ディーラーとショップって何が違うの?大手バイクショップの店員に聞いてみた

●文:[クリエイターチャンネル] 名城政也
免許なしだけど、「バイクが欲しい…バイクが欲しい…」と、いつかバイクを買うことを夢見ながら情報を集めていると、見知らぬ言葉が…。ディーラーってなんじゃ? 「ショップ」はその名の通り「お店」だとわかるが、これは何だろうか? まったく知識のない私が、最初に思い浮かんできたのは、カジノのディーラーだが、まず関係はなさそう。
そこで、ショップとディーラーで何が違うのか、大手バイクショップで働く知人に聞いてみた。ヒアリングの結果わかったことを、ここからまとめてみたぞ。
ディーラーとは正規販売店のこと
ディーラーは、メーカーと契約を交わしている正規販売店だ。ホンダでいえば、ホンダドリームやホンダウイング等が該当する。そのため、扱っている車両が特定のメーカーで統一されていることが、特徴だ。
サービスマニュアルやツールも一通り揃えられており、ディーラーネットワークでノウハウや技術情報も共有されているので、特定のメーカーに関しては、専門家といった印象。また、純正部品やアクセサリも取り扱っている。
ショップとは販売店全般のこと
一方でショップは、名前のとおりバイクを販売しているお店全般のことだ。中でも、メーカーと契約を交わしていない、販売業者を指すことが多い。ディーラーとは異なり、メーカー問わず、さまざまなバイクを販売しているため、バラエティ豊かなラインナップを店舗で確認できるのが、特徴だ。
幅広い品ぞろえがあるものの、ディーラーほどはメーカーから情報やツールが提供されておらず、純正部品やアクセサリの手配が難しかったり、手配できたとしても時間がかかりがちといったデメリットもある。
つまるところ、分かりやすく言うならば、純正iPhone充電器を取り扱っているAppleのお店がディーラー。「純正の充電器は取り扱ってないんですよ~…」という街の携帯ショップがショップといった感じだ。
ここが違うよ! ディーラーとショップ!
ディーラーとショップについて、なんとなくわかったものの、まだまだ?マークはたくさん。バイク店で働く知人に、具体的な質問をぶつけてみた結果、以下のことがわかったぞ。
ディーラーはどんなバイカー向き?
ディーラーは、特定のメーカーしか扱っていないことを考えれば、好きなメーカーや欲しい車種が決まっている人に向いている。ディーラーの方が、特定のメーカーのモデルについて、専門性が高いスタッフがいるというのも安心だ。実際に特定のメーカーが大好きな人は、ディーラーにしかバイクをもっていかないということも多いそうだ。
ショップはどんなバイカー向き?
ショップは、ひとつのメーカーにこだわらない、またはある面でマニアックな人向きだ。たとえば、現行車種に関してはディーラーの方が安心だが、旧車ともなるとメーカーはもはや部品を扱っていない。しかし、全国チェーンの大手ショップともなると、状態のいい中古部品を倉庫で大量にストックしている場合もあるので、旧車に関しては、とても頼りになるのだ。
スズキ カタナやホンダCB400FOURといった名車ともなれば、純正品互換の部品を販売していたり、独自のノウハウを持つ専門店が存在していたりもする。「何にこだわるのか?」という点で、ショップ派かディーラー派かが、分かれてくるだろう。
自分の状況に合わせてディーラーとショップを使い分けよう
今回、ディーラーとショップについて聞いてみたが、けっきょくどちらで購入すべきか…となると難しいところ。純正パーツを取り寄せられるディーラーの方が安心できそうだが、ショップもショップならではのメリットがある。この点については、個々の好き嫌いによって分かれるというところだろうか。
バイクを購入する際のポイントについては、過去にも知人に話を聞いたことがあるので、そちらも参考にしてみてほしい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(名城政也)
二輪免許こそない私だけれど、子供の頃から「特攻の拓」や「バリバリ伝説」のようなバイク漫画がとにかく好きだった。学生時代ともなれば、漫画から読み取れた知識だけで「バリバリ伝説の主人公、巨摩 郡みたいにC[…]
世の中は忘年会シーズン真っ只中。あっちに行ったりこっちに行ったりと、一次会や二次会などで都心を駆け回るビジネスマンをよく見かける。でも、忘年会の会場が駅や会社から離れた場所にあるときは、移動が面倒…。[…]
「いつかは旧車に乗り、自分専用のカスタムをしたい」と、憧れを抱いている筆者。その夢を叶えるためには、ひとつの大きなハードルがあったりする。そもそも、各部の名称や役割についてよくわかっていないのだ。そこ[…]
幼い頃、ファーストフードのドライブスルーを「自転車でもできるのかな!?」と想像したことがある。大人になった今となっては、もうそんなことはしないが、実際はどこまで可能なのだろうか? と考えたときに、ひと[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 旧車とネオクラシックの違い、そしてネオクラシックバイクの特長や選ばれる理由を、知り合いのバイク屋に聞いた。 旧車とクラシックバイクの違いは? ほぼ同じ意味合いで、設計が古[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
荒野を駆け抜けた友情と青春!『機甲創世記モスピーダ』が放つタイムレスな魅力 1983年10月から1984年3月まで全25話が放送されたタツノコプロ制作のTVアニメ『機甲創世記モスピーダ』。謎の宇宙生命[…]
本棚の奥にガレージ出現!?「遊べる本屋」の真骨頂 雑多に積み上げられた書籍、POPの毒のある言葉、そしてサブカルチャーの濃密な空気感。「遊べる本屋」の代名詞を持つヴィレッジヴァンガードは、行くたびに新[…]
名神高速ICからすぐ!京都・東山の観光拠点として絶好のロケーション 高速道路を走り抜け、京都の街へ降り立つライダーにとって、宿までのアクセスの良さは重要なポイントだ。「COCO VILLA 京都清水寺[…]
「ただの通過点から目的地へ」国道29号沿いの小さな町が仕掛けた生存戦略 昨年の参拝者が落とした「お賽銭」が鳥居になった 驚くべきことに、この風変わりな鳥居は、神社側が多額の予算を投じて独断で建てたもの[…]
1930年代のクラシックカーが現代のEV技術で蘇る!ブレイズ「EVクラシック」の造形美 愛知県名古屋市に本社を置く株式会社ブレイズが展開する「EVクラシック」は、1930年代から1960年代にかけての[…]
最新の関連記事(ビギナー/初心者)
なぜ「舗装路のベテラン」がダートで転ぶのか? アドベンチャーバイクのブームもあり、林道やダートに興味を持つライダーは増えています。しかし、「アスファルトの上なら何万キロも走っている」というベテランであ[…]
ブレーキング:鍵はイニシャルブレーキ 旋回への準備を整える区間で重要となるのが、初期制動=イニシャルブレーキである。コーナーの進入でいきなりガツンッとレバーを握り込むと、前方向へのピッチングが必要以上[…]
はじめに:“速さ”でなく“スムーズさ” 皆さんは、私、フレディ・スペンサーのことをどういうライダーだと思っているだろうか? 前走者のインに飛び込んだり、コーナーの立ち上がりでホイールスピンを続けるなど[…]
すでに13年も続いている人気イベント 初心者むけと言いつつ、いきなりサーキットが舞台というと「ハードル高くね」と思われがち。ですが、「バイクで遊ぼう」にはツナギのいらない「街乗りクラス」の設定があるの[…]
1.「裏ペタ」という不思議なカスタム SS系やストリートファイター系のカスタムバイクで、時折見かけることがある「裏ペタ」。要はナンバープレートを、リヤフェンダーの内側に貼り付けるカスタム(!?)のこと[…]
人気記事ランキング(全体)
「プロジェクトBIG-1」が生んだ400ccネイキッドの基準「CB400SF」 1992年4月、ホンダは「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか」を追求した「プロジェクトB[…]
サビて固着したネジやナメて外せなくなったネジを簡単に外せる デイトナから発売されている「バイク用ショックドライバーセット(品番:95392)」は、錆びついて固着したボルトや、ネジ緩み止め剤が塗布された[…]
荒野を駆け抜けた友情と青春!『機甲創世記モスピーダ』が放つタイムレスな魅力 1983年10月から1984年3月まで全25話が放送されたタツノコプロ制作のTVアニメ『機甲創世記モスピーダ』。謎の宇宙生命[…]
タイムレスなクラシックスタイルと現代的実用性の融合 「クラシックのエッセンスは決して時代遅れにならない」というデザインコンセプトのもと、コロンビア/フィリピン市場で展開されるスズキの「GN 160」。[…]
従来の2気筒から新設計3気筒へ!劇的進化を遂げた新型「Ryker」 BRPジャパンが国内に展開するカンナムシリーズの中で、よりカジュアルに3輪アドベンチャーを楽しめるモデルとして支持されてきた「Ryk[…]
最新の投稿記事(全体)
ゲーム世界からの降臨。熱烈なリクエストが動かしたスズキの決断 2026年3月、両国国技館で開催された『ストリートファイター6』の世界大会「CAPCOM CUP 12」および「ストリートファイターリーグ[…]
製造工程の見直しで熟成!スペック維持で登場した最新「2027年モデル」 ヤマハ発動機は、3気筒スーパースポーツフラッグシップ「YZF-R9 ABS」の最新仕様となる2027年モデルを発表した。プロダク[…]
2021年モデルで国内導入が終了した過給モンスターが帰ってきた! 2015年に登場したNinja H2は、「誰も経験したことのない走行体験を実現する」という目標のもと、川崎重工業グループのガスタービン[…]
2スト&クロスプレーンの猛威 そもそもヤマハが海外レースに初参戦したのは、1958年開催のカタリナGP。激しいサバイバルレースで6位に入賞し、米国市場への足掛かりとする。 世界選手権は1961年フラン[…]
全ラインナップ試乗可能! アパレルやカスタムパーツも充実 最大の注目ポイントは、国内で展開される全取扱い車種の試乗車が常備されている点だ。スポーツ、ネイキッド、アドベンチャー、クルーザー、スクーターま[…]
- 1
- 2







































