Matt RiderJapanの映像と試乗で巡るバイクの世界。今回はトリックスターのターボ車両だ!
“加速感”は大型バイク以上!? トリックスターのカワサキZX-4RRターボ試乗レビュー

●文:[クリエイターチャンネル] Matt RiderJapan
こんにちは!マットです!!今回は通常モデルの試乗レビューではなく…面白そうな車両の試乗案内をいただきましたので、愛知県岡崎市まで行ってきました!!
トリックスター主催のマフラー大試乗会に参加!
高い性能を誇るカスタムマフラー「IKAZUCHI」シリーズでおなじみのトリックスターがお膝元の愛知県で大試乗会を開催。なんとここでは、高価なパーツの筆頭ともいってもいいマフラーを装着したカスタム車両に試乗する事ができるのです!
僕も数年前に参加し、愛車のカワサキ ニンジャZX-25Rの政府認証マフラーを購入する決め手となりました。そして会場はなんとクローズドのコースを貸し切って開催という、法定速度にとらわれない走りができる太っ腹ぶりでした!!
僕が試乗したのはカワサキZ H2とNinja ZX-6R!! とくにZX-6Rは純正車両をサーキットで軽く試乗していたので、政府認証のスリップオンマフラーに変えただけでも低速時からの加速感がより良くなっているといった違いを感じる事ができました!!
トリックスターZX-4RRターボ
さて、一通り試乗会を楽しんだ後、ここ最近のトリックスターの看板車両でもあるターボ車両に試乗させてもらう事に!! トリックスターのターボ車両といえばカワサキ ニンジャZX-25Rのターボ車両が記憶に新しいところですが、今回はプロジェクトが始動したばっかりのニンジャZX-4Rのターボ車両を用意いただきました!
トリックスターオリジナルのニンジャZX-4Rターボ仕様車両。
ZX-25Rの際にはクラッチの滑りなどいろいろ課題が多く、トライアンドエラーを繰り返していたものの、今回のZX-4Rは400ccという排気量と上手くマッチしたこともあるのか、ターボキットとそれに合わせるためのマフラー以外は純正パーツをそのまま使用できているとのこと。純正車両からのおもな変更点は下記の通りです。
- フロントサスペンションスプリング
- リヤサスペンションスプリング
- トリックスター製ハーフサイドカウル
- トリックスター製スクリーン
- アルミ製スプロケット(ファイナルは純正のまま)
また今回の車両のブースト圧は0.5khpを目安に設定したとのこと。
ターボの威力はいかに…その加速感は異次元!?
試乗会が終了した直後の時間をお借りしてクローズドのコースを走らせていただく事に!! 事前にスタッフの方より「8000rpm以上から徐々にブーストがかかります」との情報を聞いていたので、それを念頭にいざ出発! 事前にニンジャZX-4RRの純正車両も試乗しました。8000rpmまでは純正車両とエンジンの特性は大きく変わらず、乗りにくいという印象もありませんでした。
そこで思いっきりアクセルを開けてみるとそのエンジン出力は豹変!! 8000rpmから徐々にということでしたが、体感では9500rpm付近からいきなり加速感が増して、初見では「待って! 待って! 待って!」と400ccとは思えない少し怖い加速を見せてくれました!!
先ほど試乗したニンジャZX-6Rは生粋のミドルクラスのスーパースポーツバイクですが、正直ZX-6Rのスポーツモードより鋭い加速感だった印象です(もちろんストレートの長さや環境によるとは思いますが)。
一般の参加者も試乗できるチャンスが!?
今回のZX-4RRのターボ車両は抽選で当選した一般参加者の方も試乗できるという太っ腹な企画もありました。車両の特性上、クローズドコースでの試乗しかできないためなかなか機会が少ないですが、トリックスターが定期的に開催している試乗会や走行会当のタイミングで試乗できるチャンスがあるかもしれません!!
気になる方はトリックスターのWEBサイトやSNSをチェックして情報を見逃さないようにチェックしておきましょう。また下記の僕のYouTubeで当日の試乗の様子もアップしていますので、そちらもぜひチェックを!!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(Matt RiderJapan)
こんにちは! マットです!! 三重県にある頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)は、全国的にも珍しいヘルメットの御祈祷を受けられる場所です。先日訪れてきたので、その模様とともに、神社の魅力をレポ[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 愛車のNinja ZX-25Rにつけて効果を実感できたパーツを紹介。いずれもパフォーマンスアップするものばかりだ。 コスパ◎乗り味が劇的に変化するYSSサスペンション! […]
1分でわかる記事ダイジェスト 僕の愛車であるカワサキNinja ZX-25Rカスタムのパーツを紹介。購入から約4年が経過したが、パーツ代のみで140万を超えていた。カワサキNinja ZX-25Rのオ[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 年に一度の一大イベント「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN」 全国のBMWオーナーが集う最大のお祭り「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN2024」[…]
1分でわかる記事ダイジェスト ミシュラン製スポーツツーリング向けタイヤ「ロード6」。その、走行距離が約1万キロになったので、そのインプレッションをする。YouTube動画内では、メーカーの方にインタビ[…]
最新の関連記事(試乗インプレッション/テスト)
世界の二輪市場にBSA復活を知らせる2台の新型車 BSAブランドが再び動き出したのは2016年。自動車や二輪車、物流や不動産など多角的に事業を展開するインド/マヒンドラ・グループが、新たに起ち上げたク[…]
“クラシック”シリーズ初の2気筒モデル ミドルクラスでグローバルな存在感を増しているロイヤルエンフィールドは、空冷350cc単気筒シリーズと空冷650cc 2気筒シリーズを多数展開。これに水冷450c[…]
今回のツーリングで3337.2kmを走ったトレーサー9 GT+Y-AMT ①ACC&Y-AMTの組み合わせは高速移動が圧倒的にラクチン! 今回のインプレッションでは首都圏から北海道まで高速道路を使って[…]
“快適”と“スポーツ”を電サスで無理なく両立!! 超絶的な防風性にAT機構のDCT、グリップヒーターやコンフォートシートなどの快適装備。長距離を走るツアラーとして“疲れにくさ”にトコトンこだわったNT[…]
ピカイチの快適性を誇り、タンデムユースも無理ナシ ようやく全日本JーGP3の開幕戦が近づいてきて(記事制作時)、最近はバイクに乗るトレーニングもスタート。 筋力が増えたことで、これまで苦手だった車種で[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
400cc4気筒ブームの立役者、第3世代の直4を実現したカワサキの戦略 Z1/Z2系からZ650のザッパー系に続くカワサキ直4の第3弾がZ400FX。1980年代初頭に日本で巻き起こった空前のバイクブ[…]
ミドル直4“ザッパー”見参! 次世代を見据えた新技術を余さず投入 1970年代中頃はZ1がすでにビッグバイク界を席巻していたが、カワサキはその名を不動とするため「Z1ジュニア」のコンセプトのもと、40[…]
オフロード界に刺客! ツーリング仕様「KLX230 DF」見参 人気のKLX230シリーズに、ブランニューモデル「KLX230 DF」が追加された。KLX230シェルパをベースとしながら、リヤキャリア[…]
日本では400だが、グローバルでは500(451ccエンジン)のエリミネーター 欧州でエリミネーター500/SEに新色が登場した。日本仕様でプラザエディションとしてラインナップされる『メタリックインペ[…]
3色すべてホイールカラーも異なる カワサキは欧州でZ650RSのニューカラーを発表。カラーバリエーションの全てが新色に置き換わり、黒ボディにレッドストライプ&レッドホイールのエボニー、メタリックブルー[…]
人気記事ランキング(全体)
ホンダ「CB1000F SE コンセプト」が鈴鹿8耐で世界初公開! 8月1日より予選が始まった“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプト[…]
日本では400だが、グローバルでは500(451ccエンジン)のエリミネーター 欧州でエリミネーター500/SEに新色が登場した。日本仕様でプラザエディションとしてラインナップされる『メタリックインペ[…]
キャッチニッパー :作業後のゴミが減り掃除が楽になる、切れ端を飛ばさないキャッチ機能付き 配線や結束バンドを切断した際に切れ端が飛び散るのは仕方がないというのが一般的な常識に対して、一方の刃にプレート[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に 欧州においてスズキ「ハヤブサ」が2026年モデルへと更新された。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは基本的に2025年モデルを踏襲しながら、レギュラーカラーが[…]
仕事を通じてわかった、足を保護すること、足で確実に操作すること 今回は、乗車ブーツの話をします。バイクに乗る上で、重要な装備の一つとなるのが乗車ブーツです。バイクの装備といえばヘルメットやジャケット、[…]
最新の投稿記事(全体)
世界の二輪市場にBSA復活を知らせる2台の新型車 BSAブランドが再び動き出したのは2016年。自動車や二輪車、物流や不動産など多角的に事業を展開するインド/マヒンドラ・グループが、新たに起ち上げたク[…]
夏場は100℃超えも珍しくないけれど… いまやバイクのエンジンは“水冷”が主流。安定した冷却性能によってエンジンパワーを確実に引き出すだけでなく、排出ガス/燃費/静粛性の面でも水冷の方が空冷より有利な[…]
400cc4気筒ブームの立役者、第3世代の直4を実現したカワサキの戦略 Z1/Z2系からZ650のザッパー系に続くカワサキ直4の第3弾がZ400FX。1980年代初頭に日本で巻き起こった空前のバイクブ[…]
秋の浜松はスズキ祭り! 3つのミーティングが開催 2025年のスズキミーティングは、3つのモデルシリーズに焦点を当てて開催される。 9月7日(日) 「KATANA Meeting 2025」 会場:は[…]
今年の1月から6月までにニューモデルなどを11 機種投入した 大隅さんは、’98年にBMWジャパンに入社以来、ずっとモトラッド部門で勤務され、我々メディアと接する機会の多いマーケティング担当として働か[…]