カワサキはジャパンモビリティショー2023で5車のワールドプレミアを行なった。メグロS1&W230に続くのは、「Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition」と「Ninja ZX-10R 40th Anniversary Edition」だ。いずれも最新スーパースポーツに『Ninja』の誕生から40周年を記念したカラーリングを施している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
まさかのZX-Rシリーズから始まった『Ninja』40周年記念モデル
カワサキはジャパンモビリティショー2023で「ニンジャZX-4RR 40周年記念エディション(Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition)」および「ニンジャZX-10R 40周年記念エディション(Ninja ZX-10R 40th Anniversary Edition)」を世界初公開。GPz900Rにはじまる『Ninja』ブランドの誕生40周年を記念したもので、Ninja ZXシリーズの祖となったZXRシリーズのカラー&グラフィックを再現したものだ。
特徴的な3カラー(白×青×緑)の色づくりから、グラフィックの復刻、カウルとデザインのバランスを熟慮したものだという。40周年記念ステッカーには当時のレースシーンを想起させるチャンピオンロゴ風のデザインを採用。また、当時のパーツカラーをイメージしたシルバー塗装のフレームやスイングアーム、ライムグリーンを採用したホイールなど、随所にZXRシリーズの記憶を刻んだ。
これら2車も国内導入が明言され、さらに「11月中旬に国内発売のご案内を~」としていることから、その頃に発売の詳細が明らかになるはずだ。
気になるのは、ニンジャ40周年記念と言いつつGPZ900Rは往時のモデルが展示されるのみで、JMS2023ではZX-Rシリーズの記念モデルが登場している点。これは11月のEICMAで何か、赤と黒で塗られたマシンが登場するのか、それともニンジャ1000SXなどの記念モデルなのか……!?
Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition
Ninja ZX-10R 40th Anniversary Edition
ZXR400R
こちらは歴史車として展示されるZXR400R。1980~90年代に日本市場を席捲したレーサーレプリカブーム中に、400ccクラス国内市販量産車で初となる倒立フロントフォークを装備してデビューした。カラーリングの白×青×緑は今回の40周年ZX-Rの元ネタになっており、当時のレースシーンの熱さを現代に伝える。ちなみにZXR400RはSP(スポーツプロダクション)レース参戦を見据えて作られたガチ系モデルだ。
GPZ900R
こちらも歴史車として展示される。最高性能を追求して開発され、当時最先端のスーパースポーツとして1984年に登場した初代Ninja ことGPZ900Rだ。サイドカムチェーンなど当時の先進技術を集約した908ccのDOHC4気筒エンジンを、軽量なスチールダイヤモンドフレームに搭載。ハイパワーと空力を追求したスタイルで高く評価され、その後、映画「トップガン」に登場して人気が爆発。約20年にわたって販売されるロングセラーモデルとなった。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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