オーナーのこだわりが詰まったフォーティーエイトカスタム×2台〈ハーレーカスタムトレンドニュース〉

オーナーのこだわりが詰まったフォーティーエイトカスタム×2台〈ハーレーカスタムトレンドニュース〉

ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。ここではハーレー専門誌『ウィズハーレー』が、多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回は、フォーティーエイトでカスタムライフを満喫するユーザーの愛車を掲載する。


●文/写真:ウィズハーレー編集部

アレンネスのカスタムパーツで統一感を意識〈2020 XL1200Xフォーティーエイト〉

「フォーティーエイトを選んだ理由は、純粋に僕のどストライクで、ひと目惚れだったからですかね」オーナーのぽんさんはそう教えてくれた。このスタイルが何よりも好きなのだ。

カスタムはアレンネスでの統一感が意識されている。エアクリーナーをはじめ、グリップ/前後ステップ/シフターペグ/ダービーカバー/タイマーカバー/オイルフィルター/タンクキャップ…。ラインナップされているひと通りのパーツがココにあるのではないだろうか。

アクスルナットカバー/リアブレーキペダルカバー/インスペクションカバー/シート固定ボルトは残念ながらアレンネス製がなく、ベベルド(Beveled)シリーズ同様の見た目のものが使用された。アレンネスの熱烈ファンが生み出したカスタムの好例だ。

ロッカーカバーは純正ブラックに変更。チンスポイラーはメーカー不明、タンク2インチリフトアップやナンバーサイドマウントもキジマ製のキットを用いた。イグニッションコイル移設はDKカスタムのキットによるもの。

オーナーのぽんさんはYouTubeチャンネル『きのこぽんず』で動画配信中。カスタムはアレンネスのパーツにとことんこだわった。高い性能と個性あるデザインのプロダクトで多くのハーレーユーザーを魅了してやまない。とはいえ、アレンネスからのリリースがないものは、他ブランドのものが用いられている。

ドラッグバーとスリムレバーはキジマ製で、クラッチはMRCライトクラッチで操作性を軽くした。スマホホルダーはクアッドロック(QuadLock)、メーターはゼロデザインワークス(ZERO DESIGN WORKS)、ミラーはジョーカーマシン(Joker Machine)だ。

フォークカバーおよびブーツ、フロントフェンダーはカルトワーク(CULT WERK)で揃え、ブラックのみのフロントエンドを形成している。

ヘッドライトはメーカー不明のイカリングLED+MCSトリムリングでスタイリッシュに。

前後ウインカーはケラーマン。

タンクにはカッティングシートを貼り付けた。

エアクリーナーはアレンネスのモンスターサッカーディープカット。

マフラーはバンス&ハインズ(Vance&Hines)のショートショットスタッガード。

標準装着のタイヤ=ミシュラン スコーチャー31にホワイトレターでH-Dロゴを際立たせたほか、スイングアームに「Be Free」ステッカーなど、ぽんさんはカスタムを満喫している。

シートはイージーライダース(EASYRIDERS)。

7.9Lと容量が少ないフォーティーエイト、ツーリング時は予備燃料を持っておきたい。携行缶とホルダーはデグナーをチョイス。

スポーツスターらしく走りを意識!〈2014 XL1200Xフォーティーエイト〉

H-Dロゴを消して、オリジナルペイント。オーナーのNさんは、自分の家紋をエンブレムとしてフューエルタンクに描いた。

ロー&ロングが強調されるよう、ビキニカウルは高さを感じさせないフルゲイン製をチョイス。ドラッグバーはライザーなしで装着し、車体がより低く見えるよう配慮している。

フォワードコントロールはライディングポジションが厳しいと、ミッドコントロールにチェンジ。シートはホールド性に優れるラペラにし、カフェレーサースタイルを取り入れた。カウル同様にホワイトストライプが施され、見るからに軽快だ。

そんなスポーティーな車体の中で存在感が強いのが、トランプの2in1チタンマフラー。タンクとエキゾーストパイプのブルーがマッチし、思わず見惚れてしまう。

そんなNさんはバイク歴こそ長いものの、フォーティーエイトに乗り換えるまではさほどツーリングには行かなかったという。お兄様に1200Xフォーティーエイトの存在を教えてもらうとひと目惚れし、すぐに限定解除。月2回程度の週末日帰りツーリングと、平日夜の都内ツーリングだけで年間1万キロ以上を走っている。まさに相棒だ。

人と同じにならないデザインのダービーカバーを探していたところ、インターネットで見つけて即買いしたのがサンダーバイクのオープンマインドブラックスポーツスター。オーナーのNさんは星マークが好きなので、コンバースのワンスターを履いて乗りたいと笑う。ブラックエンジンの中で、スターのバイカラーデザインが目を引く。

カフェレーサースタイルを決定づけているのが、トランプの2in1マフラー。フルチタン製で耐腐食性(耐錆)に優れ、大幅な軽量化に貢献する。サウンドも迫力があって欠点は見当たらない。オーナーのNさんは、カスタム全体の中でもっともお気に入りのパーツだと教えてくれた。

ステップをキジマのキットでミッドコントロールにしていることもあり、シルエット全体からはスポーティなカフェレーサースタイルを感じてならない。

エアクリーナーはアレンネスインバーテッドディープカットで、グリップも同時に揃えた。交換時はノーマルグリップと比べてひと回り太く、握りにくいと感じたが、すぐに慣れてしまった。

タンクキャップはブラックを邪魔したくない気持ちからRSDのビレットアルミニウム製をチョイス。外周部に6つの大きな溝が彫り込まれ、手で回しやすいデザインのビンテージは、センターに大きくRSDロゴがエッチングされている。

フルゲインのビキニカウルとダイアモンドスティッチのラペラ(Le Pera)スタブカフェシートには遊び心でストライプを入れたが、良いアクセントになった。


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