スズキは、3月~4月に大阪、東京、名古屋の3か所で開催されるモーターサイクルショーへの出展概要を発表した。出展テーマ―は「踏み出そう ~鼓動たかめて~」。参考出品車としては「Vストローム800DE」「GSX-8S」「VストロームSX」「バーグマンストリート125EX」の名が挙げられている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキモーターサイクルショー2023特設サイト
待望のバーグマンストリート125EX!
スズキが各モーターサイクルショーへの出展概要を発表した。参考出品車として「Vストローム800DE」「GSX-8S」「VストロームSX」「バーグマンストリート125EX」の名が挙げられているが、中でも注目したいのはバーグマンストリート125EXだ。なぜなら、4車の中で国内発売をうかがわせる動きはこれが初といっていいからだ。
欧州ほかでは2022年秋にアドレス125、アヴェニス125とともに発表されたバーグマンストリート125EXだが、今のところ国内で正式発表→発売されているのはアドレス125&アヴェニス125のみ。バーグマンストリート125EXに関しては国内発売なし/ありと情報が錯そうした時期もあり、のちにどうやら国内もありそうだという情報は得たものの、国内のショーなどで実車が拝めるのはこれが初である。
当然、気が早い我々ヤンマシとしてはここに注目し、「おっ、もうすぐ国内発売の気配?!」と騒ぎ立てずにはいられない。
バーグマンストリート125EXは、アドレス125&アヴェニス125とともにインドで販売されているものをグローバルモデル化したもの。仕向け地に合わせた保安部品の調整やメーター表示内容の変更、リヤキャリアのサイズ変更などが実施されている。
原付二種クラスのラグジュアリースクーターという位置づけで、SEP-α(Suzuki Eco Performance Alpha)エンジンを搭載し、欧州仕様ではエンジンオートストップ機能、静粛なエンジン始動を可能にするサイレントスタートシステムを採用するほか、ローラーロッカーアームによる低フリクションやFI搭載により、空冷ながらユーロ5エミッションに適合することが明らかになっている。
同じく欧州仕様では、ヘッドライトとテールランプはLEDとし、エレガントなスタイルを演出。前後キャストホイールにはダンロップD307を装着し、ブレーキはコンビネーションタイプを採用する。フラットなフロアボードや容量21.5Lのシート下スペース、USBアウトプットなど使い勝手も充実。
国内仕様が同一のスペックとは限らないが、おおむね同様のものが発表されるのではないだろうか。
すでに国内導入を明言している3機種
このほか、昨年のVストロームミーティングではVストロームSX(250)、Vストローム800DEの国内導入が予告されており、同様にGSX-8Sの国内導入も「2023年2月より欧州・北米を中心に全世界で順次発売」とされていることから既定路線と見ていいだろう。
最初にお目見えするのは、3月17日に開幕する大阪モーターサイクルショーだ!
このほか市販車の展示予定車両は以下の通り。
Hayabusa
GSX-S1000GT
GSX-S1000
KATANA
SV650 ABS
ジクサーSF250
GSX250R
GSX-R125 ABS
V-STROM 1050DE
V-Strom 250
アドレス125
アヴェニス125
さらに、モーターサイクルショー終了後は、多くの人が利用する駅近くで新型モデルを展示する「スズキモーターサイクルコレクション2023」を広島市、仙台市、福岡市、高松市(開催予定順)の4会場で開催する予定。お近くの方はそちらもお楽しみに!
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