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シフトアップのギクシャクは「丁寧にゆっくり」が原因だった!? – ライテクをマナボウ ♯15

いったんスタートしてしまえば、その後シフトアップしていくのに、それほど難しさを感じることはない……のだけれど、シフトアップするたびに車体が前後にガクンと揺れるのはナゼだろう? こんなショック、無い方が快適なのに……。


●まとめ:ミリオーレ編集部 ●外部リンク:KUSHITANI LOGS

丁寧に操作してもショックが消えないのはナゼ?

ギヤチェンジする時のショックは、クラッチ操作に原因があるのでは……と考えているライダーが多いのではないだろうか? クラッチはエンジンが生み出した駆動力を、トランスミッションや後輪に伝えたり切ったりするための装置だから、そう思って当然だ。すると「ショックを無くすために、ゆっくり丁寧に操作しよう」と考えて実行するが、なぜかショックは小さくならない……。

ショックの原因がクラッチ操作にもあるのは間違いないが、じつは「ユックリ」が一番の問題点! これは、操作に時間をかけるほど、その間にエンジンの回転数が落ちてしまうからだ。

シフトアップの操作は基本的に加速中に行う。そしてアクセルを戻したりクラッチを切っている間も、加速の勢いがあるのでスピードはほとんど落ちないから、後輪の回転も下がらない。その時「後輪に回されている」トランスミッションの回転は、ギヤを上げることで変速比の分だけ下がるとはいえ、アイドリング付近まで落ち込んだエンジンの回転数とは大きな隔たりがあり、これが強いエンジンブレーキを生みだしてショックを起こす。


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