1992年に登場したザンザスは、幾重にも湾曲したアルミフレームZXR400ベースの並列4気筒エンジンを搭載。自主規制値が59ps→53psと変更された後だったため53ps/11500rpmだったが、新世代Zに通じるデザインが最大のトピックだった。登場時代が早すぎたせいか、あまり人気は得られなかったが、この右2本出しマフラーやアグレッシブなヘッドライトのデザインは、2003年に登場したZ1000(左右4本出しマフラーが特徴)の礎になったと見ることもできる。ちなみにヤングマシンでは当時、ザンザス900の名でZ1000の登場をスクープしている。発売当時価格は64万7870円(消費税3%込)だった。
カワサキは、2021年12月16日に『Z』の誕生50周年を祝う特設サイト「Kawasaki Z 50th Anniversary」を公開。ブランドメッセージや誕生時のエピソードに続き、半世紀にわたるZの歴史を振り返るコーナーが用意されている。そこには、Zと名乗ったことのない車種も取り上げられていた。 目次 1 Zの系譜に含まれることはあまりなかったバリオスとザンザス Zの系譜に含まれることはあまり […]

































