クシタニ 2022秋冬新作ライディングジャケット 性能と見ために全振りして選んでみた

  • 2022/10/15
  • [CREATOR POST]相京雅行

●文:[クリエイターチャンネル] 相京雅行

毎年新商品をチェックする。そんなメーカーはありますか?

筆者もいくつかありますが、そのうちの一社がクシタニです。数あるバイク用品メーカーの中でも比較的高級ブランドになりますが、デザインや性能が好きで必ずチェックしています。

そんなクシタニフリークの筆者が2022秋冬製品中で一番機能的だと思うもの、一番スタイリッシュだと思うものを選んでみました。

格好良さは人それぞれ基準が違いますが、一応理由もあります。ライディングジャケット選びの参考にしてみてください。

機能性に全振りするならアロフトジャケット

164cm 62kg Mサイズを着用 [写真タップで拡大]

  • K-2829 アロフトジャケット
  • 価格:66,000円
  • サイズ: S・M・L・LL・XL
  • カラー:ブラックアウト・オリーブ

ここ数年のクシタニの傾向として、防寒ジャケットに関しては中綿入りのインナー付きが主流になっています。

一般的にアウターの下に着用するインナーに関しては中綿の量が少なめ。ユニクロのウルトラライトダウンを想像するとわかりやすいかもしれません。

クシタニのインナーは中綿たっぷり [写真タップで拡大]

ですがクシタニのインナーは中綿がたっぷりで保温性抜群。

今期もほとんどの製品が中綿入りインナー付きとなっていますが、その中でも天然のダウンを使っているのはアロフトジャケットとアロフトフーデットジャケットの2着のみです。

これだけ技術が進歩した今でも、ダウンに勝る中綿は少ないといわれています。保温性能は中綿量で決まりますが、ダウンを使えば少ない量でも保温性抜群。

ただダウンに関しては水を含んでしまうとロフトを失い、保温性が落ちてしまうというデメリットがあります。

このデメリットに関してはアウターを防水・透湿性に優れた素材にすることで解決しています。

対水圧30000mm、透湿性は17000g/m/24hの生地 [写真タップで拡大]

アロフトジャケットのアウターは初期対水圧30000mm以上、透湿性は17000g/m/24hとなっておりレインウェアいらずの防水性、蒸れ知らずの超ハイスペック素材となっています。

前立ては二重構造 [写真タップで拡大]

更に前立ては二重で内側は折り返し付き、ファスナー裏にもついているので、浸水しやすいファスナーもしっかりガードしています。

二の腕のベンチレーションは走行風を取り込むことも可能 [写真タップで拡大]

透湿性能を見る限り、冬場に蒸れることはないと思いますが、二の腕と背中にはファスナーで開閉可能なベンチレーションまで用意されています。

しっかりと水の侵入を防ぎ、蒸れにくい構造を採用することでダウンインナーのメリットを最大限引き出しています。

ポケットは止水ファスナー [写真タップで拡大]

両脇のポケットには止水ファスナーを採用しており、縦に長く、奥行きもあるので近年大型化しているスマートフォンも楽に収納できます。また左胸部分には内ポケットも備えています。

アロフトジャケットとアロフトフーデットジャケットはフードのあるなしだけでなく、実は前者はミドル丈、後者はショート丈となっています。

ストームガードは未使用時収納可能 [写真タップで拡大]

一般的に丈が長い方が下からの巻き上げを受けやすいといわれていますが、収納可能なストームガードが用意されているため安心です。

個人的にはショートよりもミドル丈の方がインナーに着用するセーターやシャツなどがはみ出さないので使いやすいように思います。

クシタニコネクトでインナーとアウターを合体できる [写真タップで拡大]

インナーとアウターは両袖と背中にフラップで固定する形ですが、インナーはショート丈でアウターを選ばず、普段着でも着用できてしまうぐらいカジュアルなので、外しておいた方が便利です。

腕には二か所アジャスターがついている [写真タップで拡大]

インナーとアウターをセットで着用する場合には走行中にバタつくこともないと思いますが、腕に二か所と腰にアジャスターを備えています。

シルエットの調整がしたいときや、アウター単体で使う際にはアジャスターを使えばバタつきを抑えることができます。

プロテクターは別売りとなりますが、ソフトタイプやCEレベル2など好みによって選ぶことができます。

あちこちにリフレクターが設けられています [写真タップで拡大]

安全面でいえば随所にリフレクターも配置されているのもクシタニらしい配慮といえるでしょう。

またクシタニ製品は通常より1サイズアップで買うのがお勧め。ほとんどの製品はMサイズからとなりますが、他メーカーのSサイズ相当だと思った方が良いです。

164cm、62kgの筆者は通常Sサイズを買っていますが、アロフトジャケットはMサイズでピッタリ。

アロフトジャケットはクシタニ製品としては珍しくSサイズから用意されていますが、小柄な女性も視野に入れたサイズ展開といえるでしょう。

スタイル重視ならアニフェスジャケット

164cm 62kg Mサイズを着用 [写真タップで拡大]

  • K-2837 アニフェスジャケット
  • 価格:41,800円
  • サイズ:M・L・LL・XL
  • カラー:ブラックアウト・ベージュ

クシタニの2022秋冬ラインナップを見るとアニフェスジャケット以外はインナー付きとなっています。

クシタニインナーの素晴らしさは前述した通りですが、一つ欠点をあげるとしたらアウターが少々オーバーサイズになってしまうところ。

ストレッチ素材などを採用してシルエットは綺麗に調整していますが、どうしても全体的には少し大きめになります。

アニフェスジャケットは実測値で1.15kg [写真タップで拡大]

アニフェスジャケットはインナーなしで中綿入りなので、防寒性がありつつ細めのシルエットに仕上がっています。

またアロフトジャケットが1.7kgなのに対してアニフェスジャケットは1.15kgと軽量。着用した時の重さが全然違います。

体の横ラインが黒だと引き締まって見える [写真タップで拡大]

また体の横ラインにはストレッチ素材を採用しており、色は黒なので締まった印象を与えてくれます。

綿が入っている気室に縫い目がない [写真タップで拡大]

中綿はいくつもの気室に分かれて封入されていますが、なんと縫い目がありません。

一般的なダウンジャケットがバイクに向いていない理由は、気室を分けるための縫い目から風が侵入してしまうから。

ですがアニフェスジャケットに関しては生地の織で気室を分けています。織は糸を縦横に組み合わせて作る生地ですが、気室を分けるような織り方があるとは知りませんでした。

織で縫い目をなくすメリットは風が入らなくなるだけではありません。細かい中綿は縫い目から出てしまうことがありますが、外に出てしまうことがありません。

中綿に関しては一般的なものと比べて保温性が高いシンサレートを採用しています。

タンクに傷が入らないようにファスナー下部にはフラップ付き [写真タップで拡大]

カジュアルな見た目を優先してフードをつけ、フロントファスナーはあえて見せていますが、タンクに傷がつかないように下の方にはフラップをつけ、風を通さないように内側にフラップがついていて、フードは背中に固定できます。

胸ポケットにスマートフォンが入るのはありがたいポイント [写真タップで拡大]

ポケットは両胸、両脇に一か所ずつ配置されていますが、全てフラップとボタン付き。両脇のポケットに関してはファスナーもついているので安心です。

胸ポケットには筆者愛用のiphone14も入りました。

腰部分を絞ればくびれができます [写真タップで拡大]

腕の部分はインナー付きジャケットに比べて細身に作られているのでバタつき防止フラップはついていませんが、腰にはシルエット調整用のフラップが用意されています。

こちらも未使用時には収納可能 [写真タップで拡大]

こちらもミドル丈ジャケットとなりますが、巻き上げ防止用のストームガードはついています。
※アロフトジャケットよりは少し短め。

ロゴが同色で目立たない [写真タップで拡大]

デザインのポイントとしては左胸上と右腕の付け部分にはレザーのクシタニワッペンが貼られています。こちらはロゴが同色なので主張しません。

アロフトジャケット同様にプロテクターは別売りでソフトタイプやCEレベル2など選ぶことが可能です。

リフレクターも二の腕後ろに配置されています。

高いけど修理できるので長く使えます

先日メッシュジャケットを修理した時の事を記事にしましたが、クシタニのジャケットはファスナーやボタンが壊れてしまっても治すことができます。

内容によるとは思いますが、修理代金は思っていた以上に安くて驚きました。

今回はスタイルと機能性に全振りした2着のジャケットを紹介しましたが、2022秋冬もたくさんの製品がラインナップされていますので、一度クシタニのホームページやyoutubeチャンネルをチェックしてみてはいかがでしょうか?


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