
ヤマハは、8月4日~6日に鈴鹿サーキット(三重県)で開催された「2023 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会」のグランプリスクエア内においてヤマハブースを出展。そこにはレーシングマシンやスーパースポーツだけでなく、2023年中の発売が期待される原付二種シリーズ「XSR125」「YZF-R125」「MT-125」の姿があった。
●文/写真:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ125ccスポーツバイク スペシャルサイト
『市販予定車』として、より量産車に近い仕様を展示したという
ヤマハの楽しみな4車が登場間近?! 2023年中と噂される「XSR125」「YZF-R125」「MT-125」の発売を、確かに予感させる展示が「2023 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会」で行われた。
メインゲート前に展開される『グランプリスクエア』に各メーカーがブースを出展するなか、ヤマハもレーシングマシンやスーパースポーツなどを展示。さらに、上記の原付二種シリーズ「XSR125」「YZF-R125」「MT-125」も跨り自由でズラリと並べたのだ。
今春のモーターサイクルショーでも同様の展示はあったが、その際に比べて(残念ながら見た目からは判別が難しかったものの)細かい仕様が日本で市販するものに近くなっているといい、さらには2023年9月以降に順次発売するスケジュールが組まれそうとの情報も入ってきた。
XSR125は、2019年にタイで登場したXSR155をベースとしたネオクラシックモデルで、すでに欧州では発売済み。日本への導入も心待ちにされていたが、今春のモーターサイクルショーでついに市販予定が明言された。丸1眼液晶メーターや真円LEDヘッドライトなど“円”をモチーフにしたデザインが特徴で、エンジンはVVAなる可変バルブシステムを搭載した水冷単気筒を、スチール製デルタボックスタイプのフレームに搭載している。倒立フロントフォークや前後ディスクブレーキなど、足まわりのハイグレードだ。
MT-125は、XSR125のベースにもなっているストリートファイタースタイルのスポーツネイキッドモデル。MTシリーズの特徴となっているモノアイ+ツリ目のポジション灯やエアスクープカバーが特徴だ。こちらも海外では軽二輪バージョンのMT-15が存在する。
YZF-R125は、前出の2車とエンジンやフレームは前出の2車と共有するフルカウルスポーツ。YZF-R7にも似たモノアイヘッドライトがデザインの特徴となっている。写真はR125だ。
全車共通で、倒立フロントフォークはφ37mm、アキシャルマウントの2ポットキャリパーを装備し、メーターはモノクロの液晶を装備する。
価格やスペックは追って明らかになると思われ、前述のように正式発表も近付いている気配。続報を待ちたい!!
グランプリスクエア ヤマハブース
ヤマハブース。
スマートフォン向けアプリ「アズールレーン」とコラボレーションしたチーム『IRF with アズールレーン』が参戦。185周を走って41位で完走した。
YZF-R1も跨りOK!
YZF-R25
カル・クラッチロー選手が日本GPにワイルドカード参戦するYZR-M1も展示された。
こちらはYARTの#7マシン。トラブルに見舞われつつも203周を走り、22位で完走した。
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