
布製のサドルバッグを装着した際、荷物が少なかったりして形が潰れてしまい、愛車のシルエットが損なわれてがっかりした経験はないだろうか。また、バッグの奥に放り込んだ黒い工具や小物が、薄暗い場所では見つけにくく、パッキングのしにくさにストレスを感じることも少なくない。こうした「外観の維持・視認性・保護性能」というライダーが抱える共通の課題に対し、解決策のひとつになりそうなのがKEMIMOTOのサイドバッグだ。
●文:ヤングマシン編集部
型崩れを防ぐEVA素材と整理しやすい内部構造
布製のサドルバッグにおける最大の欠点は、荷物が入っていない時に形が崩れ、見た目が損なわれることにある。しかし、本製品はマットフィルムとEVAハードシェル素材を採用しているため、中身が空の状態でも立体的な形状を維持する。耐衝撃性も備えており、走行中の飛び石などから収納物を保護する役割も果たす。

容量は片側5Lと決して大きくはないが、日帰りツーリングに必要な小物類を収めるには十分なサイズだ。特筆すべきは内部の視認性である。内装には明るいオレンジ色の防水ライニングが採用されており、薄暗い場所でも黒い工具や小さなボルトを見つけやすいよう配慮されている。メッシュポケットによる仕分けも可能で、バッグの中で荷物が暴れるのを防ぐ構造となっている。
パイプフレームへの装着に適した設計と防水性能
装着は4本のベルクロストラップを使用し、車体のフレームや既存のバッグサポート等に固定する方式だ。汎用性が高く、特にホンダのレブルシリーズやCL250といった、シートレールやフレームパイプが露出している車種との相性が良い。

外装には防水生地とSBS製の防水ジッパーが使用されており、急な雨でも内部への浸水を防ぐ仕様となっている。ただし、メーカーの試験データによると150℃以上の環境下に長時間さらされると変形のリスクがあるとのことなので、マフラーに直接触れるような取り付け方は避けるべきだろう。また、夜間の被視認性を高める反射デザインも施されている点は、実用面での評価ポイントと言える。
取材時点でAmazonでは、このKEMIMOTOのサイドバッグがセール価格で販売されている。愛車のスタイルを崩さずに実用的な収納スペースを確保したいライダーは、チェックしてみると良いだろう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(注目グッズ)
3ポート搭載で複数デバイスを同時充電できる USB Type-CとUSB-Aを組み合わせた3つの出力ポートを搭載している。Type-Cの1ポート接続時はUSB Power Delivery 67Wを出[…]
曲面にもフィットする軟質ベースを採用 ハイエースや軽バンなど、トランポとして活躍する車両のダッシュボードは平面が少なく、吸盤タイプのスマホホルダーが取り付けにくいケースがある。 星光産業の「EXEA […]
操作性を重視したストレッチ素材とプロテクターのバランス バイク用グローブを選ぶ際、プロテクターの存在感が強すぎると手元の操作性が犠牲になることがある。しかし、このデイトナ製「ストレッチフィットグローブ[…]
ハンドル周りのスペース不足をステムホールで解消 セパレートハンドルの場合、バーハンドル車のようにクランプを取り付けるスペースが確保しにくい。無理に取り付けるとメーターの視認性が悪くなったり、ライディン[…]
入り組んだ隙間にアクセスし、ホイールを傷つけない形状 デイトナのホイールスポークブラシは、ブラシ部を含む全長が230mmと取り回しのしやすいサイズ感である。特徴は、スポークの複雑な隙間にしっかりアクセ[…]
人気記事ランキング(全体)
83馬力へと進化した、完全新設計の2ストロークVツイン まず注目したいのは、なんといっても現代の環境規制に適合しながら公道を走れる完全オリジナルの水冷2ストローク250ccVツインエンジンだ。 ヴィン[…]
オーリンズとブレンボがもたらす、至高のスポーツ性能 「クラシカルなバイクは雰囲気を楽しむもので、本気のスポーツ走行には向かない」。そんな先入観を、スピードツイン1200 TFCは心地よく裏切ってくれる[…]
新たなフラッグシップとして君臨するCB1000Fの魅力 2025年11月に発売した新型CB1000Fは、大排気量直列4気筒エンジンの力強さと、名車CB750Fをモチーフにした流れるようなボディデザイン[…]
50ccで7.2馬力! 6速ミッションを操る快感 「50ccだからといって、走りに妥協はしたくない」。そんな熱い思いを持つライダーたちを、NSR50はたちまち虜にした。 心臓部には、最高出力7.2PS[…]
小型ボディに必要な情報を凝縮したデジタルメーター 「電気式スピード&タコメーター CUBE」は、縦横約50mmというコンパクトなスクエアボディを採用した電気式メーターである。 スピードメーターはデジタ[…]
最新の投稿記事(全体)
熟成を重ねるZ900RSの魅力と、直列4気筒エンジンが抱えるリスク 2018年の登場以来、大型クラスの人気モデルとして君臨し続けるZ900RS。近年では電子制御スロットルやクイックシフターを獲得し、ス[…]
業界の変化を前向きに捉える「バイクの日」イベント 2026年のバイク業界は、50cc以下モデルの生産終了と新基準原付への本格的な移行など、一つの転換点を迎えている。また、自工会の調査によれば新車購入者[…]
伝統と革新のベースモデル「プリマベーラ125」の揺るぎない魅力 「クラシカルなルックスのスクーターに乗りたいが、現代の交通事情に合わせた性能や安全性は妥協したくない」。そんなワガママなライダーの欲求を[…]
GB350シリーズの違いは『見た目だけ』じゃありません! トラディショナルなデザインに味わい深い空冷単気筒エンジンを組み合わせた『GB350』シリーズは、バイクの原点を感じさせるスタイリングと走りで、[…]
新たなフラッグシップとして君臨するCB1000Fの魅力 2025年11月に発売した新型CB1000Fは、大排気量直列4気筒エンジンの力強さと、名車CB750Fをモチーフにした流れるようなボディデザイン[…]
































