アツい展開も最高のマシンも見られる! MotoGP関連記事ランキングTOP10【2025年第1四半期版】

アツい展開も最高のマシンも見られる! MotoGP関連記事ランキングTOP10【2025年第1四半期版】

小椋藍選手や中上貴晶選手といった日本人レーシングライダーの活躍も目覚ましく、盛り上がりを見せるMotoGP。そんな全世界のバイクファンを魅了してやまない世界最高峰レースの魅力を、WEBヤングマシンの記事アクセスランキングとともに振り返ってみよう。集計期間は2025年1月1日から4月25日までだ。


●文:ヤングマシン編集部

1位:スズキ『MotoGP復帰』&『850ccで復活』の可能性あり?!

スズキを一躍、世界的メーカーに押し上げたカリスマ経営者、鈴木修氏が94歳で死去し騒然となったのは、2024年12月27日のこと。そんな中、海外二輪メディアのMCNが現社長である鈴木俊宏氏のインタビュー記事を掲載し、2022年に日欧で生産終了した最高峰GSX-Rの復活を示唆した。

「詳細は言えませんが、新規制に適応したスーパースポーツを市場に投入することが重要と考えています」「次回のEICMAをお楽しみください」と鈴木社長は記事で語っていた。

モトGPマシンの技術を還元し、スーパーバイク世界選手権や世界耐久のベース車として活躍したGSX-R1000/Rは、排ガス規制のユーロ5に対応せず、一部地域を除いて生産終了したまま。しかし再登場の噂は以前から根強くあり、期待がかかる。

2位:1周目から速かったヤマハの秘密はフレームにアリ?!

MotoGPライダーの青木宣篤さんがお届けするマニアックなレース記事。第22回は、現地に足を運んで各メーカーのフレームを観察してきたというMotoGPマレーシア公式テスト(セパン)について語ってくれた。

青木さんが注目したのは、マレーシア公式テストでファビオ・クアルタラロが1周目から速かったこと。これ、レーシングライダー的にはかなり重要なのだ。

イケてるマシンはピットアウトした瞬間に気分がアガるし、逆にイケていないマシンだとピットアウトすら恐る恐るになってしまう。コースサイドでクアルタラロの走りを観察しても、スロットルを開けながらグイグイ曲がっていくヤマハの強みが戻ってきたように感じられたという。

3位:ケニー・ロバーツが“キング”と呼ばれる理由

1993年デビューイヤーにいきなり世界GP250チャンピオンを獲得した、元レーシングライダー原田哲也さんによるコラム。第134回は、年末年始を過ごしたケニー・ロバーツ家から往年のWGPに想いを馳せた。

原田さんは、ケニー・ロバーツの「キング・ケニー」というニックネームはぴったりだと感じるという。グランプリの世界にいろいろ新しい風を吹き込ませたこと、ふだんからの振る舞い、発言力の高さと言っている内容の重み、そして3年連続でGP500でチャンピオンになったこと…。どこからどう見てもキングと呼ぶしかない人で、心から尊敬できるとのこと。

ケニー家でのバースデーパーティ&新年会には、エディ・ローソンさん(世界GP500チャンピオンを4度獲得)、ケニー・ロバーツ・ジュニアさん(2000年世界GP500チャンピオン)、ババ・ショバートさん(1985〜1987年のAMAグランドナショナル・ダートトラックで3年連続チャンピオン獲得。1988年AMAスーパーバイクチャンピオン。世界GPにも参戦)といったレジェンドたちが集結。

「レースはつらいことばかりだったけど、頑張ってきてよかったなぁ…」とつくづく思うひとときだったそうだ。

4位:本当にやってのけた小椋藍選手、ここから増す厳しさの先に…

元レーシングライダー原田哲也さんによるコラム。第137回は、ルーキーイヤーの開幕戦で上々の成績を残した小椋藍選手にかける期待について語った。

MotoGP開幕戦・タイGPで土曜日のスプリントレースが4位、日曜日の決勝レースが5位という大殊勲を遂げた小椋藍選手。レースウィークに入ってからも、事前テスト同様に落ち着いた様子で取り組んでおり、無駄にタイムアタックせずに、レースを見据えた準備を行っていたという。

正直、良くも悪くもまだMotoGPマシンのことを完全には理解していないからこその勢い、という要素もあり、ライバルたちがベースセッティングを煮詰めてくる次戦以降は、もっと難しくなるだろうと原田さんは分析する。

5位:年末年始のケニー・ロバーツ家での出来事

元レーシングライダー原田哲也さんによるコラム。第133回は、大晦日が73歳の誕生日だったケニー・ロバーツさんの家での年越しの模様を語った。

ケニーさんの家は、アメリカ・アリゾナ州。12月25日のフライトでラスベガスに向けて飛び、25日の夜に到着した原田さん。日本人の仲間たちと合流し、入籍したばかりの新婚さんがいたのでお祝いしたり、カジノで少し遊んだりして明け方まで楽しんだ。

翌26日午後からレンタカーを借りる手はずでしたが、いきなり「12人乗りのバスしかない」と言われるハプニングが発生。明け方まで遊んでいたというのに急きょ朝10時にレンタカー屋さんに行くことになるなど、ドタバタな時間もあったという。

6位:ワイン・ガードナーが駆ったZ1000展示

2025年モーターサイクルショーのモリワキブースでは、復活したフォーサイトマフラー装着のXSR900GPのほか、グロムのワンメイクレース「HRC GROM CUP」向け専用コンプリートマシンや、2020年に「アイアンスポーツ・エキスパート」に参戦したZ900RS MORIWAKI改も展示。

さらに1981年にワイン・ガードナーが駆ったZ1000(MORIWAKI MONSTER)といったマシンたちが並んでおあり、モリワキファンならずとも胸を打たれる光景だった。

7位:タイムアタックしない新人・小椋藍選手

元レーシングライダー原田哲也さんによるコラム。第136回は、1990年代と現代のマシンテストの違い、そして最高峰クラスデビューでも浮足立っていない小椋藍選手の凄みについて語った。「タイムアタックをせず、淡々と走り込む」という姿勢に驚かされたという。

言葉にすると簡単なようだが、じつはこれ、かなり難易度が高め。かなり自信がないと淡々とした走り込みはできないからだと原田さんは分析する。

8位:MotoGPマシンのブレーキング性能に戦慄

MotoGPライダーの青木宣篤さんがお届けするマニアックなレース記事。第21回は、カタルニアテストで見えてきた各ライダーの現在地について語った。日本メーカーには期待したいが、まだまだ苦戦は続きそうな印象だったという。

またMotoGPマシンの性能にも驚かされたそう。ブレーキングポイントそのものは、青木さんの現役時代とさほど変わらないものの、最高速は当時より50km/hも速く、車重は40kgも重いからだ。

9位:小椋藍選手 2025年1月インタビュー

2024年、MotoGPロードレース世界選手権Moto2クラスでシリーズチャンピオンを獲得した小椋藍選手。Moto3、Moto2と過去2回、タイトル争いを繰り広げた経験を活かし、見事に世界チャンピオンに輝いた際に、インタビューを敢行。15年振りの快挙を成し遂げた小椋選手に2024年シーズンと初めて乗ったMotoGPマシンについて語ってもらった。

10位:ホンダとヤマハの光明と、小椋藍選手の想像を超えた活躍

MotoGPライダーの青木宣篤さんがお届けするマニアックなレース記事。第25回は、MotoGP開幕戦タイGP終了後ということもあり、その時点で垣間見えた日本メーカーの現在地と、サプライジングな活躍を見せた小椋藍選手について語った。

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