
ホンダはインドで、ハイネスCB350(日本名:GB350)およびCB350RS(日本名:GB350S)にスペシャルカラーを施したエディションを追加発表した。噂のGB350Cではなさそうだが、空冷単気筒ファミリーはまだまだ勢力を拡大する!
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
燃料タンクの高貴なストライプを見よ
ホンダモーターサイクル&スクーターインディア(HMSI)は、日本でGB350シリーズとして販売され人気の空冷単気筒バイク「H’ness CB350(ハイネスCB350)」および「CB350RS」に追加エディションを設定し、間もなくインド全国で予約受付開始することを発表した。
ミドル350ccクラスのレトロバイクに追加されたのは、「H’ness CB350 Legacy Edition」と「CB350RS New Hue Edition」の2種類だ。前者のハイネスCB350レガシーエディションはパールサイレンブルーの新しいカラースキームが施され、1970年代の伝説的なCB350をリスペクト。レトロスポーティなストライプが入り、燃料タンクにはレガシーエディションの専用エンブレムが設置される。
後者のCB350RSニューヒューエディション(Hue=色彩)は、新しいスポーツレッドとアスレチックブルーメタリックの2色がラインナップされ、燃料タンクだけでなく前後ホイールとフェンダーにもストライプが施される。
インド仕様のみ採用するホンダスマートフォンボイスコントロールシステム(HSVCS)をはじめ、空冷348ccロングストローク単気筒や5速ギヤボックスといった主要諸元はベースモデルから変更なしだ。
価格はハイネスCB350レガシーエディションが21万6356ルピー(日本円換算約38万7000円)、CB350RSニューヒューエディションは21万9357ルピー(約39万3000円)。日本にこれらのエディションが導入される可能性は極めて低いが、その代わり近いうちにGB350Cという超レトロ版の登場も噂されている。期待して待とう!
ハイネスCB350レガシーエディションはパールサイレンブルーの1色のみ
レガシーエディション、クロームメッキの前後フェンダーを採用するDLX Pro Chromeをベースに、レガシーストライプとレガシーエンブレムを追加したバージョンだ。シート表皮の色はブラウン。
主要諸元■全長2163 全幅800 全高1107 軸距1441 最低地上高166 シート高800(各mm) 車重181kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC 348.36cc ボア×ストローク70mm×90.5mm 圧縮比9.5 21ps/5500rpm 3.06kg-m/3000rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■キャスター27°05′/トレール120mm ブレーキF=φ310mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+キャリパー不明 タイヤサイズF=100/90-19 R=130/70-18 ●価格:21万6356ルピー ※諸元はインド仕様
H’ness CB350 Legacy Edition[India model]Pearl Siren Blue
H’ness CB350 Legacy Edition[India model]Pearl Siren Blue
H’ness CB350 Legacy Edition[India model]Pearl Siren Blue
CB350RSニューヒューエディション
Honda Smartphone Voice Control system (HSVCS)を搭載するDLX PROがベースで、ツートーンカラーとストライプが施されている。
主要諸元■全長2171 全幅804 全高1097 軸距1441 最低地上高168 シート高800(各mm) 車重179kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC 348.36cc ボア×ストローク70mm×90.519mm 圧縮比9.5 21ps/5500rpm 3.06kg-m/3000rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■ブレーキF=φ310mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=100/90-19 R=150/70-17 ●インド現地価格:21万9357ルピー ※諸元はインド仕様
CB350RS New Hue Edition[India model]
CB350RS New Hue Edition[India model]Sports Red
CB350RS New Hue Edition[India model]Athletic Blue Metalic
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
GB350CのカラーバリエーションCG 全3色をまとめて見る “GBカフェ”はオプションパーツで製作可能!! ホンダは4月27日に「GB350C」という商標を出願し、これが5月10日に公開されている。[…]
エンジン自体は「500」を見越した設計だ GB350に常につきまとう「500cc存在説」。その噂の出元をひも解いていくと、2021年春に開催されたメディア向け試乗会にたどり着く。ホンダの主催で千葉県南[…]
K3登場後も"話題作り"が続いている?! ホンダGB350が大ヒット中のアンダー400ccクラス。以前から予想しているとおり、カワサキもこのクラスに新型ネオクラの投入を画策しているようだ。長年に渡って[…]
トライアンフ「スピード400」の写真をまとめて見る(全70点)トライアンフ「スクランブラー400X」の写真をまとめて見る(全81点) 英国時間の2023年6月27日に発表、中型モダンクラシック×2車の[…]
日本ではX350の導入が検討されている模様 ハーレーダビッドソンのブランニューモデルとして中間排気量のマシンが複数登場し、海外を賑わしている。このところ2輪市場が活気づいている中国ではQJモーターサイ[…]
最新の関連記事(GB350シリーズ)
構造もデザインも新設計! アールズ・ギアでは、すでにホンダGB350/S用のスリップオンマフラーを販売しているが、よりクラシックテイストのGB350Cがラインナップに追加されたことを受け、C専用のマフ[…]
その姿、まるでGB400TT MkIIの正統後継者! 欧州ホンダは、2025年も例年通りカスタムコンテスを開催。これは正規ディーラーがホンダ車をベースにカスタムを手がけ、オンライン投票で最優秀マシンを[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
2機種/3+2グレードで構成されるインド仕様 ホンダモーターサイクル&スクーターインディア(HMSI)は、日本でGB350シリーズとして販売され人気の空冷単気筒バイク「H’ness CB350(ハイネ[…]
2021年モデル:無印3種、Sに2種のカラーを設定 丸型ケースに収められたLEDヘッドライトにシンプルな造形の燃料タンク、そしてダブルシートへの流れるような水平ライン。ほぼ垂直に立った単気筒エンジンの[…]
最新の関連記事(新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
※価格や発売時期は独自の情報に基づく本紙予想です。販売店へのお問い合わせはご遠慮ください。 ターゲットはZ900RS。プライスも真っ向勝負?! 5年前に「CB-Fコンセプト」を目にした時の歓喜は忘れら[…]
◆今回のPRO解説者:以前にはネオクラ車の解説記事もお願いしたバイクデザインのプロフェッショナル。1980年代前半に某社に入社したベテランで、オンロード系をメインに排気量の大小を問わずさまざまな機種を[…]
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
ネオクラシックながら”新しさ”で対抗 ヘリテージやネオクラシックと呼ばれるカテゴリーで、登場以来絶対的な人気を誇るカワサキのZ900RSシリーズ。現代スポーツネイキッドをベースに、名車Z1を絶妙にアレ[…]
随所に漂うエフっぽさ。軽さにも驚く! 思い起こせばCB-Fコンセプトから5年。本当に待ってました(笑)。実車を見て、まず思ったのは、さまざまなところにエフっぽさがあるということ。カラーを見て思わず「お[…]
人気記事ランキング(全体)
3種のグレードそれぞれに専用カラー カワサキモータースジャパンは、前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」シリーズの2025年モデルを発表した。[…]
【受注期間限定】SHOEI「EX-ZERO」新色モスグリーン 「EX-ZERO」は、クラシカルな帽体デザインにインナーバイザーを装備し利便性に優れる一方で、着脱式内装システムや、万一の際にヘルメットを[…]
“主婦向けスクーター”がゴールドラッシュに バイクが売れに売れた1980年代の日本。近年の2輪車販売台数が年間約40万台前後で推移しているのに対し、当時はその数300万台以上。俗に言う日本の「バブル期[…]
コーデュラ(R)ユーロ3Dメッシュジャケット:プロテクションと通気性を両立 ライダーの安全と快適を追求した一着。腕部分には耐摩耗性に優れたコーデュラ(R)素材を採用。万が一の転倒時にもダメージを軽減す[…]
PROSPECを謳い一人称カタログで語る自信のほど! ’80年代の2ストレプリカ時代を知るライダーは、’88のNSR250Rを史上最強のマシンに位置づけるファンが多数を占める。 実はホンダにとって2ス[…]
最新の投稿記事(全体)
“主婦向けスクーター”がゴールドラッシュに バイクが売れに売れた1980年代の日本。近年の2輪車販売台数が年間約40万台前後で推移しているのに対し、当時はその数300万台以上。俗に言う日本の「バブル期[…]
スズキは、8月1日(金)から3日(日)に三重県鈴鹿サーキットで開催される「2025 FIM 世界耐久選手権“コカ·コーラ” 鈴鹿8 時間耐久ロードレース 第46回大会」に参戦する「チームスズキCNチャ[…]
免許制度は基本、ヨーロッパで共通 イタリアのバイク事情を現地からお届けするコラム「Vento Italiano」(イタリアの風)第2回。今回はイタリアの自動車運転免許制度について紹介していきます。 と[…]
3種のグレードそれぞれに専用カラー カワサキモータースジャパンは、前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」シリーズの2025年モデルを発表した。[…]
イベントが盛りだくさん! ドゥカティオーナーであるドゥカティストや、ドゥカティファンを対象としたお祭り『DUCATI DAY』が2025年も開催された。 会場である千葉県木更津市にあるポルシェ・エクス[…]
- 1
- 2