
ホンダは欧州で、286cc水冷単気筒エンジンを搭載したトレール&アドベンチャーモデル「CRF300L」「CRF300 RALLY」を発表した。鮮やかなトリコロールなど新色は日本でもCRF250L、CRF250ラリーに導入されそうだ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
グラフィック変更のLと、青いシートでイメージチェンジしたラリー
ホンダは欧州で、水冷単気筒エンジン搭載のトレールモデル「CRF300L」とアドベンチャーモデル「CRF300ラリー」の2025年モデルを発表した。いずれもユーロ5+に適合したほか、従来型からヘッドライトまわりなどを変更して、先行していた日本仕様の250と同等の外観デザインになった。
CRF300Lラリーに関してはラジエターファンからの排熱を効率的に逃がす設計を導入。前後サスペンションは減衰力を強化したことで、しなやかな吸収性を確保しつつ最低地上高を確保する設定に。また、メーター周辺のインジケーターランプにコンパクトLEDを採用した。
注目はニューカラーの採用で、CRF300Lはレッド/グレーともに車名グラフィックまわりが縦書きのシンプルなデザインに。そしてCRF300ラリーはシートを中心にブルーをあしらい、大胆なトリコロールとしたのが特徴だ。
いずれの車体色も日本仕様のCRF250/CRF250ラリーに採用される可能性が高く、続報が待たれる。灯火類のデザインなどは日本仕様が先行して世代交代を済ませているので、2025年モデルで意匠と車体色ともに欧州仕様と足並みが揃いそうだ。
CRF300L / CRF300ラリー のスペック比較表
車名 | CRF300 RALLY | CRF300L |
全長×全幅×全高 | 2230×920×1415mm | 2230×820×1200mm |
軸距 | 1455mm | ← |
最低地上高 | 275mm | 285mm |
シート高 | 885mm | 800mm |
キャスター/トレール | 27.5°/109mm | ← |
装備重量 | 153kg | 142kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ← |
総排気量 | 286cc | ← |
内径×行程 | 76×63mm | ← |
圧縮比 | 10.7:1 | ← |
最高出力 | 27.3ps/8500rpm | ← |
最大トルク | 2.71kg-m/6500rpm | ← |
始動方式 | セルフスターター | ← |
変速機 | 常時噛合式6段リターン | ← |
燃料タンク容量 | 12L | 7.8L |
WMTCモード燃費 | 32.2km/L | ← |
ブレーキ前 | φ296mmディスク +2ポットキャリパー | φ256mmディスク +2ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク +1ポットキャリパー | ← |
タイヤサイズ前 | 80/90-21 | ← |
タイヤサイズ後 | 120/80-18 | ← |
価格 | 未発表 | ← |
車体色 | トリコロール | 赤、灰 |
HONDA CRF300 RALLY[2025 EU model]
HONDA CRF300 RALLY[2025 EU model]Extreme Red with blue and white graphic
HONDA CRF300L[2025 EU model]
HONDA CRF300L[2025 EU model]Extreme Red with Blue and white
HONDA CRF300L[2025 EU model]Swift Grey with Red and white
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc] | 新型アドベンチャー/クロスオーバー/オフロード)
9/10発売:スズキ アドレス125 まずはスズキから、原付二種スクーターの定番「アドレス125」がフルモデルチェンジして登場だ。フレームを新設計して剛性を高めつつ軽量化を実現し、エンジンもカムシャフ[…]
2025年モデルの登場から間もないニューカラー設定 2024~2025年の年末年始に発売されたKLX230シリーズがマイナーチェンジ。既報のKLX230シェルパSおよびKLX230 DFは車体まわりに[…]
早くもモデルチェンジで“S”版に! ベーシックな空冷トレールモデル カワサキの新トレッキングマシンとして2024年12月25日に発売されたばかりのKLS230シェルパが早くもモデルチェンジ。2026年[…]
まるで自衛隊用?! アースカラーのボディにブラックアウトしたエンジン&フレームまわり 北米などで先行発表されていたカワサキのブランニューモデル「KLX230 DF」が国内導入されると正式発表された。車[…]
懐かしの四角ライトに極太のブロックタイヤ 1987年に発売されたやまは「TW200」は、フロントに130/80-18、リヤには180/80-14という極太タイヤを履いたファットなオフロードスタイルで人[…]
最新の関連記事(新型小型二輪 [251〜400cc] | 新型アドベンチャー/クロスオーバー/オフロード)
アドベンチャー仕様としてオフロード性能を強化 新型モデル「スクランブラー400XC」は、トライアンフが誇る400ccモダンクラシックシリーズの新顔だ。既存のスクランブラー400Xをベースに、さらなるオ[…]
ニューカラーをまとった2026年最新トラをチェック プレミアム志向の輸入ブランドとしても、国内でも地位を確立した感のあるトライアンフ。その2026年モデルが、ニューカラーをまとって出そろった。 話題の[…]
日本でも正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4S[…]
KLX300はKXイメージのシャープな最新デザインに新グラフィック&色変更 日本では2016年5月15日にファイナルエディションが発売されたデュアルパーパスモデル「KLX250」だが、北米では2021[…]
正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4SM」を発[…]
人気記事ランキング(全体)
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
高級感漂うゴールドカーキのデザイン 「IQOS ILUMA PRIME ゴールドカーキ」は、その名の通り落ち着いたゴールドトーンとカーキを組み合わせた洗練デザインが特徴です。手に取った瞬間に感じられる[…]
PROGRIP専用の信頼接着剤 デイトナ(Daytona)の「グリップボンド PROGRIP 耐振ゲルタイプ専用 12g 93129」は、PROGRIP用に設計された専用接着剤です。容量は12gで、初[…]
最新の投稿記事(全体)
その姿、まるでハンターカブ×ミニトレ?! タイ仕様は新型に切り替わるとともにカラーバリエーション変更&グラフィックが変更された。 一方ベトナム仕様は、従来モデルを標準仕様として併売。この標準モデルはカ[…]
滑りにくさと耐久性を両立したソール設計 アシックスの安全靴「WINJOB CP113」は、油で劣化しにくく耐久性に優れたCPグリップソールを採用。濡れた床や油で汚れた現場でも安定したグリップ性能を発揮[…]
生産累計1億台、60周年の原点モデル 初代スーパーカブはホンダ創業の本田宗一郎氏と藤澤武夫氏が直接開発の先頭に立ったオートバイ。それに続く東南アジアのドリーム、WAVEなどを含む歴代スーパーカブシリー[…]
W230/MEGURO S1 デビュー応援キャンペーン 株式会社カワサキモータースジャパンが、2025年9月1日(月)より、全国のカワサキプラザにおいて「W230」および「MEGURO S1」の新車([…]
デビュー時は2スト125で敵ナシ状態! 1982年のヤマハRZ125が生んだムーブメントは、高速道路へ入れないマイナーな125スポーツだったのを、2ストの水冷化で通勤通学だけでなくレースへ興じる層が加[…]
- 1
- 2