
KTM Japanが、5車種の2024モデルを発表。2024年4月以降から順次発売する。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:KTM ●外部リンク:KTM
レースシーンからインスピレーションを受けた新カラーRC390
RC390は、妥協のないスポーツバイクの美学、軽快なハンドリング、そしてストリートやサーキットでの印象的なパフォーマンスを提供するとされるミドルクラスのスーパースポーツだ。
2024モデルでは、RC8Cや1390スーパーデュークRエボ、そしてグランプリマシンのカラーからインスピレーションを得た、新しいプレミアムカラー「オレンジオンブルー」と「オレンジオンブラック」の2つの新しいカラーリングが採用されている。
KTM伝統のオレンジのフレームはもちろん継承。「オレンジオンブラック」カラーにはオレンジのリムが装着されており、印象的だ。
また890SMTと690SMC Rは2023年モデルからスペックやカラーリングをほぼそのままに継続。ただし価格は2023モデルからアップした。890SMTは+6万円の185万9000円、690SMC Rは+4万5000円の166万9000円となっている。
KTM RC390スペック
【KTM RC390】オレンジオンブラック ●発売予定時期:2024年7月以降 ●メーカー希望小売価格:87万9000円(消費税10%込み)
【KTM RC390】オレンジオンブルー
- エンジン型式 :水冷4ストロークDOHC 単気筒
- 総排気量 :373 cc
- 最高出力 :32 kW(44 PS)/ 9,000 rpm
- 最大トルク :37 Nm / 7,000 rpm
- 変速機 :6速
- タイヤ(F/R) :110/70 ZR-17″ / 150/60 ZR-17″
- ホイールベース:1,343 mm
- シート高 :824 mm
- 燃料タンク容量:約13.7 ℓ
- 車輌重量 :約164 kg(燃料含む)
- カラー :オレンジ・オン・ブルー、オレンジ・オン・ブラック
- 保証期間 :2年間
- 生産国 :インド
KTM 890 SMTスペック
【KTM 890SMT】●発売予定時期:2024年4月 ●メーカー希望小売価格:185万9000円(消費税10%込み)
- エンジン型式 :水冷4ストロークDOHC 並列2気筒
- 総排気量 :889 cc
- 最高出力 :77 kW(105 PS)/ 8,000 rpm
- 最大トルク :100 Nm / 6,500 rpm
- 変速機 :6速
- タイヤ(F/R) :120/70 ZR-17″ / 180/55 ZR-17″
- ホイールベース:1,502 mm ±15 mm
- シート高 :860 mm
- 燃料タンク容量:約15.8 ℓ
- 車輌重量 :約206 kg(燃料含む)
- カラー :ブラック×ホワイト
- 保証期間 :2年間
- 生産国 :オーストリア
KTM 690SMC Rスペック
【KTM 690SMC R】●発売予定時期:2024年5月以降 ●メーカー希望小売価格:166万9000円(消費税10%込み)
- エンジン型式 :水冷4ストロークSOHC 単気筒
- 総排気量 :692.7 cc
- 最高出力 :55 kW(75 PS)/ 8,000 rpm
- 最大トルク :73.5 Nm / 6,500 rpm
- 変速機 :6速
- タイヤ(F/R) :120/70 ZR-17” / 160/60 ZR-17”
- ホイールベース:1,476 mm ±15 mm
- シート高 :892 mm
- 燃料タンク容量:約13.5 ℓ
- 車輌重量 :約160 kg(燃料含む)
- カラー :オレンジ×ブルー
- 保証期間 :2年間
- 生産国 :オーストリア
エンジン/シャシー/スタイリングを一新した新型125デューク
一方、デュークシリーズではエントリーモデルとなる125デュークがブラッシュアップ。新設計のスチール製トレリスフレームにアルミダイキャスト製サブフレームを組み合わせた2ピースフレームを採用するだけでなく、新しいトリプルクランプとオフセットの見直しにより、ハンドリング特性が向上。より優れたコントロール性と安定性を実現した。
フレームは新設計の軽量なスイングアームと組み合わされ、移設されたリア・ショックアブソーバーを囲むように配置されている。また、ショックアブソーバーをオフセンターにマウントすることで、シート高を下げつつ、エアボックスの大型化が実現できている。
さらにシートは従来型よりも高さを低めに設計。安定性やハンドリングを犠牲にすることなく、足つきの向上が図られている。
車体だけでなく、エンジンも次世代型に進化。LC4cと名付けられた軽量コンパクトな125ccの単気筒エンジンは、従来型で培った経験をもとに完全に再設計され、シリンダーヘッドやギアボックスの最適化を受けたほか、EURO 5+基準にも適合済みだ。
また同時に790デュークも2024年モデルが発表された。こちらはスペックやカラーリングをほぼそのままに継続している。価格も据え置き119万円だ。
KTM 125Dukeスペック
【KTM 125DUKE】●発売予定時期:2024年7月以降 ●メーカー希望小売価格:66万9000円(消費税10%込み)
- エンジン型式 :水冷4ストロークSOHC 単気筒
- 総排気量 :124.9cc
- 最高出力 :11 kW(15 PS)/ 10,000 rpm
- 最大トルク :11.5 Nm / 7,750 rpm
- 変速機 :6速
- タイヤ(F/R) :110/70 R-17″ / 150/60 R-17″
- ホイールベース:1,357 mm
- シート高 :800 mm
- 燃料タンク容量:約15ℓ
- 車輌重量 :154 kg(燃料含む)
- カラー :エレクトロニック・オレンジ、アトランティック・ブルー
- 保証期間 :2年間
- 生産国 :インド
KTM 790Dukeスペック
【KTM 790DUKE】●発売予定時期:2024年7月以降 ●メーカー希望小売価格:119万円(消費税10%込み)
- エンジン型式 :水冷4ストロークDOHC 並列2気筒
- 総排気量 :799 cc
- 最高出力 :77 kW(105 PS)/ 9,000 rpm
- 最大トルク :87 Nm / 8,000 rpm
- 変速機 :6速
- タイヤ(F/R) :120/70 ZR-17” / 180/55 ZR-17”
- ホイールベース:1,475 mm ±15 mm
- シート高 :825 mm
- 燃料タンク容量:約14 ℓ
- 車輌重量 :約187 kg(燃料含む)
- カラー :オレンジ、グレー
- 保証期間 :2年間
- 生産国 :中国
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(KTM)
9/10発売:スズキ アドレス125 まずはスズキから、原付二種スクーターの定番「アドレス125」がフルモデルチェンジして登場だ。フレームを新設計して剛性を高めつつ軽量化を実現し、エンジンもカムシャフ[…]
ズーパーモト、アドベンチャー、エンデューロ、スポーツネイキッドの4機種が登場 KTMジャパンは、45ps/8500rpmを発揮する高性能な単気筒エンジンを搭載した最新モデル群を400ccクラスに一挙投[…]
5月まで数々の噂に揺れたKTMだったが── KTMの親会社であるピエラ・モビリティが戦略的経営再建計画を発表したのは、昨年11月26日のことだった。そして今年5月22日、KTMはインドのバジャジ(Ba[…]
KTMは、数か月にわたる献身的な努力と戦略的な計画の結果、KTM AGは長年のパートナーであるBajaj社との関係を拡大し、主要投資家としてBajaj社を迎えることができたと発表した。 KTM AG […]
7年のブランクを感じさせない”74歳”! “チームイワキ”や”K’s Garage”の名前で知られた岩城滉一さんが率いるチームは、昨シーズンから”51ガレージ”と名乗って、7年ぶりに活動を再開しました[…]
最新の関連記事(新型バイク(外国車/輸入車))
FLHXSE CVOストリートグライド:CVOでは唯一となるバットウイングフェアリング フラッグシップモデルを象徴するバットウイングフェアリング。そのアイコンを持つ最上級仕様が「CVOストリートグライ[…]
FLHX ストリートグライド:ワイドグライド譲りのファイヤーカラーも選べる! 2025年式ストリートグライドは、その象徴的なバットウイングフェアリングとLEDライトを融合させたモダンなスタイルを持つグ[…]
FLHXU ストリートグライドウルトラ:ストリートグライドを名乗る、伝統のウルトラモデルがついにデビュー! ハーレーダビッドソンのフラッグシップモデルが、フルモデルチェンジを果たした。その名は「FLH[…]
オーバー500cc・ビッグシングルの力強さ 世界最古クラスの英国ブランド、BSAが再び日本に上陸した。 歴史的ビッグネームの「ゴールドスター」は1938年から1963年まで製造された、BSAの代名詞の[…]
イタリア魂が込められたフルサイズ125ccネイキッド 2018年デビュー以来、その美しいスタイリングと俊敏なハンドリングで世界を魅了してきたキャバレロは、今回の2025年モデルで「クオーレ・イタリアー[…]
人気記事ランキング(全体)
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
高級感漂うゴールドカーキのデザイン 「IQOS ILUMA PRIME ゴールドカーキ」は、その名の通り落ち着いたゴールドトーンとカーキを組み合わせた洗練デザインが特徴です。手に取った瞬間に感じられる[…]
PROGRIP専用の信頼接着剤 デイトナ(Daytona)の「グリップボンド PROGRIP 耐振ゲルタイプ専用 12g 93129」は、PROGRIP用に設計された専用接着剤です。容量は12gで、初[…]
最新の投稿記事(全体)
デビュー時は2スト125で敵ナシ状態! 1982年のヤマハRZ125が生んだムーブメントは、高速道路へ入れないマイナーな125スポーツだったのを、2ストの水冷化で通勤通学だけでなくレースへ興じる層が加[…]
ツーリングスポットに事欠かない南伊豆 南伊豆を存分に走り抜けたいなら、「県道16号下田石廊崎松崎線」は欠かせない。伊豆半島最南端の石廊崎へ続くこの道は、海岸線沿いの豪快な絶景海道。漁村が点在する東部の[…]
世界に羽ばたくカスタムビルダー「CUSTOM WORKS ZON」 ZONは、吉澤雄一氏と植田良和氏によって2003年に設立されたカスタムファクトリーだ。彼らの真骨頂は、他に類を見ない高いデザイン力と[…]
軽さと安全性を両立した定番モデル プーマセーフティー「ライダー2.0 ロー」は、JSAA A種認定を取得した先芯合成樹脂を装備し、衝撃吸収機能を備えたメンズ用安全靴です。Amazonレビューは4.0([…]
コンパクトで携帯性に優れた携帯灰皿 「プルプラ クリップオンケース」は、ヒートスティック(加熱式タバコ)専用の携帯灰皿です。商品重量は約10gと非常に軽く、ポケットやバッグの隙間でも邪魔になりません。[…]
- 1
- 2