
●文:[クリエイターチャンネル] 伊藤由里絵
みなさんこんにちは、靴磨きしながら愛車のヤマハボルトで日本一周中のいとです! まだ暑さが残る日も続いていますが、涼しい日も多くなり、ツーリングシーズン到来となりました。この時期のおすすめは、なんといっても東北。雪が降り始めると、おいそれと行けないですからね。ここだけはおさえておきたい、4スポットをピックアップして紹介します!
まるでジブリの世界!? 奥入瀬渓流と十和田湖【青森県】
日本一周の旅の途中、青森市内で出会った方から「十和田湖を目指して進んでごらん。途中、まるでジブリの世界に入ったような世界が待ってるよ!」と教わった絶景ポイントが、奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)と十和田湖です。青森市方面から進んでいくと、山、川、湖と代わる代わるいろんな姿の絶景を楽しめるルートなんです!
まず見えてくるのが日本百名山のひとつで青森を代表する山である、八甲田山。山のまわりにはぐるっと道路が囲まれていて、西と東で違った表情の八甲田山を見れます。舗装されたほどよいカーブのワインディングは気持ちよく走ることができます。
そして八甲田山を背にさらに南下すると、奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)が見えてきます。奥入瀬渓流付近に入ると、突然今までと違う緑の世界が広がります。まるでジブリ映画の世界のよう・・・。渓流のせせらぎとコケ、付近の岩場がどれも美しいのです!
駐車場にバイクを停めて歩くも良し、バイクでずっと進むこともできます。この辺で食べられる十和田の郷土料理の「バラ焼き」も絶品ですよ!!
そして奥入瀬渓流の流れ着く先に広がっているのが、十和田湖。穏やかで美しい水面が、目を引きます。近くに素敵なカフェも多く、ゆっくり時間を過ごすのに最高の場所です。
日本一深い湖! 澄んだブルーが美しい田沢湖【秋田県】
秋田と盛岡を繋ぐ国道46号線もまたツーリングにオススメの道。高速道路のように舗装された、綺麗な道で、山の中をなだらかに駆け抜けていくことができます!
なんと言っても目玉は、秋田と盛岡のちょうど間に位置する日本一深い湖「田沢湖」(水深423m)。コバルトブルーの鮮やかな水面を見たら、思わずバイクを停めざるを得ません! 私が訪れた日は、少し曇っていましたが、それでも見たことのないほどの、鮮やかなブルーに思わず感動してしまいました・・・!
田沢湖の東側を北上して行くと、八幡平へと続く峠道に繋がります。峠の道中は、温泉地も次々に出てくるので温泉巡りも良いですね~。
絶景は運次第!? バイクで御釜を眺めに行こう【山形県】
山形県と宮城県の狭間にある観光スポット、蔵王。山頂までバイクで登ることができて、天候に恵まれれば大迫力の御釜を拝むことができます!!
しかし御釜を綺麗に見れるかどうかは、運次第・・・。山頂の天候は変わりやすくて、雲がかかって御釜が隠れてしまうこともしばしば。なんとハッキリと御釜を見れる確率は、30%なのだとか。ご覧ください! 山頂で雲の切れ間を待つこと30分、やっとこさ一瞬晴れた隙に撮れた、御釜の一枚です(笑)。
10月と言えど蔵王の山頂はかなーり冷えるので、登るときは暖かくして登ると良いですよ! 毎年11月頃~翌年4月頃までは、山頂までの道路が雪で通行止めになってしまうので、要注意です!
「空を走る道」磐梯吾妻スカイライン【福島県】
度々日本の絶景ツーリングスポットして紹介される、福島県の「磐梯吾妻スカイライン」。東北ツーリングに行く方には、ぜひ訪れて欲しい場所です!
全体的に走りやすい道路で、とくにメインの山頂付近は山肌がむき出して、まるで海外のような荒野がぶわぁっと広がります。遮るものが何もなく、絶景の中を駆け抜けることができるので、気持ちいい風を感じながらライディングすることができるのです!
山頂付近にある「浄土平」も有名なスポット。有料駐車場(車500円、バイク200円)があって、私は朝一に行きましたが、すでにバイクが50台ほど停まっていました。火山口まで10分ぐらい登ることができて、なんと火口のまわりも歩けます!
東北地方オススメのまわり方
東北地方は一県一県がとても広いので、県をまたぐ移動に時間がかかります。1~2県を楽しむなら1泊2日、隣接する3県ぐらいを楽しむなら2泊3日を予定してスケジュールを組むと、身体的にも疲れすぎずにツーリングを楽しめますよっ!
東北地方の山岳部は冬になると、積雪で通行止めになることもしばしばですから、秋ツーリングが東北の魅力を味わう絶好のチャンスですよ!
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