【ベースは空冷フォアの末っ子】'72年に登場したCB350フォアは、兄貴分のCB750/500フォアをそのままスケールダウンしたかのような構成だった。最高出力は34psで、初期型の価格は26万5000円。同じ‘72年のライバル勢は、ヤマハRX350:36ps/22万5000円、スズキGT380:38ps/24万5000円、カワサキ350SS:45ps/22万8000円。
ニッポンがもっとも熱かった“昭和”という時代。奇跡の復興を遂げつつある国で陣頭指揮を取っていたのは「命がけ」という言葉の意味をリアルに知る男たちだった。彼らの新たな戦いはやがて、日本を世界一の産業国へと導いていく。その熱き魂が生み出した名機たちに、いま一度触れてみよう。 目次 1 コストダウンも意識した大胆なテコ入れ2 排気量が400ccなら2気筒がベスト? コストダウンも意識した大胆なテコ入れ […]





































