カワサキは、2022年8月に「ZX400SP」および「ZX400PP」の車両識別番号をアメリカ道路交通安全局に提出。これが399ccの4気筒エンジンを搭載していることは明らかだったが、年末の12月21日にこの「ZX400SP」が認定されたことが明らかになった。
●文:ヤングマシン編集部 ●CG制作:SRD
2気筒ニンジャ400よりもクリーンな4気筒ZX-4R!
これはZX-4RとZX-4RRなのか?! アメリカ・カリフォルニアで認定された車両識別番号「ZX400SP」は、昨年8月に提出された「ZX400SP」「ZX400PP」のうちのひとつ。すでに399ccの新開発エンジンを搭載することが明らかになっている。
では、このZX400とは何者なのか。
カワサキはニンジャ系のうちZXシリーズには同名の車両識別番号を用いることで知られている。ZX-6RはZX636、ZX-10RはZX1002、ZX-14RはZX1400とされ、さらにアジア圏におけるZX-25RはZX250である。これにならえば、ZX400がニンジャZX-4Rを表すのは明らかだ。
折しも2023年2月1日にカワサキUSAではなんらかのニューモデルを発表すると予告しており、カウントダウンも始まっている。ベールで覆われた4車が先行公開され、このうちバイクは2車。それらのバイクはフルカウルスポーツ×2車としか思えないシルエットだ。
当WEBでは、このカウントダウンが開始された際に「ニンジャZX-4R」および「ニンジャZX-4RR(あるいはSE)」ではないかと推理したわけだが、ZX400SPおよびZX400PP(今回のCARBリストにPPの名はないのだが……)が申請されていることを思えば、かなり確度は高いはず。
とはいえZX400SP、つまりZX-4R(RR?)のみが発表され、もう1車のフルカウルモデルは別の車種という可能性もある。北米における2023年モデルとしてはニンジャH2 SX SEも発表を控えている模様なので、ZX-4RとH2SX SEという可能性もあるのだ。
このほか、ZX-4Rが北米のみならずグローバル展開されるであろう根拠もあった。CARBの表によれば、ニンジャ400/Z400の2気筒エンジンよりもクリーンな排出ガスを実現しているようなのだ。具体的には、2気筒勢は0.3g/kmのハイドロカーボンと4g/kmの一酸化炭素を排出するのに対し、ZX-4Rの4気筒エンジンは0.1g/kmのハイドロカーボンと0.4g/kmの一酸化炭素だという。となれば、ユーロ5やそれに相当する日本の令和2年排出ガス規制に適合するのも容易だろう。
答え合わせは2023年2月1日だ!
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