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【パワーフリー】スズキの二輪車メーカーとしての原点となった自転車用補助エンジンは空冷2サイクル単気筒36ccで、最高出力は1.0ps/4000rpm。湿式多板クラッチの2弾トランスミッションを搭載した。当時価格は3万6000円。登坂試験で箱根峠に挑んだところ無事故で難なく走行し、性能の優秀さを実証したというエピソードがある。1954年の「E3型」まで進化したほか、1953年に60cc・2.0ps/4000rpmのダイヤモンドフリー(3万8000円)も登場している。