)。
ART合同走行は昨日と同じタイムスケジュール。30分の走行枠が2本。11月にしては暖かい気候が続く鈴鹿。今日は風が強く吹いて走りにくいライダーも多かった。2日連続トップの中須賀。2分6秒198。昨日はリアタイヤのスピニングが大きく前後のバランスが悪かったようだが今日はアジャストできたと言う。
「路面コンディション的には昨日と変わりませんでした。むしろ風が強くて走りにくかったです。ですがステップバイステップで改善されてきています。アベレージタイムも昨日より上がりましたので明日に向けての準備はできたかな、と思います。条件次第ですが予選で2分3秒台は狙いたいですね」
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