
ホンダはタイで、CT125ハンターカブ(現地名:CT125)のニューカラーを発表した。ハンターカブの祖先と言えるCA105T トレール55が採用していた伝説のカラーが復活、価格は据え置きだ!
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
タイで発表された新色が日本にも……という流れを踏襲する?
ホンダのクラシックウイング系を専売するタイのディーラー・カブハウスは、WEBサイト上でCT125(ハンターカブ)のニューカラーを発表した。主張強めのイエローは、ハンターカブの祖先とも言えるホンダ初のトレールバイク「CA100T TRAIL50(1961年)」の流れを汲む2代目「CA105T TRAIL55(1963年)」がまとっていたカラーを再現したかのよう。
このほか、ハンターの系譜には1966年に北米登場の「CT90 TRAIL90」や、1968年に登場した日本専用の「CT50」などにイエローの採用例が見られる。また、近年でいえばクロスカブシリーズにはレモンイエロー的な明るい黄色がラインナップされてきた。
そんな伝統のカラーリングを最新ハンターカブに採用しようというのだから見逃せない。これまでの例を見れば、タイで登場したハンターカブの新色は漏れなく日本にも導入されているので、今回も同じ流れを期待したいところだ。
なお、タイ仕様のイエローについては価格もスペックも従来型と変更ない模様。続報を待ちたい!!
主要諸元■全長1961 全幅805 全高1085 軸距1258 最低地上高165 シート高800(各mm) 車重116kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123.94cc 出力未発表 変速機4段 燃料タンク容量5.4L■タイヤサイズ前後=80/90-17 ●現地価格:8万8900バーツ(日本円換算約36万3000円) ※諸元はタイ仕様
イエローを採用していたオールドハンター
1961年に登場したCA100Tから翌年にモデルチェンジし、C105Tに。さらに1963年、このCA105Tが誕生した。【HONDA CA105T TRAIL55】■全長1725 全幅575 全高945 軸距– 最低地上高–(各mm) 車重73kg(乾)■空冷4スト単気筒OHV2バルブ54cc 5ps/9500rpm 0.38kg-m/8000rpm 燃料タンク容量3L ■タイヤF=2.25-17 R=2.50-17 ※写真、諸元は’63北米仕様
こちらは、販売不振に終わったC100Hから久々に復活した国内仕様で、CT50(1968年~)と名付けられた。CTの系譜で唯一の50ccであり、CT90譲りの副変速機を採用していた。が、時代が追い付いておらず約1年で生産終了。【HONDA CT50】■全長1805 全幅720 全高965 軸距1190 最低地上高155(各mm) 車重71.5kg(乾)■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 49cc 4.8ps/1000rpm 0.37kg-m/8200rpm 燃料タンク容量6L ■タイヤF=2.25-17 R=2.75-17 ※写真、諸元は’68年型
CT50のカタログには多様なアクセサリーも収録。いろいろなスタイルにチェンジできたが……。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
1959年からアメリカで初代スーパーカブC100の輸入が始まった。間もなく、西部のディーラーをを中心にダート仕様への改造が流行。そこで'61年3月、アメリカホンダ自らが発売したモデルがCA100Tであ[…]
CT200のユニットをOHV→SOHC化したCT90(K0)が'66年にデビュー。同時に排気量を86.7→89.5ccへ高めた。他はほぼ同じ仕様だったが、翌年Wスプロケットの代わりにレバー操作ひとつで[…]
ユーザーの要望を受け、より使い勝手アップか?! '20年6月の発売以来、未だに品薄状態が続いているホンダのCT125ハンターカブ。人気の理由は、タフなスタイルはもちろん、独自のハイマウント吸気口/アッ[…]
※2023年12月14日更新 125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、[…]
ホンダのバイクのほとんどが積める 従来のアクティ・バンに代わり7月13日新たに発売される軽自動車のN-VANは、N-BOXのプラットフォームを最大限活用しながら軽バンに求められる広い積載スペースの確保[…]
最新の関連記事(CT125ハンターカブ)
情報量が渋滞しすぎィ! ホンダは本日、突如としてHonda×Kuromiのスペシャルサイトを公開。Kuromiとはサンリオのキャラクターで、自称マイメロディのライバルだ。サンリオの公式ページには「乱暴[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
2020年モデル:初代は2色ラインナップ スーパーカブシリーズ中で究極のアウトドアマシンとして支持されていた“ハンターカブ”が、8年ぶりに復活を遂げたのは、2020年6月26日のこと。名称は、CT12[…]
最新の関連記事(新型ビジネス/レジャー/ファンバイク)
国内導入予定はないけれど……のZ125プロ カワサキは北米で2026年モデルを続けざまに発表している。ここで紹介するZ125プロは、前年から全カラーに採用したゴールドの倒立フロントフォークに加えて20[…]
左右で違うイラストが楽しめる! ホンダは、サンリオの人気キャラクター「クロミ」ちゃんのかわいらしいデザインを施したモンキー125用の純正アクセサリー「“Honda × Kuromi” モンキー125用[…]
ダークカラーに往年のオマージュカラーを乗せて 特別仕様車の製作を定期的に行うカブハウスは、1970年代のダックスをオマージュしたような限定仕様「DAX Royal Limited Edition」を発[…]
その姿、まるでハンターカブ×ミニトレ?! タイ仕様は新型に切り替わるとともにカラーバリエーション変更&グラフィックが変更された。 一方ベトナム仕様は、従来モデルを標準仕様として併売。この標準モデルはカ[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
人気記事ランキング(全体)
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
初の電動スクーターが「C evolution」 2017年、BMWモトラッドは初の電動スクーター「C evolution(Cエボリューション)」を発売。それまでのガソリンエンジンを搭載したC650に通[…]
秋向けライディングギア 機能性抜群なライディングパーカー JK-604:1万2000円台~ ヨーロッパで人気の気軽にはおれるケブラー裏地入り、スリーシーズン向けスエットパーカ。肩と肘にはCEレベル2ソ[…]
月内発売:SHOEI「GT-Air3 MIKE」 インナーバイザー付きフルフェイスの決定版、SHOEI「GT-Air3」に、ニューグラフィックモデル『MIKE(マイク)』が2025年10月に満を持して[…]
原付でエンジンがかからない主な原因 「原付 エンジン かからない 原因」とネット検索する方が多いように、バッテリー上がりやプラグの劣化、燃料不足など、複数の原因によってエンジンを始動できなくなるケース[…]
最新の投稿記事(全体)
霊山を巡る中部日本トライアングルルート 「日本三霊山ラリー」は、古来より日本の山岳信仰の対象とされてきた富士山、立山、白山の3つの頂を巡るツーリングラリーだ。このルートは「中部日本トライアングルルート[…]
スーパースポーツ譲りのエンジンと幅広いシーンに対応する車体 CB1000Fは、ホンダの代表的なプロダクトブランド「CB」のフラッグシップモデルと位置づけられている。 スーパースポーツモデルのエンジンを[…]
世界最高の熱伝導率を誇るシートとレインウェア並みの防水透湿性を融合 ヤマハの純正アクセサリーをリリースするワイズギア。ʼ25年の秋冬ライディングギアは、バイク用として求められる性能を満たしつつ、温かく[…]
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
アッパーミドルクラスに君臨する“Sugomi”ゼットの中核モデル カワサキは北米において、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」の202[…]
- 1
- 2