ワークマンが本気出してきた! 超涼しくてプロテクター入りのメッシュジャケットとパンツが3900円!!
●文:[クリエイターチャンネル] 相京雅行
どうも、アイキョウです。今日はワークマンのメッシュジャケットをパンツを紹介します。これらは数年前から販売されていますが、毎年少しずつアップデートが施されているところが見逃せません。筆者も微力ながら先輩ジャーナリストの大屋さんと一緒に監修させていただいていて、思い入れのあるアイテムです。
それではさっそくジャケットから紹介します!
コーデュラユーロ3Dメッシュジャケット
お店に在庫確認する際は管理番号:35318を伝えれば分かります。あちこち探し回る前に電話で在庫確認することをお勧めします。
カラーはブラック・シルバー・カーキ、サイズはM・L・LLの3サイズなのですが、ブラックのみSと3Lがあります。お値段は3900円です。
プロテクターは肩肘標準装備で背中と胸部にはプロテクターポケットが用意されています。背中と胸部のプロテクターポケットに関しては、開発スタッフがいろいろなメーカーのプロテクターを入れてサイズを決めているとの事。
ちなみに自宅にあったラフアンドロードのエアスルーパットの背中と胸部プロテクターを入れてみたところ、ギリギリ納まりました。個人的にはもう少し大きいとよかったように思います。
全体的な構造としては袖から肘まで耐摩耗性に優れたコーデュラを採用、他部分はポリエステル、腕の内側や身頃の半分ぐらいをメッシュに切り替えています。
ポリエステル部分も比較的生地に厚みがあって頑丈そうな印象を受けます。メッシュ部分は一般的なメッシュの20倍の通気性をもつ3Dメッシュが採用されています。
二の腕部分にはバタつきを防止するためのアジャスターが備えられていて、こちらはスナップボタンで3段階調整が可能となっています。腰部分もマジックテープで調整が可能です。
前身頃の胸あたりと背中の上にはリフレクトプリントを採用していて、黒やカーキを選んでも夜間ヘッドライトを反射して視認性を上げています。
ポケットは腰回り左右一か所ずつ備えていて、いずれもスマホが収められるぐらいのサイズはありますが、さらに腰の後ろ側にはペットボトルを入れて置けるポケットも備えています。
入り口はゴムなので多少大きめのペットボトルも入れることができますが、走行中などは飛び出す可能性があるのでお勧めできません。休憩などで使うと良いでしょう。
見た目にはわかりにくいですが、左胸にもポケットがあります。前傾姿勢を取るバイクだと腰回りにスマホを入れていると邪魔になることがあるので、乗っているバイクによってはスマホはこちらに入れた方が良いでしょう。
さらに右の胸部プロテクター収納スペースの下側に内ポケットが一か所あります。収納力としては少なめで、胸部プロテクターを入れる時にけっこうギリギリな感じがしたので、これはなくして胸部プロテクター収納スペースを広げた方が良いかもしれません。これは来年に向けて開発部に伝えたいと思っています。
サイズ感
筆者の身長は164cm、体重は59kgでふだんライディングジャケットはSサイズを選んでいます。今回はSサイズを着用してみましたが、ふだん通りのサイズ感で問題なしでした。標準で肩肘のプロテクターは入っていますが、胸と背中に追加しても着用できる余裕はありました。
コーデュラユーロ3Dメッシュパンツ
管理番号:35618で、カラー:ブラック・カーキ、サイズはS~3Lまでですが、ブラックは4Lまであります。プロテクターは膝に備えています。こちらは膝部分に耐摩耗性に優れたコーデュラ、他部分はジャケット同様にポリエステル。前ポケット、腿の内側と膝裏、裾の外側部分が3Dメッシュに切り替えられています。
前ポケット左側にコインポケットがついていますが、これがあると風が抜けないのでいらないかもしれません。
主素材のポリエステルに伸縮性はありませんが、腰や膝部分に蛇腹を採用することで動きやすさを確保しています。
ウエストにはベルトループがついていますが、普通に使用するにはウエストの左右にゴム、それとマジックテープのアジャスターを備えているので、ベルトは使用する必要がなさそうです。
ユーロアジャスターは腰部分にあるアジャスターをひくことで簡単に裾上げができるのですが、サイド部分にガッツリシワができるので筆者はあまり好きではありません。
ふくらはぎの内側には羊革のヒートガードを今年のモデルから装備しました。じつは内ももにもヒートガードを希望したのですが、そうするとメッシュパンツとして風通しが悪くなってしまうので見送りとなりました。
ただハーレーに乗っていた時に何度かふくらはぎを火傷したことがあるので、マフラーが下だしで金属むき出しの車種に乗っている人は火傷を防ぐ良い装備になりそうです。
サイズ感
ライディングパンツはSサイズを選ぶことが多いですが、コーデュラユーロ3DメッシュパンツもSサイズを着用してみたところ問題なく着用できました。
ただシルエット的にはスリムなので、太ももあたりはきつく感じました。蛇腹がついているので動きにくさはありませんでしたが、足が太めな人は1サイズアップで買った方が良さそうです。
試用インプレッション
ジャケットは面積的にはフルメッシュというよりはハーフメッシュに該当すると思いますが、着用して走ってみると風抜けは良い印象です。3Dメッシュ部分は穴の径が大きく、低速で走行していても風圧を感じることができます。
パンツもメッシュの面積は決して広くはないのですが風抜けは良好。24度ぐらいの日に着用して走行してみましたが、長時間走行になると少々寒く感じるほどです。ただコーデュラユーロ3Dメッシュパンツに関しては排熱が厳しいバイクの場合には熱を通しやすいので注意が必要です。
まとめ:価格以上の出来栄え
バイク用品メーカーの製品と比べれば安全性や視認性など完ぺきではない点もありますが、生活費が高騰している昨今では3900円という価格は嬉しいはず。毎年少しずつアップデートしているので、自分の声を製品に反映してほしい! という方は動画のコメント欄などにお寄せいただけましたら幸いです。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(相京雅行)
1分でわかる記事ダイジェスト 夏に使ってもらいたいワークマンのインナー8着を紹介。半袖Tシャツが990円、ボクサーパンツも990円とお値段もお安くなっている。走行風によって乾いた時には、気化熱で肌表面[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 快適なメッシュジャケット&パンツで夏を乗り切ろう! 年々、夏場の熱さが厳しくなってきているように思う。バイクで走り始めると路上には日影が少なく、常に直射日光に照らされる。[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 夏にメッシュジャケットの下に着用したいおたふく手袋のインナー7選をご紹介。吸水速乾性に優れた化学繊維を使った高機能インナーだ。 パワーストレッチEVOシリーズ 手袋の春夏[…]
1分でわかる記事ダイジェスト ワークマンのマッスルブースターセーフティをご紹介。筋力アップを目的としたものではなく、今ある筋肉が効率的に使えるようになる。電車などでゆられても体全体の骨格バランスをサポ[…]
どうも、アイキョウです。今日はついにBMCさんと一緒に作ったメッシュジャケットが完成したので紹介します! BMC代表の青野さんは元々アパレル業界出身なので、バイク用品メーカーが作らないようなカジュアル[…]
最新の関連記事(バイク用品)
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
生命力にあふれるジャングルを描いたポップアートなグラフィックモデル アストロGXのニューグラフィックモデルは、高彩度の色を多用した、にぎにぎしいカラースキームが街中でもワインディングでも目立つ派手さが[…]
中須賀選手の第4弾レプリカモデルがアライ最高峰フルフェイスに登場 全日本ロードレース選手権で通算12回のチャンピオン、そして鈴鹿8耐では3年連続優勝と前人未到の記録を持つレーシングライダー、中須賀克行[…]
第1位:JW-145 タッチパネル対応 蓄熱インナーグローブ [おたふく手袋] 2024年11月現在、インナーウェアの売れ筋1位に輝いたのは、おたふく手袋が販売する「JW-145 蓄熱インナーグローブ[…]
システムヘルメットであることを忘れさせる秀逸なグラフィック ネオテック3のグラフィックモデル第4弾は、ブラックをベースとしてブルーのグラデーションとホワイトを巧みに配したデザインの『フラグメンツ』だ。[…]
最新の関連記事(ワークマン)
1分でわかる記事ダイジェスト ワークマンのマッスルブースターセーフティをご紹介。筋力アップを目的としたものではなく、今ある筋肉が効率的に使えるようになる。電車などでゆられても体全体の骨格バランスをサポ[…]
どうも、アイキョウです。今日はワークマンの防水シューズハイバウンスレインをご紹介します。 ワークマンシューズ限定で販売されているトレックシューズアジムが注目されていますが、全国で40店舗ぐらいしか取り[…]
どうもアイキョウです。 今日は2024年梅雨に向けてライダーにお勧めしたいワークマンのレインウェアを3着紹介したいと思います。 今年はホンダとワークマンのコラボレインウェアが一番の話題になっていて、僕[…]
YouTuberやインスタグラマーなどキャンプ系クリエイターが多数参加 2022年2月以降、キャンプギアのラインナップ拡充に注力しているワークマン。これまでにアンバサダーをはじめ、YouTuberやイ[…]
開会セレモニーではワークマン小濱社長やモデルの加藤ナナさんも登壇 タープいらずの前室付きワンポールテントが展示されていた! ワークマンと富士スバルとのコラボによる「ドライブ×キャンプエリア」に、見慣れ[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことが判明した[…]
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
一定以上のスピードの車両を自動的に撮影する「オービス」 結論から言うと、基本的にバイクはオービスに撮影されても捕まらない。そもそもオービスはバイクを取り締まるつもりがない。ただし警察にもメンツがあるか[…]
CB750/900Fと並んで進んでいた、ホンダが大攻勢に賭けた初の新エンジン! どのクルマメーカーもお手上げだったマスキー法という排気ガス規制をクリアして、ホンダが世界に認められたCVCCエンジン開発[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
最新の投稿記事(全体)
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
今シーズンに続き富樫虎太郎選手を起用、新加入は木村隆之介 元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2025年のレース活動概要を発表した。 […]
全日本ST1000とASB1000の両カテゴリーを制す! 開幕2連勝を飾り、常にポイントリードし最終戦を待たずにチャンピオンを決めた全日本ST1000クラスに比べ、ARRC ASB1000クラスは、ポ[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
ヤマハの最先端技術の結晶、それがYZF-R1だ 今からちょうど10年前の2014年11月。イタリアはミラノで開催されたEICMAにおいて、7代目となるヤマハのフラッグシップ“YZF-R1”が華々しくデ[…]