![Z1の継承 ローソンレプリカ登場前夜:[’81-]カワサキ Z1000[J]【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/09/022-01.jpg?v=1663321020)
CB750フォアを尖兵に、ホンダ/ヤマハ/スズキ/カワサキの日本4大メーカーが世界の頂点に君臨する時代が幕を開ける。大排気量空冷マルチエンジンを搭載した公道の王者たち、その有志をご覧いただこう。本記事では、’70年代を通じて隆盛を誇ったZ1の後継、カワサキ Z1000[J]を取り上げる。※本記事はヤングマシン特別号 青春単車大図鑑からの転載です。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 チャンピオンを生んだ野心作 “J”【カワサキ Z1000[J]】
- 2 カワサキ Z1000[J]の系譜
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チャンピオンを生んだ野心作 “J”【カワサキ Z1000[J]】
ロングセールスを誇ったZ1系の心臓部とフレームも、さすがに’80年代になると抜本的な改良が求められた。カワサキでは世界耐久選手権に向けてワークス活動をスタートさせたが、クランクなどに限界があり、すべてを一新することになったのだ。
そのため、完成の域にあったZ1エンジンを基本に各部を近代化。レース規定に合わせて排気量を1010cc→998ccとし、クランク重量を16.7kgから14.2kgへ軽量化したほか、カムやピストンの変更、φ34mmBSキャブの採用でマークIIと比較して9psのパワーアップに成功する。キックを廃して軽量化も図った。車体はFフォークをφ36→38mmに肉薄大径化、パイプの見直しなどを行いでマークIIから15kgも車重が軽くなった。こうして高出力と軽量を得たZ1000Jは、あの”ローソンレプリカ”に繋がっていく。
【’81 KAWASAKI Z1000[J]】■空冷4スト並列4気筒 DOHC2バルブ 998cc 102ps/8500rpm 9.3kg-m/7000rpm 230kg(乾) ■タイヤF=3.25-19 R=4.25-18 ※輸出モデル
【世界でたった30台だけ製作された市販レーサー“S1”】’80年からUSカワサキに日本スタッフが渡米、ロブ・マジー&チーム・カワサキがE・ローソンと共に活躍する。AMAスーパーバイク、世界耐久選手権、鈴鹿8耐用など並行して開発が進む。当時の広告に載ったスーパーバイク向けの市販レーサー=KZ1000-S1(’82年)は生産台数がわずか30台と言われる。
カワサキ Z1000[J]の系譜
【’81 KAWASAKI KZ1000[J1]】北米向けは車名にKが付く。燃料タンクはティアドロップで、容量は欧州向けの角型燃料タンクと同じ21.4L。前寄りのステップ、長いフロントフォークは北米専用。
【’82 KAWASAKI Z1000[J2]】J2は色変更が主だが、車体番号は007901から始まる。J1の車体色=赤/銀/青の3色から、J2は色調の異なる青/黒/銀/エボニーの4色となった。
【’83 KAWASAKI Z1000[J3]】メーターを分割式から、ワンピース構造のGPタイプに変更。フレーム番号は017501からで、カナダと欧州向けのみ生産する。丸型タンクは消滅。
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