
ホンダはタイで独自にラインナップする「CB150R」にニューカラーを設定し、2024年モデルとして発表した。日本ではCB125R、CB250Rがラインナップされるが、このCB150Rはメインフレームを共有する兄弟車だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
独自のスイングアームを持つ、”ネオスポーツカフェ”の下から2番目
ホンダがグローバル展開する“ネオスポーツカフェ”ことCB-Rシリーズは、長兄のCB1000RをはじめにCB650R、CB300R、CB250R、CB150R、CB125Rが展開され、そのうち日本では1000、650、250、125がラインナップされる。CB300Rは複数の仕向け地で販売されるが、ほぼCB250Rと共通の車体構成でエンジンも250とベースを共有する排気量拡大版だ。
その中で、やや毛色の異なるものがCB150Rと言っていいだろう。現状ではタイでとベトナムで販売されており、他の仕向け地では一部に『CB150Rストリートファイア』などペットネームが付くものもあるが車体は別ものだ。タイ&ベトナム仕様は、CB125Rとメインフレームを共有しながら独自のスイングアームが与えられ、ホイールベース1295mmというコンパクトさ(CB125Rは1345mm)を実現している。倒立フォークはφ41mm、前後ラジアルタイヤ採用など装備も本格的だ。
参考【CB150R ベトナム仕様 2022年モデル】 主要諸元■全長1973 全幅822 全高1053 軸距1295 最低地上高139 シート高802(各mm) 車重126kg■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 149cc 16.3ps/9500rpm 変速機6段 燃料タンク容量8.5L■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:1億550万ドン(日本円換算約63万4000円) ●色:黒 ※諸元はベトナム仕様
今回はタイ仕様CB150Rにニューカラーが設定され、2024年モデルとして発表された。メインフレームの赤と倒立フロントフォークのゴールドを基調としながら、トリコロールを再現したパールホライゾンホワイト、黒×銀に赤の差し色が入るアステロイドブラックメタリックの2色がラインナップされる。なお、価格は今のところ未発表だ。
HONDA CB150R[2024 model]のスペックとカラーバリエーション
主要諸元■全長1973 全幅822 全高1053 軸距1295 最低地上高139 シート高795(各mm) 車重126kg■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 149cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量8.5L■ブレーキF=φ296mmディスク+4ポットキャリパー R=φ220mmディスク+2ポットキャリパー タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:未発表 ●色:白、黒 ※諸元はタイ仕様
HONDA CB150R[2024 model]Pearl Horizon White
HONDA CB150R[2024 model]Adteroid Black Metallic
CB150Rのディテール
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
CB400SFのリニューアルではなく、完全新設計の可能性 ヤングマシンでは以前より、ホンダが400〜500ccクラスのミドル4気筒を開発中と報じてきたが、それはCB400SF/SBを最新規制に合わせア[…]
※2023年10月11日改訂 250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~40[…]
タイトル写真のみ輸出仕様 新排出ガス規制に適合しつつ、価格上昇は最小限! ホンダのネオスポーツカフェ「CB650R」が、令和2年排出ガス規制に適合した2023年モデルにアップデートされた。カラーリング[…]
末弟の下剋上は許さない! 足まわりを中心にグレードアップ ホンダは、“ネオスポーツカフェ”をコンセプトとしたスポーティなネイキッドモデル「CB250R」をモデルチェンジした。CB1000R、CB650[…]
13ps/9000rpm→15ps/10000rpmにパワーアップ ホンダは、2018年に発売されたCBシリーズのエントリーモデル「CB125R」を早くもモデルチェンジ。DOHC4バルブの新エンジンを[…]
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc])
コスパモンスター、それだけだと思っていたら これまでなかなか試乗する機会のなかった(筆者がたまたま試乗機会に恵まれなかった)スズキの軽二輪スタンダードモデル「ジクサー150」に乗ることができたのでイン[…]
日本を含むアジア圏で人気のSUVスクーター 水冷4バルブのeSP+エンジンを搭載するアドベンチャー系SUVスクーター「ADV160」シリーズに新色が登場した。新たなカラーラインナップが発表されたのはマ[…]
廉価&シンプルなハイブリッドシステムで燃費性能を向上! ヤマハモーターインディアは、15年以上にわたってシリーズ累計150万台以上を販売してきた人気モデル「FZ-S」の最新モデルとして「FZ-S Fi[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
CB1000 SUPER FOUR BIG-1の400cc版でスタート、1999年のHYPER VTEC搭載で独り舞台に! 2019年モデル発表後、期間限定で2022年まで販売され惜しまれつつホンダの[…]
2005年モデル概要:大幅な軽量化で乗りやすさと運動性能向上 2003年7月の発売以来、安定した走りと高いポテンシャルによって、サーキットのみならず市街地でも快適なライディングを実現したスーパースポー[…]
トランクレス仕様が廃止された「ツアー」のみのラインナップに 1975年に初代ゴールドウイングGL100が誕生してから40年以上が経ち、2018年のフルモデルチェンジではフロントにダブルウィッシュボーン[…]
ホンダCBR600RR(2020) サーキット試乗レビュー 戦闘力と乗りやすさの最適バランスがここに 最後のモデルチェンジから7年ぶり! ホンダCBR600RRも控えめながらウイングレットを装備し、電[…]
最後の250cc4気筒レプリカは、扱いやすい動力性能とハンドリング追求で究極を目指した! ホンダが1960年代に世界GPを制覇した原動力はマルチシリンダー(多気筒化)。125cc5気筒や250ccの6[…]
人気記事ランキング(全体)
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
チャンピオンマシンからダイレクトにフィードバック トプラック・ラズガットリオグルの手により2024年のスーパーバイク世界選手権でチャンピオンを獲得したマシン、それがBMWモトラッド「M1000RR」だ[…]
コスパモンスター、それだけだと思っていたら これまでなかなか試乗する機会のなかった(筆者がたまたま試乗機会に恵まれなかった)スズキの軽二輪スタンダードモデル「ジクサー150」に乗ることができたのでイン[…]
ネットで注文できる1サイズ&1プライスガレージ。完成状態で運搬されてクレーンで据え置きされる サンデーメカニックなら誰もが知る工具ショップ・アストロプロダクツのホームページ上に「BIKE小屋」という商[…]
「バイクのスプロケットの交換タイミングはいつなんだろう?」 これは、バイク仲間や先輩、バイク屋さんやバイク雑誌などでも昔からとずっと語られてきたことで、今ではインターネット検索すればいくらでも情報が出[…]
最新の投稿記事(全体)
CB1000 SUPER FOUR BIG-1の400cc版でスタート、1999年のHYPER VTEC搭載で独り舞台に! 2019年モデル発表後、期間限定で2022年まで販売され惜しまれつつホンダの[…]
フリュガンの展示会に行ってきました! どうも、2輪ジャーナリスト兼動画クリエイターの相京です。 2025年3月にフランスのバイク用品メーカー・フリュガンの展示会に行ってきました。 この日はゲストスピー[…]
2021年モデル概要:シリーズ3種カラーを一新 カムシャフトの駆動にベベルギヤを用いた、美しい外観の空冷バーチカルツインエンジンを搭載。360度クランクによる鼓動感や等間隔爆発ならではの整ったエキゾー[…]
2005年モデル概要:大幅な軽量化で乗りやすさと運動性能向上 2003年7月の発売以来、安定した走りと高いポテンシャルによって、サーキットのみならず市街地でも快適なライディングを実現したスーパースポー[…]
宗一郎の生まれ故郷に位置するツーリングホテル 〈152INN〉が立地するのはホンダの創業者、本田宗一郎氏が生まれ育ったものづくりの町、二俣。国道152号線沿いというバイク乗りには馴染み深いロケーション[…]
- 1
- 2