
3月28~30日にかけて今年も盛り上がった東京モーターサイクルショー。今回は会場で取材スタッフが“個人的に欲しい~!”と思ったニューアイテムたちを紹介だ! この物価高の世の中でもライダーの味方になってくれる価格破壊のスマートディスプレイなど気になる商品が目白押し!
Amazon1位のスマートモニターの進化版が登場! ベーシックモデルは驚異の低価格
スマートライドディスプレイ[カスタム・ジャパン]SRD5 Basic(1万9800円) / SRD5(2万9800円) / SRD5 Pro(4万9800円) ※写真はPro
大事なiPhoneやAndoroid端末が振動や落下などで壊れずに済むようになるスマートディスプレイは最近でも一番話題のアイテム。そんなスマートディスプレイだけど、ちょっとこの物価高で財布のヒモが…(つまり筆者)と思っていた人に朗報だ。カスタム・ジャパンが嬉しい価格破壊を起こしてくれたぞ! 中でも昨年末に新発売となったSRD5 Basicは、なんとお値段「1万9800円」!!!!! 思わず数字を全角で書いちゃいました(笑)。
SRD5 Basicは同社が展開しているSRD5シリーズの最廉価版で、Apple CarPlayとAndroid Autoのみに機能を絞った製品だ。最廉価版といってもちゃんと5インチのIPSタッチ液晶を採用しているから発色の良さや視野角の広さは他社含め高額商品と遜色ないのが特徴。配線処理も電源のみでバッテリー給電のほかUSBソケットからでもOKとシンプルかつ簡単だ。スマートフォンとは5GHz・Wi-FiもしくはBluetooth5.0で無線接続する。
前後ドラレコとタイヤ空気圧モニタリング機能も付いたスタンダード版のSRD5も2万9800円と超魅力価格なのだが、車両に元から機能が装備されていたりスマートディスプレイに求めるのは主にナビ表示といった人(つまり筆者)には、このBasicは正に待ってましたな商品ではないかな。
さらに東京モーターサイクルショーではハイエンド版のSRD5 Proも新たに公開。価格は4万9800円とそれなりに高くなるけれど、モニタ解像度が1024×600ドットと高精細になり輝度も1000Nitに上昇(Basic,STDは854×480ドット、輝度600Nit)。防水性能もIP67(BasicとSTDはIP66)に上がって完璧なニーズに応えてくれる。Proについては特集記事を作っているので、そちらを参照してほしい。
SRD5はJADO SMART社の協力のもとカスタム・ジャパンが日本向けに開発した製品だ。
5年ぶりの再来! 限定品→レギュラーモデル化して8月発売
スマイリーフェイス2[ゴッドブリンク] ●価格:1万4080円
にっこり顔がサイドに大きく描かれたゴッドブリンクの最新ヘルメットは、’20年に限定300個で発売されたスマイリーフェイス正式ライセンス商品の再来ではないかっ! 前回は限定販売だったので気が付いたときには既に完売。悔しい思いをした人もいたと思うが(つまり筆者)、第2弾となる今回は通常ラインナップとして販売されるので買えずに残念ということにはならないぞ!
カラバリはイエローだった前回の限定版に対し、今回はマットブラックと艶ありグレーの2つ。ネオクラやクルーザー、スクーターなどを中心に幅広い車種に似合いそうなデザインだ。ちなみに青い空冷スポーツスターが愛車の筆者が欲しいのはグレーの方。キマりそうじゃない?
正式ライセンス商品でありながら1万4080円というリーズナブルな価格も魅力的。サイズはM、L、XLの3つで、材質はABSとなっている。内装はセンターパッドとチークパッドが脱着可能だ。
発売予定は8月上旬となっており、今から待ち遠しい~(゚v゚)!
ゴッドブリンクは“ZEALOT”のブランド名でも魅力的なヘルメットを展開。特にフルフェイスの“ブレードランナー”は3万4980~3万7180円という価格でFRP帽体&MFJ公認を実現している人気商品だ。
安全第一の制御盤を搭載! 4000ccのガソリン車も始動可能
NOCO GB20 Boost SPORT[阿部商会] ●価格:1万8700円
出先でバッテリーが上がったときの絶望感といったら…。押し掛けができる軽い車両ならいざ知らず、大排気量車となったらもう考えただけでも嫌。
そんなときに心強いのがモバイルのジャンプスターター。中華製の安価なものもあるけれど、大電流が流れる用品だけに信頼性は譲れないよね。
ということで、東京モーターサイクルショーの会場では阿部商会が展示していた1914年創業というバッテリー関連業界の超老舗である米国NOCO社の製品が気になった。
バイクで携帯するのに最もピッタリとなっていたのは最小サイズの「GB20 BOOST SPORT」で、供給電流は最大500A。4.0Lのガソリン車まで始動できるからバイクには十分すぎるスペックだ。内蔵リチウムイオンバッテリーの容量は2000mAで満充電時の使用可能数は20回となっている。
もちろん、逆接保護やショート防止といった安全機能も完備。リチウムイオンバッテリーを使った製品については、ある意味もっとも肝心な部分と言えるが、ブースで説明してくれた阿部商会の担当者によるとバッテリーの本体部分はどのメーカーのものでも似たようなもので、制御基板のデキ具合が製品の良し悪しを決めるのだと言う。その点、NOCOは品質管理に厳しい米国メーカーであるのと長年に渡って独自の技術を磨いているのが大きな強みとしていた。
NOCO社は他にもジャンプスターターの上位グレードとなるBOOST Xシリーズや鉛とリチウムイオン双方に使えるバッテリーチャージャー、LiFePO4の車載バッテリーなど幅広く展開。信頼性を一番に考えているライダーはチェックしておきたいブランドだ。
筆者はすでに使ってます
琉聖[Rspeed] premium潤滑剤(右)・Superグリス(中)・スクーター添加剤(左) ●価格:各4180円
全国各地のミニバイクサーキットを中心に今最も注目を集めている話題の新製品がこちら!
Moto3に参戦中の日本人ライダー・山中琉聖選手が、とにかくフリクションを徹底的に排除したいと既存の潤滑剤では満足できず、遂には自分でプロデュースして作ってしまったという逸品だ。
特にpremium潤滑剤とグリスについては、アクスルシャフトや各種リンク類にレバーピボット、それにチェーンなど、可動する部分にはおよそすべてのものに対応してくれる万能製品。贅沢だけど動きが悪くなった家のトビラに使うなんてのもアリだ(つまり筆者)。
個人的には滑りの良さだけでなく、持ちの良さや伸びの良さも印象的。
その性能は一度使ってみたら、なるほどサーキットライダーたちが欲しがるのも当然と思える逸品だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(モーターサイクルショー/モーターショー)
「いくっしょ、モビショー! 」を合言葉に、未来へのワクワクを体験 ジャパンモビリティショー2025で掲げられているのは、「ワクワクする未来を、探しに行こう! 」というコンセプト。「みんなが[…]
モトラのデザインエッセンスが令和に登場 バブルが弾ける前、空前のオートバイブームが訪れた1980年代には現在では思いもよらぬほど多種多様なモデルが生まれた。ホンダからは、トールボーイデザインの新しいコ[…]
1971年の東京モーターショーに突如出現した750cc2スト並列4気筒、YZR500の4気筒マシン・デビュー2年前! いまでもファンの間で幻のドリームマシンとして語り継がれるヤマハGL750。その衝撃[…]
スズキは、昨年のEICMAで世界初公開、大阪・東京・名古屋モーターサイクルショーで日本でも公開した新型モデル「DR-Z4S」および「DR-Z4SM」を見て、触って、跨ることができるイベント「スズキ モ[…]
取り扱いが始まった4輪用ブレンボを装着したロードスターと2輪用ブレンボを装着したMC Gemma GPZ900R カスタムの提案として、ブレンボ/アクラポビッチ/モートーンは最大面積での展示 アクラポ[…]
最新の関連記事(バイク用品)
最外層にカーボンファイバーを使ったX-Fifteenの最高峰モデルが登場! 積層させた炭素繊維を樹脂で固めたカーボンファイバー(CFRP)は、軽くて強い素材だ。そのため航空機やレーシングマシンに使われ[…]
GT-Air3のメカニズムにマッチするニューグラフィックモデルが登場 GT-Air3に追加される新しいグラフィックモデルは、多数のパーツを組み合わせて帽体を構成するような、メカニカルな模様が特徴だ。と[…]
コンパクトながら高出力のペルチェ冷暖ベスト おたふく手袋の「冷暖ペルチェベスト JW-699」は、USB PD対応の2万mAhバッテリーを標準付属。psEマーク取得のバッテリーで、最大連続使用は冷却の[…]
高い接触冷感と吸汗速乾で夏を快適に 「JW-625」は、高い接触冷感と吸汗速乾機能を持つ素材「クロスクール」を採用。肌に触れた瞬間のひんやり感と、汗を素早く吸い上げ外へ逃がす効果で、蒸れにくく快適に過[…]
注目ポイント:高画質と長時間駆動のバランス 「AKEEYO AKY-710S」は、SONYのStarvis IMX335センサーを採用し、2K 55fpsや4K 28fpsでの録画に対応。142度の広[…]
人気記事ランキング(全体)
ゴールド×イエローのリヤサスペンション、リムステッカー、フロアパネルが輝く! タイホンダお得意のコラボモデルが登場だ! 今回発表されたのは、プレミアムサスペンションのトップブランドとして君臨する「オー[…]
ファン+ペルチェでダブル冷却 山善のペルチェ ベストは、外径約100mmの大型ファン(厚み約38mm)で風を取り込み、さらに内蔵のペルチェデバイスで空気やウェア表面を冷やす仕組みを採用。保冷剤用メッシ[…]
コンパクトながら高出力のペルチェ冷暖ベスト おたふく手袋の「冷暖ペルチェベスト JW-699」は、USB PD対応の2万mAhバッテリーを標準付属。psEマーク取得のバッテリーで、最大連続使用は冷却の[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
気負うことなくスポーツできる! 国内モデルの125ccスポーツは、新車だと安くても40万円前後。物価高が続く昨今、とくに若者にはなかなか手が出しにくい。そんな中、23万8千円という価格で登場したのが「[…]
最新の投稿記事(全体)
901への憧れから始まった”シンガー” シンガー・ヴィークル・デザインの創業者、ロブ・ディキンソンはアーティスト(歌手)として活躍していたこともあるのでSingerという会社名にしたという説と、ポルシ[…]
ZXシリーズに連なる新ライムグリーングラフィックとマットシルバーの2色を新設定 カワサキモータースジャパンは、ミドルクラスの2気筒スポーツバイク「ニンジャ650」の2026年モデルを発表した。搭載する[…]
ニューカラー採用、スペックや“カワサキケアモデル”に変更なし カワサキがアーバンクルーザー「バルカンS」の2026年モデルを発売する。2022年モデルの発売後、コロナ禍もあって国内導入が一時中断されて[…]
新ライムグリーンのほかグレー系2色も新ラインナップ カワサキは、4気筒600ccスーパースポーツ勢に対し37ccのアドバンテージを持つ「ニンジャZX-6R」の車体色を変更し、スマートフォンアプリの新機[…]
MotoGPライダーのポテンシャルが剝き出しになったトップ10トライアル 今年の鈴鹿8耐で注目を集めたのは、MotoGPおよびスーパーバイク世界選手権(SBK)ライダーの参戦だ。Honda HRCはM[…]
- 1
- 2