
キジマの電動ポンプJP01が、装いも新たに「JP02」として新登場。基本的なデザインや機能はそのままに、ボディをブラックからブルーとし、オプションだったパーツ2点を同梱したのがポイントだ。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:山内潤也 ●外部リンク:キジマ
[◯] 従来より638円お得。黒→ブルーは大正解だ
レッドドットデザイン賞を受賞するなど、タッチパネル採用による突起のないボディが特徴的なキジマのスマートエアポンプ。1年ほど前にテストしているが、その改良版が早くも登場したので紹介しよう。
【キジマ スマートエアポンプJP02】●充電時間:2~3時間 ●充電環境:0~60℃ ●本体重量:428g ●最大圧力:150psi ●充電ポート:USB type-C ●サイズ:155×63×39mm ●価格:9240円
外観や機能については特に変更はないが、ボディはコーポレートカラーのブルーとなった。先代はブラックだったため、薄暗くなると見失うことがあっただけに、これはうれしい改良と言えよう。そして、従来はオプションだったパーツが2点同梱されており、従来品にこれらを買い足すよりも638円お得なのだ。
使い方は一般的な電動エアポンプと共通で、任意の空気圧を設定したら、あとは中央のボタンをタップするだけ。コンプレッサーなので音量はそれなりにあるが、設定値に達すると自動的に停止するので、バイクから離れていても大丈夫。表示される空気圧は、多少の個体差はあるだろうが、少なくともテストした製品については、高精度エアゲージとほぼ同じ値を示した。十分に実用的であり、コンパクトなボディゆえツーリングで携行すると安心だろう。
これがJP02のセット内容で、ロングエアホース30cmとエアバルブアダプター(90度)が追加されたのがポイント。米/英/仏式バルブに対応するほか、浮き輪用ノズルやボールニードルも同梱するので広範囲に使えるのだ。
エアホースは本体に収納されている。これを引き抜くと電源がオンになり、操作せずに放置すると3分で自動オフに。本体に物理ボタンはなく、操作はスクリーンタッチボタンにて行う。なお、上面には暗所での作業を補助するLEDライトあり。
Mアイコンをタップするたびにバイク→自転車→ボール→カスタマイズ→自動車と充填モードが切り替わる仕組みだ。JP02はデフォルトがバイクからとなったのがうれしい。
米式バルブに対応する90度のL型アダプターを同梱。小径ホイール車には必要不可欠なアイテムで、単品だと858円だ。
[△] コンパクトボディゆえ、充填時間はやや長めか
過去にテストした電動エアポンプと充填時間を比較したところ、やや長めというデータが。これは1分間あたりの吐出量に左右され、ボディが小さいほど不利に。その分、軽量コンパクトなのでバイク向きだ。
[こんな人におすすめ] 空気圧確認の習慣のためにもこれはアリだ
つい最近、電動エアポンプを入手した。これまで自転車用のポンプでシコシコ入れていたので、圧倒的に楽になった。面倒だからという理由だけで空気圧チェックを怠っていた人ほど使ってほしいアイテムであり、ぜひお試しあれ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
単気筒1ボディと4連キャブでは洗浄段取りに違いあり。 超音波洗浄が可能なら、完璧に近い仕上がりに!! いつかそのうち乗るつもり…という「いつか」が数ヶ月から数年になり、もうダメか…となるのが長期放置車[…]
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
ギボシ端子取り付けのポイントをおさらい バイクいじりのレベルやセンスは、その人が手がけた作業の跡を見れば一目瞭然。電気工作なら配線同士をつなぎ合わせる際、芯線をねじってビニールテープでグルグル巻きにし[…]
販売終了が続く絶版車用純正部品を信頼のMADE IN JAPANで復刻 長期間不動状態だったバイクを再始動する際、キャブレターやガソリンタンクの状態もさることながら、クラッチの張り付きも懸念事項のひと[…]
フレキシブルプラグソケット:スリムな外径で汎用性をアップした、ユニバーサルジョイント一体ソケット 最初は指でねじ込んで、ネジ山が噛み合ってからプラグソケットを使うのが理想だが、雌ネジがプラグ穴のはるか[…]
最新の関連記事(キジマ)
モーターサイクルショーなどに展示され、注目を集めたカスタム ナイトスターをよりスタイリッシュにしつつ、機能的なパーツをふんだんに盛り込んだのが、ハーレーダビッドソンのリプレイスパーツで実績と信頼のある[…]
車種別専用パーツのラインナップも豊富なキジマ バイクメーカーが開発するニューモデルは、ビギナーからベテランに至る幅広いニーズに応えるべく仕様を決定しているが、それでもすべてのライダーの希望を叶えられる[…]
ヘルメット自体が鳴る! 後付けスピーカーがキジマ扱いに これまでヘルメットにスピーカーを仕込むときは、内装を外してうまく位置を合わせたり配線処理も行わなければならないなど、何かと大変だった。しかも、フ[…]
多彩なアダプターによる高い汎用性と車載できるコンパクトさが魅力 買い物用の原付スクーターでもサーキットを走行するレーサーでも、タイヤの空気圧管理は重要。空気圧は徐々に低下するため、気がついたら標準値よ[…]
使用目的に合わせて作られた、大小さまざまな容量別のシートバッグ〈PLOT〉 ハーレーダビッドソンX350『WITH HARLEY』号担当のミヤシは、キャンプツーリングが大好きだ。愛車のスポーツスターや[…]
人気記事ランキング(全体)
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
カスタムスピリットから生まれた英国ブランド まずMUTT Motorcyclesというブランドについておさらいしておこう。2016年、英国バーミンガムでカスタムビルダーのWill RiggとBenny[…]
“思い出の1台”に乗りたい バイクメーカーがニューモデルを開発する際は、ユーザーがそれを受容できるか、あるいは新たなマーケットを作り出せるかが重要。レーサーレプリカもネイキッドも、それがウケると分かっ[…]
日本の免許制度を考慮してナナハン4気筒と同時開発 GS750の弟分。世間にはそういう見方をする人がいるけれど、’76年から発売が始まったGS400を弟分と呼ぶのは、少々語弊があるのかもしれない。なんと[…]
随所に専用部品を投入したZシリーズ初のR仕様 Z1000の派生/上級機種として’78年に登場したZ1‐Rは、評価がなかなか難しいモデルである。まず当時の流行だったカフェレーサーの手法を取り入れながら、[…]
最新の投稿記事(全体)
コンパクトで使いやすいワイヤーロック ヘンリービギンズの「デイトナ ワイヤーロック DLK120」は、質量約90gの軽量設計で、ツーリング時の携行に適したポータブルロックです。ダイヤルロック式のため鍵[…]
随所に専用部品を投入したZシリーズ初のR仕様 Z1000の派生/上級機種として’78年に登場したZ1‐Rは、評価がなかなか難しいモデルである。まず当時の流行だったカフェレーサーの手法を取り入れながら、[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
“思い出の1台”に乗りたい バイクメーカーがニューモデルを開発する際は、ユーザーがそれを受容できるか、あるいは新たなマーケットを作り出せるかが重要。レーサーレプリカもネイキッドも、それがウケると分かっ[…]
用品から観光までバイクライフが広がる一日 「茶ミーティング」の最大の魅力は、その出展ブースの多様性にある。国内外のオートバイメーカーや用品メーカー、卸商といった我々ライダーにはお馴染みの企業が多数参加[…]
- 1
- 2