![[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/106-01.jpg?v=1682326148)
’80年代を通じて過熱し続けたレーサーレプリカブーム。このスペック至上主義の時代には、わずか1馬力の差がマシンの命運を分けることもままあった。本記事では、400Rからレプリカスタイルに転身し人気を集めたホンダ CBR400RRを取り上げる。※本記事はヤングマシン特別号 青春単車大図鑑からの転載です。
●文:ヤングマシン編集部
低速モリモリ+高速ギンギン=無敵〈ホンダ CBR400RR〉
ʼ86年、ホンダ400初の水冷直4を積んだCBR400Rがデビューした。空冷+鉄フレームのCBR400Fから一足飛びの進化を果たしたが、ツアラー然とした外観から多くの支持を得るには至らなかった。そこで、流行のレーサーレプリカスタイルを含め、大幅な手直しを受けて’88年1月に投入されたのがRRだ。
35度前傾のエンジンをはじめ、カムシャフトを歯車で駆動することで高回転&高出力を実現する最新のカムギアトレーンは400Rから継続。さらにシリンダーヘッドを新設計とし、新型のキャブや軽量なアルミ製マフラーを組み合わせ、吸排気効率を高めた。これによって低中速域でのレスポンスが増強され、2ストを思わせる俊敏な吹け上がりを実現。本来の高回転パワーと合わせ、圧倒的な動力性能を示した。
目の字断面構造のアルミ製ツインチューブフレームも前作同様だが、よりスリム化が図られ、トライアームと呼ばれるボックス型スイングアームや前後ラジアルタイヤも備えた。
サーキットでも活躍し、デビュー年の’88年にいきなり鈴鹿4耐を制覇。’90年型では低重心設計のLCGフレームと湾曲型のガルアームに一新。ダイレクトエアインテークや前後17インチも採用し、扱いやすさを増した。その後、レプリカとしては珍しく、’00年まで販売されるロングセラーとなった。
【’88 HONDA CBR400RR】■水冷4スト並列4気筒 DOHC4バルブ 399cc 59ps/10000rpm 4.0kg-m/9500rpm ■162kg ■タイヤサイズF=120/60R17 R=150/60R18 ●当時価格:69万9000円
【LCGフレーム】エンジンを包み、S字に湾曲するRR独自のLCGフレーム。重心を低くし、マスの集中化を促進する。低シート高も実現。※写真は’90年モデル
「DIRECT TUNE」を謳うカタログ。複雑精緻なカムギアトレーンの利点もアピールする。
’86 CBR400R:おとなしすぎたかフルカバードエアロ
【’86 HONDA CBR400R】ホンダ400初の水冷直4に、またも初のカムギアトレーンを採用。空力に優れたボディを採用した。同社は既にレプリカのVFRを投入。直4はスポーツツアラー路線を歩む方針だった。■水冷4スト並列4気筒 399cc 59ps/12500rpm 3.8kg-m/10000rpm ■165kg ●当時価格:66万9000円
ホンダ CBR400RRの系譜
’88 ホンダ CBR400RR:鮮烈デビュー
【’90 HONDA CBR400RR】レプリカスタイルと直線的なアルミフレームで登場。直押し式カムも採用。
’90 ホンダ CBR400RR:フルチェンLCG
【’90 HONDA CBR400RR】LCGフレームとガルアームに加え、吸排気系を刷新。より間口の広いマシンに。
’93 ホンダ CBR400RR:53psに
【’93 HONDA CBR400RR】自主規制で53ps化。Fフォークを改良し、カウルにFireBladeの名をあしらった。
’89 ホンダ CB-1:強心臓のNK誕生
【’89 HONDA CBR400RR】RRの水冷直4をスチールパイプフレームに積むネイキッド。NKブーム黎明期に投入された。■水冷4スト並列4気筒 399cc 57ps/11500rpm 4.0kg-m/9500rpm 168kg ●価格:64万6000円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事([連載]青春名車オールスターズ)
ナナハン並みの極太リヤタイヤに見惚れた〈カワサキ GPZ400R〉 レーサーレプリカブーム真っ只中の1985年。技術の進化に伴い、各社はレースで培ったテクノロジーをフィードバックさせたモデルを多く打ち[…]
ヤマハXJ400:45馬力を快適サスペンションが支える カワサキのFXで火ぶたが切られた400cc4気筒ウォーズに、2番目に参入したのはヤマハだった。FXに遅れること約1年、1980年6月に発売された[…]
ヤマハFZR400:極太アルミフレームがレーサーの趣 ライバルがアルミフレームで先鋭化する中、ついにヤマハもFZの発展進化形をリリースする。 1986年5月に発売されたFZRは、前年に発売されたFZ7[…]
スズキ バンディット400:GSX-Rのエンジン流用ネイキッド 59psというクラス最強のパワーを持ち、1984年に華々しく登場したGSX-R。 レーシーに設定されたこのマシンの心臓部の実用域を強化し[…]
ヤマハFZ400R:ワークスマシンと同時開発 市販レーサーと同時開発したNS250Rがリリースされた1984年5月。 400クラスにも同様の手法で開発されたマシンが、ヤマハから世に放たれた。 FZ40[…]
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車)
大型バイクと違って400ではカウル装着に人気がいまひとつ! 1979年にデビューしたカワサキZ400FXは、ホンダCB400フォアから久しぶりの4気筒で、しかもDOHCと頂点テクノロジーを搭載していた[…]
インライン4の元祖CB750Fは第3世代で原点追求に徹していた! 1983年12月、ホンダはナナハンでは5年ぶりの直4NewエンジンのCBX750Fをリリースした。 当時のホンダはV4旋風で殴り込みを[…]
400ccでも360°クランクが路面を蹴る力強さで圧倒的! 1982年にVF750SABRE(セイバー)とアメリカン・スタイルのMAGNA(マグナ)でスタートしたV4攻勢。 当時は世界GP頂点が500[…]
アンチレプリカを貫きアルミフレームをスチールでも軽量化! 1985年にリリースしたGPZ400Rは、エンジンが水冷化したDOHC16バルブ4気筒で何と他ではヒットしないフルカバードボディ。 ライバルた[…]
ナナハン復権の号砲! CB750Fは、わずか4年で劇的進化 CB900Fと同時進行で開発された750F。ところが1979年早々から欧州で900F、北米で750Fが発売されたにもかかわらず、なぜか日本で[…]
人気記事ランキング(全体)
高いコスパと「旅」をテーマにした日常着としてのデザイン 『葬送のフリーレン』は、魔王を倒した勇者一行の後日譚を描くファンタジー作品だ。主人公のエルフ・フリーレンが、かつての仲間との約束を果たすため、あ[…]
ガソリン代の悩みから解放される「圧倒的な経済性」 まずビベルトラックで注目したいのが、日々のランニングコストの安さだ。 昨今のガソリン価格高騰は、業務や生活で車を使わざるを得ない人々にとって死活問題。[…]
爆誕! JDミゼット号250アスリート 「ジャパンドラッグ JDミゼット号250 アスリート(以下、JDミゼット号250)」とは、APトライク250をベースに株式会社ジャパンドラッグ(埼玉・川越)が仕[…]
なぜ、これほどまでに売れるのか? ワークマンのリカバリーウェア「MEDiHEAL(メディヒール)」が、異常とも言える売れ行きを見せている。 2025年の秋冬商戦に向けた第1弾は、用意された211万着が[…]
日本に導入される可能性も?! ホンダはタイで、PCX160をベースにクロスオーバー仕立てとした軽二輪スクーター「ADV160」の新型2026年モデルを発表した(インドネシアでは昨秋発表)。新たにスマー[…]
最新の投稿記事(全体)
理想のスタートダッシュを決める「購入サポートキャンペーン」 Hondaでは「Rebel 250 E-Clutch」および「Rebel 250 S Edition E-Clutch」の新車成約者を対象に[…]
街中の視線を独り占めする「愛おしいデザイン」 coffret(コフレ)の最大の特徴は、その名の通り「小箱」のようなコロンとした愛らしいフォルムだ。全長約2.1m、幅約1mというコンパクトさは、見ている[…]
X350の実力を証明した瞬間! こんなに嬉しいことはない。表彰台の真ん中に立つのは「ウィズハーレーレーシング」のエース宮中洋樹さん(RSYライダーズサロン横浜所属)だ。 ボクたち「ウィズハーレーレーシ[…]
「寒さ」を我慢する時代は終わった 冬の寒さは不快なだけではない。身体をこわばらせ、思考力を低下させ、日々のパフォーマンスを著しく下げる要因となる。 2026年2月12日から17日まで開催されているPo[…]
終わらないハンターカブの進化と魅力 2020年の初代モデルの登場以来、CT125ハンターカブの魅力は留まることを知らない。 先日発表された2026年モデルでは、初代で人気を博した「マットフレスコブラウ[…]
- 1
- 2

![ホンダ CBR400RR|[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/106-01-1-768x512.jpg?v=1682326158)
![ホンダ CBR400RR|[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/107-01atari-768x512.jpg?v=1682326423)
![ホンダ CBR400RR|[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/106-02-ab-768x260.jpg?v=1682326490)
![ホンダ CBR400RR|[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/106-02-768x512.jpg?v=1682326427)
![ホンダ CBR400R|[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/106-07-768x512.jpg?v=1682326582)
![ホンダ CBR400RR|[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/106-03-768x512.jpg?v=1682326858)
![ホンダ CBR400RR|[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/106-04-768x512.jpg?v=1682326862)
![ホンダ CBR400RR|[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/106-05-768x512.jpg?v=1682326864)
![ホンダ CB-1|[’88-]ホンダ CBR400RR:鈴鹿4耐制覇のロングセラーレプリカ【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/04/106-06-768x512.jpg?v=1682326868)






























