
●文:[クリエイターチャンネル] ナカモトユウ
どうも! ヤングマシンさんで不定期に商品レビュー記事を書かせて頂いております。バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。
突然ですが、皆さん。バイク用ブーツって使ってます?
僕は普段、バイク用では無い普通のスニーカーやレザーブーツを履いて運転しております。特に不便に感じてはいないんですが、左足のシフトペダルに当たる部分がすぐに傷んじゃうことだけは悩みの種。最近、仕事でバイクに乗ることも増えてきたので、そろそろバイク用ライディングブーツを買ってみようかなと。
でもガチのバイク用ライディングブーツって、どれもハイテク風でカラフルなデザインの物ばかりで、旧車やネオクラシック系に合う商品が無いイメージありませんか?
そんなふうに考えていた時期が僕にもありました…。
しかしコイツに出会ってそんな考えがぶっ飛びました! それが今回、ご紹介するガエルネのヘリテイジモデル「No.145」!!!
アウトドア風なデザインが激シブ!
ガエルネはイタリアに本拠を構える創業1962年の超老舗のブーツメーカー。自転車用や登山用ブーツなんかも生産しています。
今回、ご紹介する「No.145(ナンバー145)」は、アウトドアブーツの見た目そのままに、バイク用へアレンジしたライディング用ブーツ。ガエルネの製品は、イタリアの工場で職人がひとつひとつ手作業で製造しているというだけあって、実物は高級感がハンパ無いです。
ちなみに僕が選んだカラーはラフブラウン。最初から色にムラがあったり傷や擦れ跡があるのが僕的にドンピシャでした。
映画監督目線で語ると、この汚れ感を出すのって大変なんですよね。新品をわざわざ手間かけて傷つけたり汚したりするんです。その分コストもかかるんです。なのでラフブラウンはこの傷や擦れ感がたまらんのですよね。
旧車やネオクラシックバイクにピッタリなデザイン!
それでは早速、No.145を履いて愛車W800に跨ってみます!
おーっ! どうですか!? バイク用ブーツとは思えないクラシカルなスタイリングが、W800のレトロな雰囲気とマッチしていて渋い!
履き心地は快適! というわけでは無く少し硬い印象ですが、リアルレザーらしく、だんだん皮が足に馴染んでくると思うのでそこも味かなと。ガエルネのブーツは一生物といいますし、育てていく楽しみもありますね。
さすがバイク用! 超頑丈な作りで足を防御!
こちらのNo.145、レザーがかなり分厚くしっかりと足を包みこむような印象があります。「バイク用では無い一般的な革ブーツと比べると、生地が分厚過ぎて硬いかな?」とも正直思ったのですが、これはバイクで事故にあった時のことを想定して、防御力を向上させようというガエルネのこだわりなのです。
また、ガシガシ履けるところもNo.145の魅力の1つ。丈夫でタフなのでツーリング先の山道でも気にすること無く歩けちゃいます。汚れも絵になるって最高ですよね。
ホールド感バッチリで運転も快適!
それでは早速、ガエルネNo.145を履いて運転してみましょう! おおっ、足首のホールド感が気持ちよくて、運転もしやすい!
ライディングブーツってスニーカーと比べればはるかに全体的に分厚いので「シフトチェンジがしづらいかな?」とも思ったのですがそんな心配は無用でした。個人的に踵がある靴ってステップに引っかかるので苦手なのですが、No.145に関してはバイクと相性が良かったのか、そういったストレスは感じませんでした。
デザインも渋いが履き心地も渋い!
良いことばかりのNo.145ですが、気になる点もあります。冒頭に語った通り、履いていく内にだんだんと足にフィットするようなモデルなので、購入時の履き心地がなかなか渋めでちょっとつらい。
またブーツの構造上、靴紐を完全に緩ませてから足を入れないと履けないので、着脱しづらいのも気になりました。ツーリングの日の朝、自宅でジャケットを着てヘルメットを被りグローブを装着してブーツを履いた後に「あ! 忘れ物した! 」という状況になると靴を再度脱ぐのが面倒になるかもしれません…!
しかし、このレトロでかっちょいいデザインと一生モノという魅力にやられてしまったライダーにとっては、不満にも感じ無いレベルだと思います。
まさかのサイズ交換無料サービス!?
なんと日本でガエルネの正規代理店となっているジャペックスさんのオンラインストアで購入をすると、サイズ交換を無料で対応してくれます! しかも1度だけですが、返送料もジャペックスが負担!
一体どうなってんだ!? なのでお近くの店舗で販売していなくてネットで買うしか無いというユーザーも安心なのです! マジでジャペックスさん、一生ついていきます!
ちなみに僕の場合は普段のスニーカーやブーツは25.5cmを履いており、ガエルネのNo.145も25.5cmをチョイスしました。履いてみて一ヶ月ほど経ちますが、「やっと少し馴染んできたかな?」といった印象です。まだまだガシガシ履いて早く馴染ませていこうと思います。
バイクにこだわるんならブーツにもこだわろうぜ!
はい。ということで今回はガエルネのライディングブーツ「No.145(ナンバー145)」をご紹介しました。
バイクにはやたらこだわりを持つ僕ですが、ブーツに関してはこれまで何も考えておりませんでした。
ですが、今回こちらのNo.145を履いて運転してみて、今後バイクに乗る際はずっとコイツを履こうと決心! 一生履けるブーツってのもロマンを感じて良いですよね。
ちなみにブラックとワインレッドは26cm以下のサイズが売り切れのようですが、ラフブラウンは全サイズ購入可能です。(2024年2月現在)
是非、皆さんこの機会にガエルネNo.145を購入されてみてはいかがでしょうか? 一生モノのブーツとしてみたら、ガエルネはコスパ最強です!
ガエルネNo.145を動画で詳しくレビュー!
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました。今回のレビューは近日中に動画にしてYouTubeにアップ予定です。もしこの記事を読んで僕に興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、是非チャンネル登録もよろしくお願いします!
それでは今後もバイク用品をご紹介していきますので! ほいじゃまた!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ナカモトユウ)
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。賃貸ガレージユーザーの僕は、自宅でバイクのカスタムや整備をすることが多いのですが、ここ最近願望がありまして…。それは…エアコンを設置したい!!! 9月[…]
1分でわかる記事ダイジェスト クラシカルなデザインのフルフェイスヘルメット。Araiのラパイドネオや、SHOEIのグラムスターは結構な価格するし、BELLのブリットは海外製なので頭の形状的に日本人には[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。突然ですが皆さん、「仮面ライダー」は、お好きですか? 僕は幼少期に観た「仮面ライダークウガ」に憧れてバイクに乗り始めました。もしかしたら僕のような仮面[…]
どうも! ヤングマシンさんでバイク用品レビューを書かせていただいております。バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 僕の愛車は、カワサキW800やKZ1000,W3などのレトロなスタイリングのバイク[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 突然ですが皆さん。ヘルメットはどのブランドの製品を使用していますか? SHOEI、Arai、OGK KABUTO、BELL…色んなメーカーがあります[…]
最新の関連記事(バイク用品)
想像を上回る使い勝手のよさ SHOEIが2026年1月9日にSHOEI Gallery(SHOEI Gallery Online Storeを除く)で先行発売する電子調光ドライレンズ「e:DRYLEN[…]
カブトの技術を結集した150個限定仕様 「F-17R Mips」の最大の特徴は、その帽体構造にある。最新のハイパーガラス繊維と高強度有機繊維素材、そしてカーボンを組み合わせた「A.C.T.-2+C(精[…]
ホコリや汚れを呼ぶ潤滑スプレー 鍵を差すときに動きが渋いなーとか、引っ掛かるなーと感じたことはありませんか? 家の鍵や自転車の鍵、倉庫の南京錠など、身の回りにはいろいろな鍵がありますが、屋外保管しがち[…]
邪魔にならない超薄型設計で快適ライディング ハーフデイツーリングウエスト最大の魅力は、なんといってもその薄さ。一般的なウエストバッグにありがちな「腰回りの出っ張り感」がほとんどなく、装着しても体のライ[…]
16か所発熱で走行中の冷えポイントを広くカバーする 冬の走行時にとくに冷えやすいのが、肩/背中/腹部などの体幹部である。本モデルは16か所にヒーターを内蔵しており、一般的な電熱ベストより発熱面積が広い[…]
最新の関連記事(ウェア)
16か所発熱で走行中の冷えポイントを広くカバーする 冬の走行時にとくに冷えやすいのが、肩/背中/腹部などの体幹部である。本モデルは16か所にヒーターを内蔵しており、一般的な電熱ベストより発熱面積が広い[…]
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
16日間で211万着の「メディヒール」が物量攻勢で復活 ワークマンが展開するPBリカバリーウェア「MEDIHEAL(メディヒール)」シリーズが、いま爆発的なヒットを記録している。2026年、秋冬商戦に[…]
コスパ全開の冬用インナーがここまで快適になるとは 冬用フェイスカバーと聞けば、息苦しさ/ムレ/メガネの曇りといった不安が先に立つ。それに対しカエディアのバラクラバは、通気性を確保したメッシュパネルと高[…]
バッテリーで発熱する「着るコタツ」で冬を快適に ワークマンの「ヒーターウエア」シリーズは、ウエア内に電熱ヒーターを内蔵した防寒アイテム。スイッチひとつで温まることから「着るコタツ」として人気が拡大し、[…]
人気記事ランキング(全体)
2026年2月発売! 注目のカワサキ製新型ネイキッド3モデルに早速触れてみる 10月30日から11月9日までの期間に開催されたジャパンモビリティショーで初披露となったカワサキの人気モデルZ900RSの[…]
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
CFD解析で最適化された圧倒的な「抜け」の良さ KAMUI-5の最大の特徴は、CFD(数値流体解析)を用いて配置と形状が再設計されたベンチレーションシステムにある。走行風を効率よく取り込み、ヘルメット[…]
折りたたみ機構と視界性能を両立した実用設計 本商品は、ミラーマウントに装着する汎用タイプで、8mmと10mmに対応する左右セットモデルである。最大の特徴は、ミラーを内側に折りたためる構造で、保管時やバ[…]
得意の125ccクラスで意地を見せた走りのパフォーマンス! スズキは’60年代、ホンダに続きヤマハが挑戦を開始した世界GPチャレンジに追随、50ccと125ccの小排気量クラスを主軸に世界タイトルを獲[…]
最新の投稿記事(全体)
GSX-Rで培ったフラッグシップでもライダーに優しい高次元ハンドリングを追求! 1999年にデビューしたスズキGSX1300R HAYABUSAは、いまも最新世代がカタログにラインアップされるロングラ[…]
今回は2部門 現行モデル/過去〜現在の全国産モデル その年に販売されていたバイクから、皆さんの投票で人気ナンバー1を決める“マシン・オブ・ザ・イヤー”。ヤングマシン創刊の翌1973年から続く、毎年恒例[…]
想像を上回る使い勝手のよさ SHOEIが2026年1月9日にSHOEI Gallery(SHOEI Gallery Online Storeを除く)で先行発売する電子調光ドライレンズ「e:DRYLEN[…]
手軽さを極めた、ポケットに入れて留めるだけの新発想ホルスターバッグ ハーフデイツーリングホルスターはポケットに差し込むだけで装着完了。ベルト調整やストラップ固定といった面倒な作業は不要で、所要時間はわ[…]
1. 【背景】50ccガソリン原付は排ガス規制をクリアできず 50ccガソリン原付はなぜ生産終了となるのか。それは地球環境保護という理念のなか世界的に年々厳しくなる排ガス規制値をクリアできないとわかっ[…]
- 1
- 2


















































