
スズキは、270度クランクの並列2気筒エンジンを搭載するネイキッドモデル「GSX-8S」の2025年モデルを3月14日に発売すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
振動を軽減するクロスバランサー採用の2気筒ネイキッド
スズキは「GSX-8S」の2025年モデルを発表。従来のカラーバリエーションを一部継承しながらもフレーム&ホイール色の変更などにより、3色の全てが新色に置き換わった。
イメージカラーの『パールコズミックブルー/グラススパークルブラック』はシートまわりとホイールがブラックアウトされ、その代わりに燃料タンクが全てブルーに。また、『メタリックマットブラックNo.2』は従来ブルーだったシートレールとホイールがレッドに置き換わり、シュラウドのロゴはブルーからグレーに変更された。
ブランニューカラーとして登場したのは『マットソードシルバーメタリック/マットブラックメタリックNo.2』で、ブラックアウトされたボディ後半と赤いホイールが強い印象を与えている。
2023年に初登場した「GSX-8S」は、同時発表のアドベンチャーモデル「Vストローム800DE」と共通の並列2気筒エンジンを搭載したストリートファイタースタイルのネイキッドモデル。スズキ独自のクランク軸に対し90度に一次バランサーを2軸配置した「スズキクロスバランサー」の採用により、高回転域でもスムーズな振動特性を実現している。
S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)に出力特性を3つの中から選択可能なSDMS(スズキドライブモードセレクター)や3 段階から選択可能なトラクションコントロール、クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ/ダウンが可能な双方向クイックシフトシステムなどを採用しており、エキサイトメントと利便性の両立で多くのユーザーに支持されている。このほかローRPMアシストなどライダー支援も万全だ。
足まわりには高品質なKYBサスペンションやニッシン製ラジアルマウントキャリパーを装備し、スポーティで自在なハンドリングに貢献する。
多機能なメーターはフルカラー5インチTFTで、車両のシステム、設定、リアルタイムの運転状況を表示。燃費や航続可能距離、時計、電子制御の設定などがひと目で把握できる。ヘッドライトとテールランプはLEDを採用している。
価格は従来から5万5000円上昇して112万2000円になったが、このクラスとしてはリーズナブル。発売日は2025年3月14日だ。
SUZUKI GSX-8S[2025 model]
SUZUKI GSX-8S[2025 model]マットソードシルバーメタリック/マットブラックメタリックNo.2(CL9)
SUZUKI GSX-8S[2025 model]マットソードシルバーメタリック/マットブラックメタリックNo.2(CL9)
SUZUKI GSX-8S[2025 model]パールコズミックブルー/グラススパークルブラック(CLB)
SUZUKI GSX-8S[2025 model]パールコズミックブルー/グラススパークルブラック(CLB)
SUZUKI GSX-8S[2025 model]マットブラックメタリックNo.2(4UX)
SUZUKI GSX-8S[2025 model]マットブラックメタリックNo.2(4UX)
車名 | GSX-8S |
型式 | 8BL-EM1AA |
全長×全幅×全高 | 2115×775×1105mm |
軸距 | 1465mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 810mm |
キャスター/トレール | 25°/104mm |
装備重量 | 202kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 775cc |
内径×行程 | 84.0×70.0mm |
圧縮比 | 12.8:1 |
最高出力 | 80ps/8500rpm |
最大トルク | 7.7kg-m/6800rpm |
始動方式 | セルフ式 |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
WMTCモード燃費 | 23.4km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク(ABS) |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク(ABS) |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 112万2000円 |
車体色 | 銀、青、黒 |
発売日 | 2025年3月14日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI] | 新型ネイキッド)
250ccフルスケールで断トツの安さ! 低燃費やスズキ独自の油冷単気筒も魅力 スズキは、独自の油冷単気筒エンジンを搭載した軽二輪ネイキッドスポーツ「ジクサー250」にニューカラーを設定し、2025年モ[…]
WMTCモード燃費は50km/L……航続可能距離600km! スズキは、2017年に初代モデル登場、2020年に現行デザインへとモデルチェンジを受けた「ジクサー(150)」の2025年モデルを発表した[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
3色すべてニューカラーに スズキがSV650の新色を発表した。既存色から3色あるバリエーション全てが刷新され、新たにブルーのフレーム&ホイールを採用した「パールビガーブルー/マットブラックメタリックN[…]
2025年モデルとして発表、ミラノショーへの展示を予告 スズキは欧州でGSX-8Sの新色を発表。従来のカラーバリエーションを一部継承しながらもフレーム&ホイール色の変更などにより、3色の全てが新色に置[…]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
スズキ×ストリートファイターのコラボ「GSX-8R」展示 スズキは、挑戦する世界中の⼈を応援し、ゲームによって⽣まれる喜びをたくさんの⽅に感じてもらうため、人気格闘ゲーム『ストリートファイター』とコラ[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
※同記事は、別冊オールドタイマー21号(2016年7月号)掲載の記事に加筆し、再構成したものです。 あえてベールに包まれたファルコ 以下は、元スズキ社員としてファルコラスティコ(以下ファルコと表記)の[…]
※同記事は、別冊オールドタイマー21号(2016年7月号)掲載の記事に加筆し、再構成したものです。 10年後を見据えた近未来モデル モーターショーは、各メーカーが登場間近の注目モデルや、自社の現状の技[…]
スズキRE-5 概要:”スズキの本気度”が伝わる高出力モデル ドイツの発明家ヴァンケル氏が考案したロータリーエンジンは、ピストンの往復運動により動力を生み出す従来方式のエンジンに対して、ローターが回転[…]
人気記事ランキング(全体)
初公開の海外向けNT1100白バイ仕様がほぼ日本仕様だった 2024年11月に、ホンダが2輪メディア向けの編集長ミーティングで公開していたのが、白バイ仕様のNT1100海外向けモデル「NT1100P」[…]
実燃費の計測でおなじみだった「満タン法」だが…… エンジンを使った乗り物における経済性を示す指標のひとつが燃費(燃料消費率)だ。 「km/L」という単位は、「1リットルの燃料で何キロメートル走行できる[…]
マシンの能力を超えた次元で走らせるマルケス、ゆえに…… 第2戦アルゼンチンGPでは、マルク・マルケス(兄)が意外にも全力だった。アレックス・マルケス(弟)が想像以上に速かったからだ。第1戦タイGPは、[…]
タイヤの皮むきの必要性 「タイヤを新品に交換したらやるべき」とされているタイヤの皮むき。具体的にどのような必要性があるのかというところから、話を始めたいと思います。 新品タイヤの表面には、製造時に使わ[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
最新の投稿記事(全体)
英国生まれインド育ち:クラシック風味に全振りしたモデル 現存するオートバイブランドでは最古(大元のジョージ・タウンゼンド・アンド・カンパニーの創業は1851年! )と呼ばれ、1901年にオートバイの生[…]
シックかつ特別感のある専用カラーを設定 今回新たに発表された特別仕様車は、国産車の名跡”クラウン”の誕生70周年を記念し導入される”THE 70th”だ。 設定されるのは2タイプであり、CROSSOV[…]
4/12発売:カワサキ「Z900SE」165万円 Z750、Z800に連なる後継車としてカワサキが打ち出した、948cc並列4気筒エンジン搭載のスーパーネイキッド「Z900」。2017年の登場以来、1[…]
XSR900GPとの組み合わせでよみがえる”フォーサイト” ベテラン、若手を問わずモリワキのブースで注目したのは、1980年代のモリワキを代表するマフラー、「FORESIGHT(フォーサイト)」の復活[…]
DRK-01 250CC CANDY RED/WHITE SAND 英国発、個性的なスタイルで注目を集めるマットモーターサイクルズが展開する「DRK-01」シリーズに、新たな魅力を加える限定カラーモデ[…]
- 1
- 2