●MIDLANDインカム『RUSH RCF』大研究〜第4回 2つのモードで最大10人との通話と、通話距離最大3.5kmを実現!

  • 2023/10/17 13:27
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ミッドランドのオートバイ用インカム最高峰モデル『RUSH RCF』。その特徴は音楽再生の「音質」がいいうえに「他社インカムと通話」といったことが挙げられるものの、最大の特徴はミッドランド「独自のメッシュ通信」を搭載していることにある。今回は、このメッシュ通信における2つのモード、「パブリックグループ」と「プライベートグループ」の2つのモードの特性の違いとその使い方を見ていこう。

●文:谷田貝洋暁 ●写真:山内潤也 ●BRAND POST提供:ミッドランド

●最大10人での通話が可能な「パブリックグループ」と、通話距離優先の「プライベートグループ」の異なる2つのモードを

 バイク用のインカムを選ぼうと思った時に一番気になるのはやっぱり“最大通話人数”と“最大通話距離”ではないだろうか? 最大通話人数とは“どれだけの人数で一緒に会話ができるか?”であり、最大通話距離は“通話相手との距離が離れた際の通信の途切れにくさ”だ。

 どちらもインカム選びにおいて重要な指標になるものの、技術的になかなかその両立は難しい。最大通話距離を優先すると最大通話人数が少なくなってしまったり、走行順序を固定する必要が出て使い勝手が悪くなったり…

 そこで『RUSH RCF』は、独自のメッシュ通信機能を搭載し、「パブリックグループ」と「プライベートグループ」の異なる2つのモードを設定。“10人”という最大通話人数と、“3.5km”という最大通話距離を両立することに成功したのだ。

ミッドランドの『RUSH RCF』最大の特徴はメッシュ通信。面倒なペアリングが不要でその日仲間と出会った瞬間にコントロールボタンを押せば、すぐさま会話できることにある。

●最大10人との会話が可能な「パブリックグループ」モード

『RUSH RCF』をはじめとするメッシュ通信機能を搭載したモデルは、一般的なBluetoothインカムのようなペアリング作業が必要がなく、メッシュのような通信網を作ることがその特徴だ。

 仲間と『RUSH RCF』で通話する際に基本となるのがこの「パブリックグループ」モードで、工場出荷時のデフォルト設定も「パブリックグループ」モードになっている。その特徴は、やはり最大通話人数が10人でより多くの人数で会話できること。

 『RUSH RCF』をはじめとするメッシュ通信機能を搭載したモデルは、文字通りメッシュ(網目)状の通信網を平面的に張り巡らせ、1対複数の通話を行っている。おかげで走る順番が途中で入れ替わっても通信の状況が乱れず、最大10人での同時通話が可能になったのだ。

 大人数で使う場合に便利なのが「パブリックグループ」モードなのは間違いなく、実際の使い勝手としては後述する「プライベートグループ」モードもほぼ変わらない。“距離が離れることで通信が途切れ易くなった”などの弊害が出ない限りは「パブリックグループ」モードに設定しておけば間違いないというわけだ。

「ペアリング不要」や「ワンプッシュ」通話など、分離・合流時の使い勝手はどちらのモードでも変わらない。ボタンを「ワンプッシュ」すればその場にいるメンバーで会話がスタートできる。

●最長3.5kmの隊列で会話が楽しめる「プライベートグループ」モード

高速道路では仲間との距離が離れがち。そんな時にも通話が途切れにくくなるのが「プライベートグループ」モード。

 高速道路などライダー同士の距離が離れがちになる状況で、会話が途切れてしまうようなら「プライベートグループ」モードに切り替えてみよう。

 この「プライベートグループ」モードでは、最大通話人数が6人と少なくなるものの、シグナル強度(RSSI)解析を行い、瞬時に通信接続状態を更新して最適化することで会話が途切れにくくなる特性を持っている。

 最大通話距離で言えば最大700m。つまり見通しのいい場所で6台連なれば、先頭と最後尾のライダーが3500m離れても通話が可能になるというわけだ。

 うれしいのは、メッシュ通信のおかげで走行する順番が途中で入れ替わっても通信状況に変化しないということ。特定の親機設定やペアリング必要な一般的なBluetoothインカムのように走行の順番を決めて走る必要もないので非常に使い勝手がいいというわけだ。

『RUSH RCF』同士の距離が最大700m、6人のグループなら最大3.5km離れたとしても会話が可能。ただしこれは見通しがよく通信状況が良い場合で、市街地での2台間の通話可能距離は概ね200~300mとなる。

 ちなみに「パブリックグループ」モード、「プライベートグループ」モードのどちらのモードを選んでも通話音質に変わりはなく、99人ゲスト参加(聞くだけ)や、ナビ音声・音楽の同時視聴機能にも変わりがない。

 通話人数や通話距離以外の唯一の違いはエンクリプション機能が「プライベートグループ」モードでは使えること。これは、あらかじめ仲間同士でセキュアーコードを設定しておくことで通話の秘匿性を高め、別グループの『RUSH RCF』が接近しても混線することがなくなるという機能だ。

「パブリックグループ」モード、「プライベートグループ」モードの機能比較表。大きな違いは最大通話人数で、さらに「プライベートグループ」モードではエンクリプション機能が使えるようになる。

 ちょっと乱暴な言い方をすれば、「プライベートグループ」モードとは、「パブリックグループ」モードを使っていて、“距離による通信の途切れ”や、“他のグループとの混線”などの弊害が起こった場合に使用するモードだと思っておけば間違いないだろう。

「パブリックグループ」と「プライベートグループ」のモードの切り替えは、本体操作でも可能だが、スマートフォンアプリの「MIDLAND Connect」を使うととても簡単。


【商品情報】

RUSH RCF シングルパック
希望小売価格 34,000円(税抜価格 30,909円)

RUSH RCF ツインパック
希望小売価格 66,300円(税抜価格 60,273円)


※本記事はミッドランドが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。