円安でもお得に行ける海外旅行! おすすめ3つの国をバックパッカーが実体験からまとめてみた
2022年の頭から続く円安。その傾向が始まる前の2021年1月時点では1ドル105円前後で、2024年6月現在では1ドル160円ほどになってしまいました。かつて1ドルのミネラルウォーターが105円で買えたのも、今は昔のことです。
これは海外旅行をこよなく愛している私には大打撃! 物価高も相次ぎ、少し海外に滞在するだけでも「昔と比べて高くなったな」と実感することが多くなってきました。
それでも、私は旅行を続けています。円安なら円安なりの旅の仕方があります。というわけで、今回はそんな私が2022~2024年の間に行った中で、割と安く楽しめた国とプランを紹介します。
4万円台から! 食べ物が日本人の口にあうベトナム
ベトナムは中国の南にある東南アジアの国です。日本から近く、東京発の直行便で6時間弱で行けるので、まとまった連休が取りにくい方にもおすすめです。私が行ったように2泊3日でも悪くありません。
ベトナムの食事は日本人の口に合うといわれています。米粉の麺を使った”フォー”が有名なベトナム料理のひとつでしょう。本場ベトナムでもそこらじゅうで食べられます。
また、一時フランスの統治下にあった影響でコーヒー文化が根強く残っています。卵黄とコンデンスミルクを泡立てたクリームをドリップコーヒーに乗せて飲む”エッグコーヒー”は甘くてクリーミー。試してみる価値ありです。
私がベトナムに行ったときのプランは下記の通りでした。
- 2023年11月3日〜2023年11月5日の3日間
- 航空券4万円+現地滞在費1.5万円ぐらい
名古屋からハノイまで直行便で移動し、観光客が集まるハノイ旧市街に移動。国際運転免許が使えない国なので、自転車を借りて湖まわりをサイクリングしました。
なお、サイクリングを楽しむのではなく、単に目的地に移動したいだけならGrabが安くて便利なのでおすすめです。Grabはアジア圏を中心に使われるタクシーアプリで、ピックアップの場所、目的地、支払いがすべてアプリ上で完結するためとても楽。バイクに二人乗りまたは車で目的地まで連れていってくれます。普通のタクシーやトゥクトゥクは、現金支払いするときの交渉がとてもめんどくさい…。
また、お目当てのひとつだったジャンボタニシを食べました。日本で田んぼの用水路にビビッドなピンクの卵を見たことありませんか? あの卵の出どころがジャンボタニシです。日本にはもともと食用に輸入されたみたいですが、今では田んぼの稲を食い荒らす外来種です。まず国内では食べることありませんよね。
ジャンボタニシは泥臭くて触感が固めの貝という感じで、正直なところ口に合いませんでしたが、異なる食文化を体験するのも異国の楽しみのひとつですね。
10万円台から! 歴史を感じたい方におすすめなカンボジア
カンボジアには世界遺産の遺跡群”アンコール遺跡”があり、アンコールワットはそれを代表する遺跡です。12世紀前半に作られたヒンドゥー教の遺跡で、16世紀には仏教寺院に改修されています。
アンコールワットにもっとも近い空港はシェムリアップ・アンコール国際空港(SAI)です。以前はシェムリアップ国際空港(REP)がもっとも近かったですが、2023年に閉業してしまいました。古い情報には注意してください。
日本から直行便はないので、タイのバンコクやベトナムのホーチミンで乗り換えることが一般的でしょう。航空券代は2024年6月時点で10万円ぐらいが目安です。
乗り換え必須で片道12時間ぐらいはかかるので、1週間ぐらいは確保して行くことをオススメします。下記が私が実際に行ったプランです。
- 2022年12月30日〜2023年1月9日の11日間
- 航空券10万円 + 観光ビザ5000円 + 現地滞在費5万円ぐらい
名古屋からホーチミン経由で現在は閉業したシェムリアップ空港に飛び、その日はトゥクトゥクで宿に向かいました。次の日に自転車を借りてアンコールワットまでサイクリング。後日バスで首都のプノンペンに移動し、2, 3日後にシェムリアップに再度バス移動。帰国日までレンタルバイクを借りて周辺をツーリングしました。
どこの国でも言えることで、観光客向けのレストランは口に合う可能性が高い代わりに食事代は東京と同じぐらい、もしくはそれ以上かかります。写真左、プノンペンの日本食レストランで食べた牛丼は1500円ぐらいです。一方、写真右の地元民が集うローカルレストランで食べた焼きそばは250円ぐらい。
インスタント麺だったことに驚きましたが、これがカンボジア風なのかと思います。雰囲気も味方して、インスタントでもそれはそれでおいしかったです。地元の方が入るレストランに挑戦してみるのも、経済面、経験面の両方で悪くないと思います。
15万円台から! 自然豊かで美しい国スリランカ
スリランカはインドの南にある島国です。日本からは成田国際空港のみ首都コロンボに直行便が出ていましたが、コロナの影響でストップし、2024年6月時点ではまだ再開していません。私は関西国際空港から上海の浦東国際空港を経由してコロンボに行きました。
日本からスリランカは直行だと9時間、乗り換え1回だとの14時間ぐらいかかります。直行便が再開しておらず実質乗り換え必須なので、長期連休を利用していくとよいかと思います。
私のプランは下記の通りでした。
- 2023年12月29日〜2024年1月8日の11日間
- 航空券15万円+現地滞在費7万円ぐらい
関西国際空港から浦東国際空港に経由でスリランカ最大の国際空港、バンダラナイケ国際空港に飛びました。その後は電車とバス、トゥクトゥクを駆使して世界遺産であるシーギリヤロックやゴール旧市街をめぐりました。
シーギリヤロックはスリランカ中部にある、高さ200mほどの巨大な岩です。この岩の上にかつて宮殿が建てられており、今では跡地しか残っていませんが、階段で頂上まで登ってできます。階段は千段以上あるので気合いを入れて行ってください。ただ、途中で休憩ポイントがいくつかあるのでご安心を。猿による帽子やスマホの窃盗に注意!
ゴール旧市街はスリランカ南部に位置します。17世紀にオランダが築いた城塞都市で、スリランカ独立まで複数の国に統治されてきました。そのため、ヨーロッパとスリランカの文化が混ざった、他では見られない街並みを体感できます。
お茶畑が広がるヌワラエリアでツーリングも気持ちがよいですし、スリランカ各地にある国立公園でサファリに参加するものおすすめです。
なお、スリランカは国際運転免許が使える国ですが、加えて現地の一時運転免許を取得する必要がります。日本からツアー会社にお願いして取得する方法と、コロンボの自動車協会で取得する方法の2種類あります。2023年12月時点で、前者が1万円、後者が3000円ぐらい。楽を優先するなら前者、お金を優先するなら後者ですね。
レンタルバイク自体の値段は1日1500円ぐらいでした。カンボジアもそうですが、レンタルバイクはどの国でも安く借りられるので、移動手段として優秀だと思っています。
サファリはジープに乗って国立公園をまわって動物を見るツアーです。現地のホテルで予約して7000円ぐらいでした。この旅で航空券を除いて一番大きな出費でしたが、クジャク、シカ、ゾウ、ワニ、ペリカンなどなど見られて大満足です。野生のペリカンを見ることなんてこの先ないかもしれない。
行きやすい国の特徴とコスパよく旅をするポイント
カンボジアの観光客向けレストラン街。こういうところで食事すると本当に高い。
今回紹介した国の他にも韓国、タイ、チェコ、ポーランドなど行きましたが総じてけっこう出費がありました。
行きやすい国はやはりアジアですね。日本から距離が近くて航空券が安いこともありますし。スリランカは内政が好調でないので通貨が安く、2022年のルピー安ピークはすぎたものの、日本円からの両替でも悪いレートではなかったです。カンボジアやベトナムも日本に比べたら観光地でも宿代や食費が安く抑えられます。個室で1泊3000円ぐらいが目安です。
旅行でもっとも高価なものは飛行機代です。年末年始などのピークを避ければ安く航空券が買えますが、現じつは長期連休に絡ませることなく1週間ほどの休みを取ることは困難かと思います。
航空券を安くするポイントはタイミングです。たとえば、ANAだと国内線では”ANA SUPER VALUE75”という搭乗日の355日前から75日前に予約すると安くなる早割引運賃があります。また、国際線はタイムセールが開催されていることがあり、ハワイのホノルル空港まで往復で8万円ぐらいで売られているのを見ました。
私の「来週暇だから有給とってどっかいくか」という考えで航空券を予約するスタイルは、お金的にはもっとも損しているかもしれません。
次にお金がかかることが宿です。今回紹介した3か国ではドミトリーだと一泊1,000円とかでも泊まれます。ただ、個室でも1泊3,000円ぐらいなので、私は精神衛生を考えていつも個室を取ってしまいます。
最後に食費です。レストランもいいですが、私は地元のスーパーの総菜や果物をよく買います。安く済みますし、日本のスーパーとはラインナップがまったく違い、見ているだけでもおもしろく感じます。あと、どの国でも安くて多くてうまい外食は中華です。日本でもそんなイメージありませんか?
振り返ってみると快適な体験ってあまり覚えていないよね
旅はお金がかかります。さらに、お金をかければかけるほど快適さもあがります。安く済ませようと思うと、口に合わない食事だったり、ボロボロの宿だったり、快適とはいえない時間を過ごすことになりるかもしれません。さらにケチって治安の悪い場所の宿を取ると、安全面が脅かされます。
ただ、振り返ってみると、快適な体験はけっこう覚えていなくて、料理がまったく口に合わなかったとか、暑さ寒さに耐えながら過ごしたとか、運転の荒いバスで長時間移動したとか、苦しかったことばかり覚えていました。後になってみると、これもまた貴重な経験ですし、いい思い出ですね。
円安で海外旅行は厳しい時代ですが、最低限の安全をお金で買いさえすれば、あとは節約旅ってのも悪くないと思いますよ!
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