
空力、軽量、安全、品質に徹底したこだわりを貫くKabuto(カブト)は、フラッグシップフルフェイスヘルメット『F17』のグラフィックモデルを2種を2023年5月中旬に発売した。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:Kabuto
F-17初のグラフィックモデルは鮮やかな色彩が魅力の2タイプ
『F-17』は、レースにも対応するMFJ公認モデルで、全日本ロードレース選手権からフィードバックされたノウハウを凝縮したフラッグシップフルフェイスだ。
このたび発売されるグラフィックモデルは『FORTE(フォルテ)』と『TRICK(トリック)』の2種だ。
フォルテはシンプルだが力強さを感じさせるラインパターンを基調としたグラフィックが特徴で、ブラックをベースにシルバーをあしらっている。カラーパターンは2色ラインナップし、アクセントのレッドが鮮やかな『フラットブラックレッド』と、グレーが落ち着いた印象をもたらす『フラットブラックグレー』がある。
トリックは帽体両側に伝説の幻獣をモチーフとしたファンタジックなイラストを精緻なタッチで描き込んだ。カラーパターンは『ブラックブルー』の1色展開だが、ブラックを背景にレッド、ブルー、その中間色のパープルの配色は刺激的で、F-17のエアロダイナミズムとよくマッチするグラフィックとなっている。
F-17は300km/hに迫る超高速域までの空力特性を徹底して研究して生まれた。頭頂部に設けたクレストスポイラー(PAT.P.)はヘルメットが浮き上がる力を抑制し、後頭部のウェイクスタビライザー(PAT.)は帽体付近の気流をコントロールすることで着用者にかかる負荷を抑える。
前面側部のサイドベンチレーションは、コーナリング時も直進時と同等の換気効率を意図したもので、チンベンチレーションとともにヘルメット内部にフレッシュエアを効率よく導入する。
帽体には優れた耐貫通性と衝撃吸収性を兼ね備えた高強度複合素材帽体(A.C.T.-2)を採用するとともに、構造解析によって各部の強度を最適化することで、さらなる安全性を実現した。
2軸構成のDAF-RラチェットとDAF-1Rシールドは、脱着を簡単かつ迅速化しつつ、センターロック式を採用。密閉性と静粛性を高めている。
ほかにもエマージェンシーシステム、ピンロックシールド、インカム対応スペース、眼鏡対応チークパッドなど機能性に不足はなく、Kabutoフラッグシップとして優れた完成度を持つフルフェイスヘルメットだ。
Kabuto F-17 FORTE / TRIC
【Kabuto F-17 FORTE / TRICK】●価格:6万3800円 ●サイズ:XS(54-55cm)、S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)、XXXL(63-64cm) ●色:つや消し黒×赤、つや消し黒×灰(FORTE)、黒×青(TRICK) ●規格:JIS、MFJ ●構造:高強度複合素材帽体(A.C.T.-2) ●付属品:標準シールド(DAF-1Rシールド)、ブレスガードNo.10、DAF Pinlockオリジナルインサートレンズ、ウィンドシャッターNo.5、GC-01リキッドボトルキット、KF17ジョイントベース ●発売時期:2023年5月中旬
Kabuto F-17 FORTE ●色:フラットブラックレッド、フラットブラックグレー
Kabuto F-17 TRIC ●色:ブラックブルー
Kabuto F-17 TRIC
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(Kabuto)
カブト最高峰フルフェイスに新しいグラフィックモデルが登場 このたびF-17に加わるグラフィックモデル『ZESTAL』は、モノトーンのベースカラーに直線的なアクセントラインを組み合わせることで躍動感を表[…]
美しい孔雀の羽根の色味が変わる特殊ペイントで仕上げた新グラフィック 『エクシード-2』は、カブトがラインナップするオープンフェイスの上級モデルで、赤外線(IR)と紫外線(UV)を大幅にカットしつつ、空[…]
先進の冷却機構を備えたフルフェイス カブトの展開するフルフェイスヘルメット「SHUMA」最大の特長は、「ウルトラクールシステム」と称される独自の冷却機構だ。その秘密は風洞実験によって作り上げられた、フ[…]
小椋&チャントラの若手が昇格したアライヘルメット まずは国内メーカーということで、アライヘルメットから。 KTM陣営に加入、スズキ、ヤマハ、アプリリアに続く異なる4メーカーでの勝利を目指すマー[…]
MotoGPがいよいよ開幕! プレシーズンテストや体制発表会の情報が続々と舞い込み、中にはSNSで2024年仕様のヘルメットを公開するライダーもちらほら現れていたので、レースファンの筆者としては、胸の[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
疲れない、頭痛知らずのフィッティング技術! SHOEIの「Personal Fitting System(以下P.F.S.)」は、十人十色で異なるライダーの頭部形状に合わせたフィッティングを行う同社の[…]
7月中旬発売:Arai「ASTRO-GX BEYOND」 アライヘルメットの街乗りからツーリング、サーキット走行まで幅広くカバーするオールラウンドフルフェイスヘルメット「ASTRO-GX(アストロGX[…]
お手頃価格のネオクラヘルメットが目白押し! コミネ フルフェイスヘルメット HK-190:-34%~ コミネの「HK-190 ジェットヘルメット」は、軽量なABS帽体と高密度Epsライナーが特徴のヘル[…]
カブト最高峰フルフェイスに新しいグラフィックモデルが登場 このたびF-17に加わるグラフィックモデル『ZESTAL』は、モノトーンのベースカラーに直線的なアクセントラインを組み合わせることで躍動感を表[…]
美しい孔雀の羽根の色味が変わる特殊ペイントで仕上げた新グラフィック 『エクシード-2』は、カブトがラインナップするオープンフェイスの上級モデルで、赤外線(IR)と紫外線(UV)を大幅にカットしつつ、空[…]
人気記事ランキング(全体)
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
カバーじゃない! 鉄製12Lタンクを搭載 おぉっ! モンキー125をベースにした「ゴリラ125」って多くのユーザーが欲しがってたヤツじゃん! タイの特派員より送られてきた画像には、まごうことなきゴリラ[…]
ヤフオクで入手したバイクのフレーム。ネジ穴に折れたボルトが詰まってた!? ヤフーオークションでとあるバイクのフレームを買ったところから話が始まります。 フレーム曲がりや大きな傷もなく、塗装面も小傷があ[…]
“次”が存在するのは確実! それが何かが問題だ 2018年に発売されたモンキー125以来、スーパーカブC125、CT125ハンターカブ、そしてダックス125と、立て続けにスマッシュヒットを飛ばしている[…]
原付スクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があ[…]
最新の投稿記事(全体)
ある日チョークが折れてた エンジン始動でチョークを引っ張ったらいきなり「スポッ」と抜けた。何事かと思ったら・・・折れてたんですよ、チョークケーブルのアウターが。 アクセルやクラッチ、スロットルやチョー[…]
パフォーマンスマシン:レース環境から生まれた究極の操作性 ハイパフォーマンスを追求するのが、ハーレーの最新トレンド。優れた機能性とカスタムルックを高い次元で両立するアルミニウムビレット製のラジアルハン[…]
嬉しい、楽しい、大好きダックス! ちょっとHondaのバイクに詳しい人なら知っていることかもしれませんが、じつは「ダックス」のペットネームを持ったバイクがはじめて誕生したのは、半世紀以上も前の1969[…]
BSAにニッチな2ストロークマシンがあったとは…… BSAモーターサイクルは7月16日(日本時間同日19時過ぎ)にSNSを更新し、『We’re going back to the future on […]
125ccスクーターよりも力強い発進加速、街中で光る静けさ ホンダがパーソナルユース向けに国内リリースした電動スクーターの第2弾「CUV e:」は、第1段の「EM1 e:」が50cc相当の原付一種だっ[…]